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小河内駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小河内駅
駅舎(2003年10月)
おがうち
Ogauchi
(2.1 km)
(2.5 km) 安野
地図
所在地 広島市安佐北区安佐町小河内
北緯34度32分50.5秒 東経132度24分2.2秒 / 北緯34.547361度 東経132.400611度 / 34.547361; 132.400611座標: 北緯34度32分50.5秒 東経132度24分2.2秒 / 北緯34.547361度 東経132.400611度 / 34.547361; 132.400611
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 可部線
キロ程 29.6 km(横川起点)
電報略号 ウチ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
20人/日(降車客含まず)
-2003年-
開業年月日 1954年昭和29年)3月30日[1]
廃止年月日 2003年平成15年)12月1日
備考
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広島市内が表示された駅名標

小河内駅(おがうちえき)は、広島県広島市安佐北区安佐町小河内に存在した西日本旅客鉄道(JR西日本)可部線廃駅)である。

可部線ではJRの特定都区市内制度で「広島市内」に該当する最も下り側の駅であった。

歴史

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年表

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駅構造

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島式ホーム1面2線を持つ地上駅であったが、晩年は南側(下り線)が撤去され、単式ホームとなっていた。ホームの南側にコンクリート造り・平屋建ての駅舎があったが無人駅であった。駅舎とホームは下り線を渡る通路で結ばれ、ホームの南側に繋がっていた。

利用状況

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以下の情報は、広島市統計書及び広島市勢要覧に基づいたデータである。

年度 1日平均
乗車人員
年度毎
総数
定期券
総数
普通券
総数
1968年(昭和43年) 196.9 143,757 126,176 17,581
1969年(昭和44年) 171.1 124,891 109,354 15,537
1970年(昭和45年) 165.0 120,433 104,372 16,061
1971年(昭和46年) 145.1 106,186 92,512 13,674
1972年(昭和47年) 133.0 97,107 83,018 14,089
1973年(昭和48年) 132.4 96,678 77,444 19,234
1974年(昭和49年) 131.5 96,018 74,896 21,132
1975年(昭和50年) 123.5 90,378 66,032 24,346
1976年(昭和51年) 116.1 84,735 61,302 23,433
1977年(昭和52年) 107.8 78,681 55,340 23,341
1978年(昭和53年) 106.8 77,982 54,860 23,122

以上の1日平均乗車人員は、乗車数と降車数が同じであると仮定し、年度毎総数を365(閏年が関係する1971・1975年は366)で割った後で、さらに2で割った値を、小数点第二位で四捨五入。小数点一位の値にした物である。

年度 1日平均
乗車人員
1979年(昭和54年) 104
1980年(昭和55年) 109
1981年(昭和56年) 104
1982年(昭和57年) 101
1983年(昭和58年) 99
1984年(昭和59年) 87
1985年(昭和60年) 70
1986年(昭和61年) 69
1987年(昭和62年) 55
1988年(昭和63年) 50
1989年(平成 元年) 56
1990年(平成02年) 55
1991年(平成03年) 45
1992年(平成04年) 41
1993年(平成05年) 39
1994年(平成06年) 40
1995年(平成07年) 36
1996年(平成08年) 39
1997年(平成09年) 34
1998年(平成10年) 23
1999年(平成11年) 26
2000年(平成12年) 27
2001年(平成13年) 25
2002年(平成14年) 22
2003年(平成15年) 20

駅周辺

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駅前には広場があった。駅のすぐ南側を国道191号が通り、さらに南側を太田川が流れている。

駅の少し東側にある野冠橋(広島市道)で対岸の広島市安佐北区安佐町久地に渡ることができた。その辺りには宇賀ダム宇賀峡がある。駅と野冠橋の間に国道191号と山県郡豊平町(現:北広島町)に通じる広島県道38号広島豊平線の分岐点がある。

現状

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2006年(平成18年)3月に広島市がまとめた廃線跡の再生ビジョン「可部線メモリアル街道」では、駅跡を短期的にはイベント会場として利用し、将来的に道の駅などを整備すると掲げられていた。しかし、現状ホームが一部残されているのみで、跡地の大部分は草地となっている。線路や駅舎は撤去済みである[5]

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
可部線
布駅 - 小河内駅 - 安野駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 特定都区市内制度導入前の1971年5月20日から広島市内に所在(旧安佐郡安佐町が同日付で広島市に編入合併)しているが、制度導入当時は古市橋駅 - 上八木駅間が広島市外であったため、当駅は対象外とされた。

出典

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  1. ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、282頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1972年10月号、巻頭「今月のお知らせ」、p.438「運賃の計算」。
  3. ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1973年5月号、巻頭「今月のお知らせ」、p.438「運賃の計算」。
  4. ^ “通報”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1985年2月1日) 
  5. ^ 旧小河内駅、廃線後の整備構想は動き出さず 跡地の大部分に草地広がる【廃線20年 可部線今昔】⑮ | 中国新聞デジタル”. 旧小河内駅、廃線後の整備構想は動き出さず 跡地の大部分に草地広がる【廃線20年 可部線今昔】⑮ | 中国新聞デジタル (2023年12月18日). 2024年8月12日閲覧。

参考書籍

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  • 各 広島市統計書
  • 各 広島市勢要覧

関連項目

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