コンテンツにスキップ

新生駅 (北海道)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新生駅
しんせい
Shinsei
野塚 (2.8 km)
(4.9 km) 広尾
所在地 北海道広尾郡広尾町字野塚
北緯42度20分4.6秒 東経143度18分41.2秒 / 北緯42.334611度 東経143.311444度 / 42.334611; 143.311444座標: 北緯42度20分4.6秒 東経143度18分41.2秒 / 北緯42.334611度 東経143.311444度 / 42.334611; 143.311444
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 広尾線
キロ程 79.1 km(帯広起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1960年昭和35年)4月15日[1]
廃止年月日 1987年昭和62年)2月2日[1]
備考 広尾線廃線に伴い廃駅
テンプレートを表示
1977年の新生駅と周囲約500m範囲。下が広尾方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

新生駅(しんせいえき)は、北海道十勝支庁広尾郡広尾町字野塚にかつて存在した、日本国有鉄道(国鉄)広尾線廃駅)である。事務管理コードは▲111515[2]

歴史

[編集]

駅名の由来

[編集]

開業前年の1959年(昭和34年)に当地にあった「南野塚」「東野塚」の2集落が合併し、新しく生まれた集落であることから「新生」と名付けられたことに由来する[6]

駅構造

[編集]

廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の南東側(広尾方面に向かって左手側)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた[4]

開業時からの無人駅で駅舎は無かったが、ホーム南側の出入口附近に待合所を有した[4]。そのほか、別棟にトイレと自転車置き場を有した[7]

利用状況

[編集]

1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は4人[4]

駅周辺

[編集]

駅跡

[編集]

2011年(平成23年)時点では草むした路肩下に待合所、トイレ、自転車置き場の3棟ともに劣化しながらも残存していた。待合所は出入口の建具は倒壊していたが、中にはベンチも残存していた[8]

隣の駅

[編集]
日本国有鉄道
広尾線
野塚駅 - 新生駅 - 広尾駅

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、891頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、236頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ 「日本国有鉄道公示第173号」『官報』1960年4月13日。
  4. ^ a b c d e 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)140ページより。
  5. ^ 「通報 ●広尾線十勝東和駅及び新生駅の設置について(営業局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1960年4月13日、2面。
  6. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、143頁。ASIN B000J9RBUY 
  7. ^ 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)192ページより。
  8. ^ 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)190-191ページより。

関連項目

[編集]