守安敏久
表示
人物情報 | |
---|---|
生誕 |
1959年(65 - 66歳) 日本・ 岡山県 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
東京大学文学部 東京大学大学院人文科学研究科 |
学問 | |
研究分野 | 日本近代文学、現代演劇、映画 |
研究機関 |
大阪国際大学 宇都宮大学 |
学位 | 文学修士 (東京大学) |
称号 | 衛生管理者 |
主な業績 | 寺山修司、安部公房、三島由紀夫らの研究 |
主要な作品 |
『バロックの日本』(2003年) 『メディア横断芸術論』(2011年) 『寺山修司論 バロックの大世界劇場』(2017年) |
学会 |
日本映像学会 東京大学国語国文学会 昭和文学会 日本近代文学会 |
主な受賞歴 | 国際寺山修司学会 奨励賞(2006年) |
守安 敏久(もりやす としひさ、1959年〈昭和34年〉[1] - )は、日本の国文学者。岡山県出身[1]。日本近代文学、現代演劇、映画などを専門分野とする[2]。
経歴
[編集]1983年(昭和58年)に東京大学文学部国文学専修課程を卒業。1986年(昭和61年)に東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専攻修士課程修了。1991年(平成3年)、東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専攻博士課程単位取得退学[3]。
大阪学院大学の講師などを経て、2009年(平成21年)より宇都宮大学教育学部の教授を務めている(2018年時点)[4]。
日本近代文学の作家たちの中には、寺山修司、安部公房、三島由紀夫らのように、文学のみならず、演劇、ドラマ、映画など、あらゆるメディアを横断しながら創作活動を展開した作家がいるとして、そうした作家たちの各メディアでの活動を研究対象としている[2][3]。
特に寺山修司に関しては堅実な研究家として知られており[5]、主に映像作品の分析を多く行なっている[6]。2006年(平成18年)には国際寺山修司学会より奨励賞を受賞している[3][4]。
執筆文献
[編集]- 主な著書[3]
- 『バロックの日本』(2003年)『メディア横断芸術論』(2011年)
- 『寺山修司論 バロックの大世界劇場』(2017年)など、
『バロックの日本』は、愛知県立大学助教授の山口俊雄により「他分野にわたって論じる横断的な構成が魅力」[7]、『寺山修司論』は慶應義塾大学非常勤講師の鈴木彩により「寺山作品の豊かさを再認識できる1冊」と評価されている[8]。
- 論文[3]
- 守安敏久「寺山修司の映画『草迷宮』 : 「母探し」と「母殺し」」『宇都宮大学教育学部研究紀要. 第1部』第66号、宇都宮大学教育学部、2016年3月、21-33頁、ISSN 24238554、NAID 40020870485。
- 「〈イヴェント・レヴュー〉田中未知PRESENTS『寺山修司を 歌う 読む 語る』(スパイラルホール)」(『寺山修司研究』第8号、2015年)
脚注
[編集]- ^ a b “〈東北の本棚〉バロックで解く人物像”. 河北新報 (河北新報社). (2018年3月4日) 2018年10月14日閲覧。
- ^ a b 守安敏久. “高校生へのメッセージ” (PDF). 宇都宮大学. 2018年10月14日閲覧。
- ^ a b c d e “研究者総覧”. 宇都宮大学 (2012年). 2018年10月14日閲覧。
- ^ a b “守安敏久”. researchmap. 科学技術振興機構 (2018年9月6日). 2018年10月14日閲覧。
- ^ 葉名尻竜一 (2017年5月7日). “読む人 寺山修司論 バロックの大世界劇場 守安敏久著 社会を揺るがせた実験性”. 中日新聞 朝刊 (中日新聞社): p. 9
- ^ 堀江秀史「寺山修司研究の現在 : 没後25周年を経て」『比較文学・文化論集』第27巻、東京大学比較文学・文化研究会、2010年、46頁、doi:10.15083/00026535、ISSN 0911341X、NAID 120002220550、2022年10月4日閲覧。
- ^ 山口俊雄「書評 守安敏久著『バロックの日本』」『国語と国文学』第83巻第6号、明治書院、2006年6月1日、76-80頁、NAID 40007301090。
- ^ 鈴木彩「書評 守安敏久著『寺山修司論 バロックの大世界劇場』」『国語と国文学』第95巻第8号、2018年8月1日、73-77頁、NAID 40021604944。