岸田久吉
岸田 久吉(きしだ きゅうきち、1888年8月25日[1] - 1968年10月4日[1])は、日本の動物学者。
人物
[編集]研究の範囲は哺乳類から節足動物にいたる広範な分野におよび、晩年にいたるまで研究を続けた[1]。
哺乳類については「樺太の哺乳動物相」(鳥獣集報. vol. 17 no. 2: 241-282. 1960年3月)、「千島群島の哺乳動物相」(鳥獣集報. vol. 17 no. 2: 283-306. 1960年3月)などを発表している。哺乳類学者としては、エゾオオカミ・キタキツネ・エゾナキウサギ・ホンシュウジカ等の命名をおこなっている[2]。また、日本人初の哺乳類図説『哺乳動物図解』を刊行した[1]。
農林技官として農業害虫やその駆除に貢献したが、それ以上に岸田の関心は陸上節足動物の中で人の関心を持たれない分野に集中し、クモ目やダニ目、ザトウムシなどの日本における先駆者である。クモに関しては、木村有香(東北大学植物園(現・東北大学学術資源研究公開センター植物園)初代園長)が旧制第七高等学校造士館在学中に採集した、原始的な形態を持ち生きている化石として知られるキムラグモを正式に記載し、木村に献名したことで知られる。
岸田が関係していた学会も多く、日本動物学会、日本生物地理学会、日本哺乳動物学会、日本昆虫学会、応用動物学会、日本応用昆虫学会等の創立発起人あるいは評議員等の役員を兼任していた。また、「Lansania: Journal of Arachnology and Zoology」という雑誌をほとんどひとりで刊行していた[1][3]。「Lansania」には欠落している巻号も複数存在しており[1]、その印刷の有無および2008年までに知られている刊行巻号(付録1)、収蔵館(付録2)、未発行の原稿(付録3)が公表されている[4]。「Lansania」は実際に発行されていない巻号や論文も数多い上に、発行年月日が不正確であるため、分類学上、あるいは文献学上の混乱をもたらした[1]。
家族
[編集]- 長男、享吉(1915年(大正4年)1月 - 1940年(昭和15年)7月)
- 長女、田鶴子(1918年(大正7年)1月 - 1937年(昭和12年)6月)
- 次男、信吉(1921年(大正10年)3月 - )
- 三男、有吉(1925年(大正14年)4月 - )
- 四男、岸田正吉(きしだ せいきち)(1931年(昭和6年)1月 -2002年(平成14年)2月3日)、日本女子体育大学名誉教授
年譜
[編集]主として安田雅俊(2005-2009)の年表「台湾モグラ考: 岸田は何をみたのか」[5]年譜を骨格にして加筆・編集した
- 1888年(明治21年)8月25日:京都府舞鶴(旧加佐郡舞鶴町、ただし舞鶴町の誕生は1889年(明治22年)4月1日)に生まれる(Ono, 2005[6])
- 1908年(明治41年):
- 1913年(大正2年):検定試験によって中等教員博物の免許を取得[1]
- 1914年(大正4年):秋田県大館中学校教諭[1](1918年(大正7年)まで[1])
- 1915年(大正4年)11月:長男(享吉)誕生
- 1918年(大正7年)1月:
- 長女(田鶴子)誕生
- 中学校教諭退職
- 1920年(大正9年)
- 1921年(大正10年):
- 1922年(大正11年):
- 1923年(大正12年):
- 1924年(大正13年)12月:大正13年度末の日本動物学会評議員会の席で、1923年(大正12年)末に編集委員となった平岩馨邦が辞職を申し出たが入れられず、かわりに岸田久吉が勇退することになった。
- 1925年(大正14年)
- 4月1日:農商務省の廃止と農林省の発足。
- 4月:三男(有吉)誕生。
- 1929年(昭和4年)9月16日Lansania:1巻1号を発刊(蘭山会)する。
- 1931年(昭和6年)1月:四男(岸田正吉)誕生
- 1932年(昭和7年)11月15日この頃の所属は「東京市西ヶ原農事試驗場鳥獸調査室」[12]
- 1935年(昭和10年):この頃、農林省鳥獣調査室が西ヶ原の農事試験場の1室から目黒の林業試験場に移転したため、岸田は目黒に出勤することが多くなった。
- 1937年(昭和12年)6月:長女(田鶴子)敗血症で死去。
- 1940年(昭和15年)7月:長男(享吉)結核で死去。
- 1948年(昭和23年):農林省林野局林政部猟政調査室勤務[1]。
- 1949年(昭和24年):林野庁の発足に伴い林野庁指導部猟政調査課勤務[1]。
- 1950年(昭和25年):林野庁林野局(農林技官)[1]。
- 1953年(昭和28年):林野庁林野局猟政調査課。
- 1959年(昭和34年)林業試験場保護部併任[1]。
- 1960年(昭和35年):
- 1961年(昭和36年)9月:理学博士(広島大学広島文理科大学)「The Osteology of the Kamasisi, Capricornulus crispus (カマシシの骨学的研究)」[1]
- 1962年3月:広島大学広島文理科大学廃止。
- 1962年(昭和37年):農学博士(東京農業大学)「日本産ウサギ科の比較骨学」[1][13]
- 1967年(昭和42年)11月:脳軟化症のため療養[14]
- 1968年(昭和43年)
業績と人となり
[編集]岸田は日本におけるクモ学の開祖である。内田監修(1966)では、蛛形綱の研究史の項の日本に関する部分で岸上鎌吉に触れたあと、岸田について「はじめは真正蜘蛛類に手をつけ、しだいに他の目にも及んで、蛛形綱の分類学的知識を普及させるのに貢献」したとある(p.25)。さらにサソリ目の項では彼のキョクトウサソリに関する研究を「特筆すべき」と述べ(p.47)、ダニ目では真っ先に岸田の名があがり、特に彼の影響によって内田亨などの専門的研究者が出たことを強調している(p.141)。なお、カニムシ目とザトウムシ目については研究史の項は無いが、少なくともザトウムシ目ではいくつかの学名を岸田が付けている。
八木沼は、日本のクモ学の発展について記した文中で「1930年頃までは岸田久吉の一人舞台」と書いている[15]。1930年に日本で最初のクモ類図鑑とも言うべき湯原清次の『蜘蛛の研究』が出版されたが、掲載されたクモの同定は岸田によるものであった。ザトウムシ目についても5種があげられ、いずれも岸田の名による学名が付されているが、現在生きているものはないようである。
ダニ目においても、ササラダニ類の専門家でこの分野の開拓者でもある青木淳一は、岸田を「日本で最初にダニ類をされた方」と述べ、ササラダニについてもいくつかの新種を発表していたと記している[16]。実際に青木が研究を開始したとき、それ以前に知られていたのは岸田の記録した7種のみであった。少脚目では、岸田は日本で最初の種を記載した。
ところが、岸田の仕事には大きな瑕疵がある。彼が記載した動物の主なものは下に挙げた通りながら、彼が学名を与えたものは他にも多い。ただ、その多くが現在は生きていない。これは学問が先人の作業を見直して進むことを思えば、不思議なことではない。しかし岸田の場合、より大きな問題として、正式な記載を怠ったり記載そのものがいい加減である例が多い。
例えば上記の通り、湯原の著書の蜘蛛の同定は岸田によって行われている。そこでは命名者をKishidaとした学名が数多く挙げられているが、そのうち多くのものに原記載がない。湯原は新種記載を行う意図はなかったので、当然、岸田が正式な記載をすることを前提に出版されている。それにも関わらず、正式な記載がないため、その学名は無効であるか、あるいは湯原自身が記載したと見なさざるを得ない。タイプ標本の指定もないため、それが正式にどの種であるか、あるいは間違いであるかなどの判断ができなくなっている[17]。
しかも、岸田の仕事は他のものについても似た例が多い。エダヒゲムシ類の場合、彼が記載したものはその記述が曖昧で、属と種の特徴をはっきり示せていないだけでなく、種そのものの特徴をしっかり書けていないうえ、タイプ標本も残っていないため、後にそれがどの種であるかの判断ができない。それくらいなら、記載しないでくれたほうが良かったとの声すらある[18]。
その上でも、岸田の人物評は悪くない。八木沼も青木も、岸田との関わりについて、常に先輩としてきわめて親切で、後進の指導に熱心で心配りの行き届いた人であったように語っている。岸田はクモ学研究の道を切り開いた偉大なパイオニアであり、その苦労も並大抵のものではなかった[18]。
岸田の人生そのものも紆余曲折が多く、その経過において様々な資格を苦労して獲得していった。うわさでは習字の先生の資格も持っていたとも[19]。
記載した属と種
[編集]彼が記載した生物はきわめて多岐にわたる。特にクモ類では数が多く、代表的なもののみをあげる。
- 哺乳類(正確には亜種である)
- クモ目
- キシノウエトタテグモ・コマツエンマグモ・トウキョウウズグモ・ホウシグモ・コケオニグモ・イシサワオニグモ・ヒトエグモ・ヒゲナガハシリグモ・ウラシマグモ・イヨグモ
- ダニ目
- Tetranychus kanzawai Kishida (カンザワハダニ)
- ウチダマミズダニ
- 昆虫
- Aphanostigma jakusuiense Kishida (キナコアブラムシ)
- エダヒゲムシ類(少脚類)
- ニワヤスデモドキ
- ウミグモ類
- ヨロイウミグモ
- シタムシ類
- カエルシタムシ
献名された属と種(クモ類)
[編集]- Kishidaia Yaginuma, 1960:ブチワシグモ属
- Patu kishidai Shinkai, 2009:ユアギグモ
他に、東京蜘蛛談話会の会誌の名がKISHIDAIAである。これは、彼の業績をたたえる意味と同時に、発刊当初に彼の蔵書目録を記録する目的があったためである。
著書
[編集]- 岸田久吉『進化論講義』勞働者教育協會出版部、19--。 NCID BB00375536。
- (農商務省農務局、農商務省)、岸田久吉『哺乳動物圖解』日本鳥學會、1924年。 NCID BN01438545。
- 岸田久吉『朝鮮半島産の狐 = Description of a new fox from Corean Peninsula』岸田久吉、1924年。 NCID BA50802176。
- 岸田久吉、矢部吉禎、浅間神社(富士宮市)『富士の動物. 富士の植物』古今書院 富士の研究 6、1928年。 NCID BN07398352。
- 岸田久吉『哺乳類』岩波書店 岩波講座生物學. 動物學、1933年。 NCID BN15579126。
- 岸田久吉『蜘蛛の生活』アルス アルス科學寫眞叢書、1933年。 NCID BA39511216。
- 岸田久吉『動物の分布』地人書館 綜合理科教育講座 第4囘、1935年。 NCID BA71788073。
- 福井玉夫、岸田久吉『鳥類 ; 昆虫類 . 動物の分類及系統』地人書館 綜合理科教育講座 第11囘、1935年。 NCID BA71829895。
- 岸田久吉『脊椎動物』建文館 生物学実験法講座 第1巻 . 動物分類學研究法、1937年。 NCID BA34577013。
- 第一次滿蒙學術調査研究團、岸田久吉、中村倭『熱河省産昆蟲類』第一次滿蒙學術調査研究團 第一次滿蒙學術調査研究團報告 第5部第1區、1939年。 NCID BA30087351。
- 第一次滿蒙學術調査研究團、岸田久吉『熱河省産蜘蛛類』第一次滿蒙學術調査研究團 第一次滿蒙學術調査研究團報告 第5部第1區、1939年。 NCID BA30085403。
- 第一次滿蒙學術調査研究團、岸田久吉、中村倭『熱河省産蜘蛛類 . 熱河省産昆蟲類 : 4,9』第一次滿蒙學術調査研究團 第一次滿蒙學術調査研究團報告 第5部第1區、1939年。 NCID BA38416457。
- 江崎悌三、岸田久吉『動物分類學研究法 : 無脊椎動物 . 動物分類學研究法 : 脊椎動物』建文館 生物学実験法講座 B . 動物學關係 ; 第2巻、1939年。 NCID BA30254646。
- 江崎悌三、岸田久吉、岡田弥一郎『動物分類學研究法 : 無脊椎動物 . 動物分類學研究法 : 脊椎動物 . 動物學標本採集・制作・整理法』建文館 生物学実験法講座 B . 動物學關係 ; 第2巻、1940年。 NCID BN09287603。
- 岸田久吉、矢部吉禎、浅間神社(富士宮市)『富士の動物. 富士の植物 [複製版]』名著出版 富士の研究 / 浅間神社社務所編 6、1973年。 NCID BN02912561。
- 江崎梯三、岸田久吉、福井玉夫 ; 阿部余四男『動物分類学研究法 : 無脊椎動物 . 動物分類学研究法 : 脊椎動物. 動物解剖学実験法 : 無脊椎動物 . 動物解剖学実験法 : 脊椎動物』建文館 生物学実験法講座 6、[出版年不明]。 NCID BA73088276。
論文
[編集]- 国立情報学研究所収録論文 国立情報学研究所
- 1912年
- 岸田久吉 (1912-03-25). “蜘蛛の單爲生殖研究略史”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 24 (281): 182-183. ISSN 00445118. NAID 110003357838.
- 1917年(大正6年)
- 岸田久吉 (1917-11-15). “蠶に寄生するシラミダニ”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 29 (349): 377-379. ISSN 00445118. NAID 110004661897.
- 1920年(大正9年)
- 岸田久吉 (1920-03-10). “ニキビノムシ科の起原及類縁”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 32 (376): 63-64. ISSN 00445118. NAID 110004663311.
- 岸田久吉 (1920-08-31). “日本産の蜘蛛化石”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 32 (382): 261. ISSN 00445118. NAID 110003358688.
- 岸田久吉 (1920-11-30). “トタテクモ科の新屬新種ワタセグモに就て(第三圖版)”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 32 (384): 299-307. ISSN 00445118. NAID 110003358693.
- 岸田久吉 (1920-11-30). “ミアナダニ及其の驅除の方法”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 32 (384 318-321). ISSN 00445118. NAID 110003358695.
- 岸田久吉 (1920-12-30). “原的の蜘蛛日本にも産する事”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 32 (385): 360-363. ISSN 00445118. NAID 110004663334.
- 1921年(大正10年)
- 岸田久吉 (1921-03-31). “ヤスデと昆蟲の起原”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 33 (387): 38-39. ISSN 00445118. NAID 110003358720.
- 岸田久吉 (1921-04-20). “トタテグモ類の住居(一)”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 33 (388): 60-67. ISSN 00445118. NAID 110003358726.
- 岸田久吉 (1921-04-31). “人類及動物の疥癬”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 33 (389): 89-93. ISSN 00445118. NAID 110004662607.
- 岸田久吉 (1921-05-31). “トタテグモ類の住居(二)”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 33 (390): 109-118. ISSN 00445118. NAID 110004662584.
- 岸田久吉 (1921-05-31). “レースサルの肺に居たダニ”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 33 (390): 132. ISSN 00445118. NAID 110004662595.
- 岸田久吉 (1921-07-31). “面白い淡水産ダニの一新種ウチダマミヅダニに就て : 第三圖版附”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 33 (393): 210-214. ISSN 00445118. NAID 110003358757.
- 岸田久吉 (1921-07-31). “猿の肺に寄生するダニの種類”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 33 (393): 224-225. ISSN 00445118. NAID 110003358761.
- 岸田久吉 (1921-07-31). “ミアナダニの唾腺及腸に於ける反凝固素の存在”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 33 (393): 225-226. ISSN 00445118. NAID 110003358762.
- 岸田久吉 (921-09-16). “ダニ類の標品製作法”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 33 (394): 259-262. ISSN 00445118. NAID 110003358776.
- 岸田久吉 (1921-12-15). “人尿と共に排出させられたダニに就て”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 33 (398): 438-443. ISSN 00445118. NAID 110003358779.
- 1922年(大正11年)
- 岸田久吉 (1922-04-17). “日本に産する動物研究の新文献”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (400): 91-93. ISSN 00445118. NAID 110003358809.
- 岸田久吉 (1922-06-24). “日本産動物研究の紹介”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (402): 550-552. ISSN 00445118. NAID 110003358826.
- 岸田久吉 (1922-06-24). “ブンブクチャガマ一種の幼期骨格”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (402): 569-570. ISSN 00445118. NAID 110003358838.
- 岸田久吉 (1922-06-24). “高等學校自然科學教授要目の發表”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (402): 571-572. ISSN 00445118. NAID 110003358839.
- 岸田久吉 (1922-06-24). “學術研究會議の歐文輯報發刊”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (402): 572-574. ISSN 00445118. NAID 110003358840.
- 岸田久吉 (1922-08-15). “瘧及黄熱を媒介する蚊の學名及分布”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (403): 610-611. ISSN 00445118. NAID 110003358848.
- 岸田久吉 (1922-08-15). “マメコガネと米國”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (403): 611-612. ISSN 00445118. NAID 110003358849.
- 岸田久吉 (1922-08-15). “蟻に擬態する節足動物”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (403): 630-632. ISSN 00445118. NAID 110003358857.
- 岸田久吉 (1922-07-15). “タルバガン(早獺)に就て”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (405): 724-726. ISSN 00445118. NAID 110003332971.
- 岸田久吉 (1922-08-15). “門齒指數の測り方”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (406): 765. ISSN 00445118. NAID 110003358870.
- 岸田久吉 (1922-08-15). “熊の食物”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (406): 765-766. ISSN 00445118. NAID 110003358871.
- 岸田久吉 (1922-09-10). “日本に産する動物研究の紹介”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (404): 681-684. ISSN 00445118. NAID 110004663564.
- 岸田久吉 (1922-09-10). “人類の精子生成力”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (404): 687. ISSN 00445118. NAID 110004663567.
- 岸田久吉 (1922-09-10). “カウモリの羊膜形成”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (404): 687. ISSN 00445118. NAID 110004663568.
- 岸田久吉 (1922-09-10). “深海産動物の巨大なるは何故か”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (404): 673. ISSN 00445118. NAID 110004663560.
- 岸田久吉 (1922-09-10). “タカの雌の生殖器”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (404): 687-688. ISSN 00445118. NAID 110004663569.
- 岸田久吉 (1922-09-10). “有るべき對鰭を缺く魚”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (404): 688. ISSN 00445118. NAID 110004663570.
- 岸田久吉 (1922-09-10). “蜘蛛の堅琴形器官”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (404): 688. ISSN 00445118. NAID 110004663571.
- 岸田久吉 (1922-09-10). “アリマキの寄生蜂に寄生する蜂”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (404): 689. ISSN 00445118. NAID 110004663572.
- 岸田久吉 (1922-08-15). “マメコガネと米國(追記)”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (406): 761-762. ISSN 00445118. NAID 110003358866.
- 岸田久吉 (1922-10-15). “日本産丘齒偶蹄獸に寄生するマダニ科(Ixodidae Murray, 1877)”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (408): 846-857. ISSN 00445118. NAID 110003358887.
- 岸田久吉 (1922-11-15). “日本に産する動物研究の紹介”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (409): 926-929. ISSN 00445118. NAID 110003358909.
- 岸田久吉 (1922-12-15). “リスのダニ”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (410): 962-964. ISSN 00445118. NAID 110003358916.
- 岸田久吉 (1922-12-15). “フシダニの類縁問題”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 34 (410): 964-965. ISSN 00445118. NAID 110003358917.
- 1923年(大正12年)
- 岸田久吉 (1923-01-15). “シラミダニの分布”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 35 (411): 52-53. ISSN 00445118. NAID 110003358936.
- 岸田久吉 (1923-01-15). “海のビタミンと海の動物”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 35 (411): 53. ISSN 00445118. NAID 110003358937.
- 岸田久吉 (1923-04-26). “アフリカ象減少の原因”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 35 (412): 85-86. ISSN 00445118. NAID 110003332977.
- 岸田久吉 (1923-04-26). “北海道のトガリネズミ”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 35 (412): 86-89. ISSN 00445118. NAID 110003332978.
- 岸田久吉 (1923-04-26). “日本に産する動物研究の紹介”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 35 (412): 90-93. ISSN 00445118. NAID 110003332980.
- 岸田久吉 (1923-04-26). “一, ヤコビ氏著, 「動物地理學」, JACOBI, A., Tiergeographie., 1919., Berlin und Leipzig, Vereinigung wissenschaftlicher Verleger Walker de Gruyker & Co., Mit 3 Karten im Text”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 35 (412): 93-94. ISSN 00445118. NAID 110003332981.
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- 岸田久吉 (1924-12-15). “日本に産する動物研究の紹介”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 36 (434): 529-543. ISSN 00445118. NAID 110004663521.
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- 岸田久吉 (1925-06-15). “中等教員檢定試驗問題解答 : 七、脊椎動物中にて空中に飛ぶものの運動器を記せ”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 37 (440): 267-268. ISSN 00445118. NAID 110004683056.
- 岸田久吉 (1925-06-15). “中等教員檢定試驗問題解答 : 八、ヤスデとムカデの構造を比較せよ”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 37 (440): 268-269. ISSN 00445118. NAID 110004683057.
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- 岸田久吉 (1926-08-15). “日本に産する動物研究の紹介”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 38 (454): 255-265. ISSN 00445118. NAID 110003333067.
- 岸田 久吉 (1926-08-15). “ノミの起原論”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 38 (454): 265-266. ISSN 00445118. NAID 110003333068.
- 岸田久吉 (1926-09-15). “昆蟲標本製作全書, 著者及發行者 名和昆蟲研究所, 定價 \ 1.20, 本文 219pp., 12pls., 44textfigs. 外に口繪一枚”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 38 (455): 328. ISSN 00445118. NAID 110003359169.
- 岸田久吉 (1926-11-15). “日本に於ける動物研究の紹介”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 38 (457): 396-407. ISSN 00445118. NAID 110003359177.
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- 岸田久吉 (1927-02-15). “桑葉の害蜱カンザワハダニに就きて”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 39 (460): 105-107. ISSN 00445118. NAID 110003359187.
- 岸田久吉 (1927-06-15). “ガロアムシの類縁關係”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 39: 275-279. ISSN 00445118. NAID 110003359200.
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- 岸田久吉 (1927-12-15). “ムササビの飛膜の發達に就て(自抄)”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 39: 483-485. ISSN 00445118. NAID 110004663610.
- 岸田久吉 (1927-12-15). “日本に産する動物研究の紹介(本誌Vo.39, p.420に續く)”. 動物学雑誌 (社団法人日本動物学会) 39: 500-511. ISSN 00445118. NAID 110004663623.
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- 9月:(広島大学広島文理科大学理学部学位論文)The Osteology of the Kamasisi, Capricornulus crispus (=カマシシの骨学的研究)
- 1962年(昭和37年)
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- 1965年(昭和40年)
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出典
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- ^ 河田(1968)
参考文献
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- 萩野康則「KISHIDAIAとTAKAKUWAIA」『KISHIDAIA』No.95、2009年、p.16-18。
- 河田党「岸田久吉博士をいたむ」『日本応用動物昆虫学会誌』12(3)、1968年、p.177-178,