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浅側頭動脈前頭枝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
動脈: 浅側頭動脈前頭枝
顔面および頭皮に分布する動脈。図の中央、耳介前面を上行する動脈が浅側頭動脈、頂で左右に分岐する2本のうち、図の右側(前頭部)に分岐するものが前頭枝、左が浅側頭動脈頭頂枝である。
頭部前面の解剖図
英語 Frontal branch of superficial temporal artery
ラテン語 ramus frontalis arteriae temporalis superficialis
グレイの解剖学 書籍中の説明(英語)
起始
静脈
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浅側頭動脈前頭枝(せんそくとうどうみゃくぜんとうし)は、頭頸部動脈の一つ。曲がりくねりながら、前上方の前頭骨へと向かい、同部の筋肉外皮頭蓋骨膜に栄養を供給し、眼窩上動脈前頭動脈と吻合する。

本血管または浅側頭動脈頭頂枝あるいはその両方を中大脳動脈皮質枝の枝に吻合させる手術は、もやもや病[1]脳主管動脈閉塞[2]等、いくつかの疾患に対する治療法として知られる。

参考画像

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脚注

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  1. ^ 小宮山雅樹. “サーバーが見つかりません”. *もやもや病に関する医療情報サイト*. 2010年3月28日閲覧。[リンク切れ]
  2. ^ 加川瑞夫「(シンポジウム 脳卒中の診断と治療の進歩)脳卒中の外科的治療,特に高血圧性脳内出血および脳主幹動脈閉塞について」『東京女子医科大学雑誌』第47巻第2号、東京女子医科大学学会、1977年2月、197-205頁、hdl:10470/3115ISSN 0040-9022NAID 1200023559722023年4月24日閲覧 

関連項目

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この記事にはパブリックドメインであるグレイ解剖学第20版(1918年)559ページ本文が含まれています。