田尻和宏
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田尻 和宏(たじり かずひろ、1952年〈昭和27年〉7月7日 - )は、日本の外交官。瀋陽総領事等を経て、2013年(平成25年)7月からパラオ駐箚特命全権大使に任命された。
人物・経歴
[編集]石川県出身。東京都立大学法学部卒業後の1976年(昭和51年)外務省に入省。 外務省では北京、南京で中国語研修を受けたチャイナ・スクールに属し、研修後は1981年から外務省アジア局中国課勤務、1984年から外務省条約局条約課勤務。1986年から在中華人民共和国日本国大使館に勤務し、1990年から在サンフランシスコ日本国総領事館在勤、1991年から在アメリカ合衆国日本国大使館。その後、1995年からアジア局中国課、2001年から在上海日本国総領事館首席領事。重慶出張駐在官事務所長を経て、2005年から在重慶日本国総領事館、2007年からアジア大洋州局中国課地域調整官兼日中交流室室長、2008年からアジア大洋州局中国・モンゴル課地域調整官兼日中交流室室長、2009年から広州総領事、2012年から瀋陽総領事と中国駐在は5度にわたる。 中国課地域調整官在任中の2008年5月に発生した四川大地震では、日本の国際緊急援助隊・医療チーム団長として現地で活動した。帰国後、外務省日中交流室勤務を経て、2009年8月から広州総領事[1]。2012年4月から2013年7月まで瀋陽総領事。2013年(平成25年)8月1日、駐パラオ特命全権大使[2]。
同期
[編集]- 齋木昭隆(13年外務事務次官・12年外務審議官(政務)・11年駐印大使・08年外務省アジア大洋州局長)
- 鶴岡公二(13年内閣官房審議官兼TPP政府対策本部首席交渉官・12年外務審議官(経済)・10年外務省総合外交政策局長)
- 兒玉和夫(13年OECD大使・外務省研修所長・10年国連大使(次席)・08年外務報道官)
- 木寺昌人(12年駐中国大使・内閣官房副長官補)
- 國方俊男(13年北極担当大使・11年駐チェコ大使)
- 小菅淳一(11年駐ヨルダン大使・06年駐アフガニスタン大使)
- 高田稔久(13年沖縄担当大使・駐ケニア兼ソマリア兼エリトリア兼セーシェル兼ブルンジ大使・10年駐ケニア大使)
- 福川正浩(11年駐ペルー大使)
- 篠田研次(12年駐フィンランド大使)
- 高橋邦夫(11年駐ネパール大使・09年駐スリランカ兼モルディブ大使)
- 久枝譲治(11年駐オマーン大使)
- 加茂佳彦(12年駐アラブ首長国連邦大使)
- 西宮伸一(12年中国大使・10年外務審議官(経済))
- 大塚聖一(12年駐レバノン大使)
- 高瀬康夫(12年駐ジャマイカ兼ベリーズ兼バハマ大使・09年駐トンガ大使)
- 渡部和男(12年駐コロンビア大使・11年科学技術協力担当大使・08年駐パラグアイ大使)
- 小泉崇(12年駐ブルガリア大使)
- 東博史(13年駐ポルトガル大使・10年駐モーリタニア大使)
- 長内敬(09年駐ラトビア大使)
- 今井治(13年国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当兼サイバー政策担当兼安保理非常任理事国選挙及び安保理改革(中南米諸国)担当大使・12年国際テロ対策・組織犯罪対策協力兼サイバー政策担当大使・09年駐エクアドル大使)
- 細谷龍平(13年駐マダガスカル大使)
- 山本啓司(12年駐ルーマニア大使・11年査察担当大使・駐カメルーン大使)
- 塚原大貮(12年駐ベナン大使)
- 川上公一(12年外交記録公開担当大使・09年駐レバノン大使)
脚注
[編集]- ^ 四川地震医療チーム団長の田尻和宏氏が広州総領事に”. サーチナ. 2011年4月10日閲覧。 “
- ^ オーストリア大使に竹歳氏 田尻 和宏氏(たじり・かずひろ=パラオ大使)”. 日本経済新聞 NIKKEI.NET (2013年7月30日). 2014年5月4日閲覧。 “
外部リンク
[編集]- 在パラオ特命全権大使よりご挨拶(在パラオ日本国大使館ホームページ)
- 「日本と中国」/(社)日中友好協会「好き、嫌いはあっても、日中両国の発展のためにつき合ってほしい」田尻和宏さん 第12代駐広州日本総領事館総領事(日中友好協会ホームページ内)
- 【追悼四川大地震】寄稿(8)日本救援隊の立場から=田尻和宏(サーチナニュースホームページ内)