宮川麻都
| ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
名前 | ||||||
愛称 | あさと[1] | |||||
カタカナ | ミヤガワ アサト | |||||
ラテン文字 | MIYAGAWA Asato | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | 日本 | |||||
生年月日 | 1998年2月24日(26歳) | |||||
出身地 | 神奈川県横浜市 | |||||
身長 | 160cm[1] | |||||
体重 | 52kg[1] | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | ハンマルビーIF | |||||
ポジション | MF、DF | |||||
背番号 | 6 | |||||
利き足 | 右足[1] | |||||
ユース | ||||||
2004-2007 | 大豆戸FC | |||||
2008-2009 | Y.S.C.Cコスモス | |||||
2010-2015 | 日テレ・メニーナ | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2016-2024 |
日テレ・ベレーザ / 日テレ・東京ヴェルディベレーザ | 115 | (7) | |||
2024- | ハンマルビーIF | |||||
通算 | 115 | (7) | ||||
代表歴2 | ||||||
2014 | 日本U-17 | 6 | (2) | |||
2016-2018 | 日本U-20 | 10 | (0) | |||
2019-2022 | 日本 | 23 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年5月25日現在。 2. 2022年10月9日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
宮川 麻都(みやがわ あさと、1998年2月24日 - )は、神奈川県横浜市出身の女子サッカー選手。ハンマルビーIF所属。元サッカー日本女子代表。ポジションはミッドフィールダー、ディフェンダー。
経歴
[編集]ユース
[編集]1996年、神奈川県横浜市栄区出身。横浜市立上郷小学校、横浜市立桂台中学校、神奈川県立藤沢総合高等学校を経て[2]、桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部スポーツテクノロジー学科在学中[3]。
サッカー好きの父とインターハイへの出場経験を持つ兄の影響[4]で、小学校入学前の6歳の時にサッカーを始め[5]、横浜市内の大豆戸FC、Y.S.C.Cコスモス(小学校5年・6年次)でサッカーを続けた[6]。
2010年、中学校入学と共に日テレ・メニーナに入団[5]。メニーナ時代には1期上の長谷川唯、籾木結花、同期の三浦成美らと共に全日本女子ユース (U-18)サッカー選手権大会(現:全日本女子ユースサッカー選手権大会)4連覇に貢献している[7]。
シニア
[編集]2016年に高校を卒業して桐蔭横浜大学に進学[3]。これによりメニーナからトップチームの日テレ・ベレーザに三浦成美と共に昇格を果たしている[8]。リーグ戦初出場は2016年9月24日開催の2016プレナスなでしこリーグ1部 第14節(コノミヤ・スペランツァ大阪高槻戦)。また、2017年の最終節となった10月17日開催の2017プレナスなでしこリーグ1部 第18節(ちふれASエルフェン埼玉戦)で、リーグ戦初得点を決めた。
2024年7月12日、スウェーデン・ダームアルスヴェンスカン(女子1部リーグ)に所属するハンマルビーIFへの移籍が発表された[9]。契約期間は2026シーズン終了まで[10]。
代表
[編集]年代別代表では2013年のAFC U-16女子選手権(中華人民共和国・南京市)にU-16女子代表メンバーとして召集され出場、優勝を勝ち取った[11]。
その翌年(2014年)にはU-17サッカー日本女子代表に召集されて2014 FIFA U-17女子ワールドカップ(コスタリカ)に出場し、グループステージ初戦のスペイン戦では先制点を挙げて勝利の立役者となり[12]、全6試合に先発出場し、2得点を挙げ、日本の世界一に大きく貢献した[13]。同年年4月30日には、神奈川県から県特別表彰と県議会議長表彰が贈られた[14][15]。県特別表彰では最年少受賞である(当時)。
2016年11月13日-12月3日に開催されたFIFA U-20女子ワールドカップ パプアニューギニア大会に出場。準決勝のフランス戦ではスタメンで出場するも、前半途中で相手選手との競り合いで転倒したときに右手甲をスパイクで強く踏まれ、激痛により試合の継続が困難となり、交替を余儀なくされた[16][17]。幸いにも重傷には至らず、フランスに負けたあとの3位決定戦(アメリカ戦)では右手に包帯を巻きながらもスタメン・フル出場した。
2016年大会の悔しさをバネに臨んだ2018年のFIFA U-20女子ワールドカップ フランス大会ではグループリーグ第2戦を除くすべての試合にスタメンとして出場し、2014年のFIFA U-17女子ワールドカップと合わせて年代別の2冠を獲得した。
2019年2月27日-3月5日にアメリカで開催されたシービリーブスカップ2019でフル代表(なでしこジャパン)に初召集され、第2戦のブラジル戦において、なでしこジャパン初出場(スタメン・フル出場)を果たした[18]。
2019年6月からフランスで開催された2019 FIFA女子ワールドカップに招集。ただし出場はなかった。
人物
[編集]両サイドバックのほか、ボランチ、サイドハーフなど、複数のポジションをこなす。日テレ・ベレーザのプロフィールページでも、自分のストロングポイントとして「複数のポジションが出来るところ」を挙げている。
2018年11月3日に日本テレビで放送された「嵐にしやがれ」に、チームメイトの宮澤ひなたとともに出演した[19]。「女子サッカー選手あるある」として「化粧のやり方がわからない」と述べるとともに、「高校生のときは天パ(天然パーマ)が嫌で、朝から(髪をまとめるのが)大変でした」と明かした。
2019年6月8日の神奈川新聞に、三浦成美とともに、「幼なじみ 夢の『世界』へ」と題した記事が掲載された[20][21]。同い年の三浦とは、小学校高学年のときに神奈川県選抜で一緒になってからの仲である。
個人成績
[編集]クラブ
[編集]国内大会個人成績 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 皇后杯 | 期間通算 | |||||||
2015 | 日テレ・メニーナ | 6 | - | - | - | 2 | 0 | 2 | 0 | ||
2016 | 日テレ・ベレーザ | 13 | なでしこ1部 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 |
2017 | 10 | 1 | 9 | 0 | 5 | 0 | 24 | 1 | |||
2018 | 17 | 0 | 8 | 1 | 4 | 1 | 29 | 2 | |||
2019 | 5 | 17 | 3 | 4 | 0 | 5 | 0 | 26 | 3 | ||
2020 | 日テレ・東京ヴェルディベレーザ | 14 | 0 | - | 4 | 0 | 18 | 0 | |||
2021-22 | 6 | WE | 19 | 2 | - | 2 | 0 | 21 | 2 | ||
2022-23 | 20 | 1 | 5 | 0 | 4 | 0 | 29 | 1 | |||
2023-24 | 16 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0 | 21 | 0 | |||
スウェーデン | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | |||||||
2024 | ハンマルビーIF | 6 | ダームアルスヴェンスカン | - | - | - | |||||
通算 | 日本 | 1部 | 215 | 7 | 30 | 1 | 26 | 1 | 171 | 9 | |
日本 | その他 | - | - | 2 | 0 | 2 | 0 | ||||
スウェーデン | 1部 | - | |||||||||
総通算 | 115 | 7 | 30 | 1 | 28 | 1 | 173 | 9 |
- 日本女子サッカーリーグ
- 初出場 - 2016年9月24日 なでしこリーグ1部 第14節 コノミヤ・スペランツァ大阪高槻戦 (大和市営大和スポーツセンター競技場)
- 初得点 - 2017年10月7日 なでしこリーグ1部 第18節 ちふれASエルフェン埼玉戦 (しらこばと運動公園競技場)
- WEリーグ
- 初出場 - 2021年9月12日 第1節 三菱重工浦和レッズレディース戦 (味の素フィールド西が丘)[22]
- 初得点 - 2022年3月27日 第15節 大宮アルディージャVENTUS戦 (NACK5スタジアム)[22]
代表歴
[編集]主な選出歴
[編集]- U-16日本女子代表
- 2013年 - INTERNATIONAL U-17 WOMEN'S CUP COSTA RICA 2013(優勝)
- 2013年 - AFC U-16女子選手権中国2013(優勝)
- U-17日本女子代表
- 2014年 - 2014 U-17 Women's NTC Invitational(2位)
- 2014年 - FIFA U-17女子ワールドカップ コスタリカ大会(優勝)
- U-19日本女子代表
- 2015年 - 2015 U-20 女子 NTC招待(優勝)
- 2015年 - AFC U-19女子選手権中国2015(優勝)
- 2017年 - 国際親善試合 (アメリカ遠征)
- 2017年 - AFC U-19女子選手権中国2017(優勝)
- U-20日本女子代表
- 2016年 - FIFA U-20女子ワールドカップ パプアニューギニア大会(3位)
- 2018年 - 国際親善試合 (オランダ遠征)
- 2018年 - FIFA U-20女子ワールドカップ フランス大会(優勝)
- 日本女子代表(なでしこジャパン)
- 2019年 - 2019 シービリーブスカップ (アメリカ合衆国)
- 2019年 - 国際親善試合 (ヨーロッパ遠征)
- 2019年 - 国際親善試合 (フランス遠征)
- 2019年 - 2019 FIFA女子ワールドカップ (出場なし)
- 2019年 - EAFF E-1サッカー選手権2019(優勝)
- 2020年 - SheBelieves Cup(アメリカ合衆国)
- 2021年 - 2020年東京オリンピック
- 2022年 - 2022 AFC女子アジアカップ
- 2022年 - EAFF E-1サッカー選手権2022(優勝)
試合数
[編集]
日本代表 | 国際Aマッチ | |
---|---|---|
年 | 出場 | 得点 |
2019 | 9 | 0 |
2020 | 2 | 0 |
2021 | 6 | 0 |
2022 | 6 | 0 |
通算 | 23 | 0 |
タイトル
[編集]クラブ
[編集]- 日テレ・メニーナ
- JOCジュニアオリンピックカップ 全日本女子ユースサッカー選手権大会: 5回 (2010, 2011, 2012, 2013, 2014)
- 日テレ・ベレーザ / 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
- 日本女子サッカーリーグ: 4回 (2016, 2017, 2018, 2019)
- 皇后杯 JFA 全日本女子サッカー選手権大会: 4回 (2018, 2019, 2020, 2022)
- なでしこリーグカップ: 3回 (2016, 2018, 2019)
代表
[編集]- U-16日本女子代表
- AFC U-16女子選手権: 1回 (2013)
- U-17日本女子代表
- FIFA U-17女子ワールドカップ: 1回 (2014)
- U-19日本女子代表
- AFC U-19女子選手権: 2回 (2015, 2017)
- U-20日本女子代表
- FIFA U-20女子ワールドカップ: 1回 (2018)
- 日本女子代表(なでしこジャパン)
- EAFF E-1サッカー選手権: 2回 (2019, 2022)
個人
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d “日テレ・東京ヴェルディベレーザ 宮川 麻都選手 | 日テレ・東京ヴェルディベレーザ / Nippon TV Tokyo Verdy Beleza”. www.verdy.co.jp. 2021年5月4日閲覧。
- ^ ベレーザ 2016宮川麻都 東京ヴェルディ公式サイト[リンク切れ]
- ^ a b 「U-20日本女子代表(FIFA U-20女子ワールドカップ パプアニューギニア2016)」として、スポーツ健康政策学部の宮川麻都さんが選出されました 桐蔭横浜大学 2016年10月24日
- ^ “努力続け 目指す「なでしこ」 藤沢総合高校 宮川麻都選手 | 藤沢”. タウンニュース (2013年6月7日). 2019年7月8日閲覧。
- ^ a b U-17女子サッカーW杯日本代表選手の宮川麻都(あさと)さん タウンニュース藤沢版 2014年4月18日号
- ^ Y.S.C.C.出身 宮川麻都選手がU-17W杯を優勝 2014年4月[リンク切れ]
- ^ JOCジュニアオリンピックカップ 第17回全日本女子ユースサッカー選手権大会 決勝戦 (PDF) 日本サッカー協会 2014年1月7日
- ^ 三浦成美選手、宮川麻都選手昇格のお知らせ 東京ヴェルディ公式サイト 2016年1月19日
- ^ 『宮川麻都 選手ハンマルビーIFへ所属決定のお知らせ』(プレスリリース)日テレ・東京ヴェルディベレーザ、2024年7月12日 。
- ^ "Asato Miyagawa klar för Hammarby" (Press release) (スウェーデン語). Hammarby Fotboll. 11 July 2024.
- ^ U-16日本女子代表 AFC U-16女子選手権中国2013 決勝を制し優勝! 日本サッカー協会 2013年10月3日
- ^ リトルなでしこ初戦白星 宮川麻都先制弾 日刊スポーツ 2014年3月17日
- ^ 藤沢総合高宮川麻都選手 「リトルなでしこ」凱旋 タウンニュース藤沢版 2014年4月18日
- ^ INC, SANKEI DIGITAL. “サッカー女子W杯で優勝したU-17日本代表、宮川麻都選手に神奈川県特別表彰”. 産経ニュース. 2019年7月8日閲覧。
- ^ “写真で見る!「黒岩日記」 2014年4月30日 - 神奈川県ホームページ”. www.pref.kanagawa.jp. 2019年7月8日閲覧。
- ^ “ヤングなでしこ、世界一ならずも手応え十分。このチームは戦える!|サッカー代表|集英社 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva”. 集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva. 2019年7月8日閲覧。
- ^ “負傷者続出のヤングなでしこ、延長戦でフランスに屈し初の決勝進出ならず(12枚)(photo_no_1)”. ゲキサカ. 2019年7月8日閲覧。
- ^ “2019 SheBelieves Cup”. 日程・結果|2019 SheBelieves Cup|なでしこジャパン|日本代表|JFA|日本サッカー協会. 2019年7月8日閲覧。
- ^ “11/3(土・祝)に日本テレビにて放送される『嵐にしやがれ』に、日テレ・ベレーザの宮川麻都選手、宮澤ひなた選手、植木理子選手が出演します | 日テレ・ベレーザ / Nippon TV Beleza”. www.verdy.co.jp. 2019年7月3日閲覧。
- ^ “幼なじみ 夢の「世界」へ サッカー・三浦成美、宮川麻都 | スポーツ | カナロコ powered by 神奈川新聞”. カナロコ. 2019年7月8日閲覧。
- ^ “神奈川新聞(6/8付 7面:スポーツ)にスポーツ健康政策学部4年の宮川麻都さんの記事が掲載されました”. 桐蔭横浜大学. 2019年7月8日閲覧。
- ^ a b “WE LEAGUE Data Site”. data.weleague.jp. 2024年1月14日閲覧。
外部リンク
[編集]- DF 宮川麻都 - JFA公式サイト
- 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 宮川 麻都選手 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ公式サイト
- 宮川麻都 (@achato_5574) - X(旧Twitter)
- Asato Miyagawa/宮川麻都 (@asachel_55) - Instagram
- DF 宮川 麻都 - JFA公式サイト(U-20)
- 宮川麻都 - Olympedia
- 宮川麻都 - Soccerway.com
- 宮川麻都 - FootballDatabase.eu
- 宮川麻都 - WorldFootball.net
- 宮川麻都 - FIFA主催大会成績