宇津内仮乗降場
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(宇津内駅から転送)
宇津内仮乗降場 | |
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うつない Utsunai | |
◄湖畔 (4.3 km) (4.5 km) 蕗ノ台► | |
所在地 | 北海道雨竜郡幌加内村 |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 深名線 |
キロ程 | 85.0* km(深川起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1941年(昭和16年)10月10日 |
廃止年月日 | 1956年(昭和31年)11月19日以降 |
備考 |
利用者減少により廃駅 *キロ程は、実キロ |
宇津内仮乗降場(うつないかりじょうこうじょう)は、北海道(空知支庁)雨竜郡幌加内村(現・幌加内町)にあった日本国有鉄道(国鉄)深名線の仮乗降場(廃駅)である。利用者減少により1956年(昭和31年)11月19日以降に廃駅となった。
歴史
[編集]雨竜第一ダムの朱鞠内湖と雨竜第二ダムの宇津内湖を連絡する水路トンネルの建設工事と周辺の伐採林材搬出のために駅として設置され[1]、駅員は6名が常駐した[1]。工事の完了後は林材搬出も終わって貨客の扱いがほとんど無くなったため廃駅[1]。仮乗降場となった。
- 1941年(昭和16年)10月10日 - 鉄道省深名線朱鞠内駅 - 初茶志内駅(後の天塩弥生駅)間延伸開通(深名線全通)に伴い宇津内駅として開業。一般駅[2]。
- 朱鞠内駅から 6.2km 、蕗ノ台駅から 4.5 km の地点であった[2]。
- 1949年(昭和24年)
- 1956年(昭和31年)11月19日以降[4][注 1] - 利用者減少により廃止。駅舎は解体され、留萌本線北一已駅に移設された。
駅名の由来
[編集]所在地名より。なお、近くを流れるウツナイ川の由来については、アイヌ語の「ウッナイ(ut-nay)」(肋骨・川=本流に直角で注いでいる小川)からとされる[5][6]。
駅構造
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
駅舎は蕗ノ台、白樺、北母子里とほぼ同じ大きさと外見の木造であった[注 2]。
駅周辺
[編集]その他
[編集]- 仮乗降場時代も1日数本停車しており、1952年(昭和27年)9月1日に改正されたダイヤによれば、上り3本・下り3本のうち、上りは9:55発と14:20発、下りは5:50発と15:15発が停車していた[8]。
- 朱鞠内 - 蕗ノ台間に、途中分岐として王子製紙(苫小牧製紙)専用線(0.2km)が1951年(昭和26年)版及び1953年(昭和28年)版の全国専用線一覧に記載されていたが、1957年(昭和32年)版には掲載されていない。
- この仮乗降場の駅舎がそのまま、留萌本線北一已駅の駅舎に転用された。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 幌加内町史 1971年9月発行、P723。
- ^ a b 大蔵省印刷局(編)「鉄道省告示 第204号」『官報』第4425号、国立国会図書館デジタルコレクション、1941年10月6日。
- ^ 大蔵省印刷局(編)「運輸省告示 第107号」『官報』第6657号、国立国会図書館デジタルコレクション、1949年3月25日。
- ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、848頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “アイヌ語地名リスト イチャ~エリ P11-20”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2018年6月10日閲覧。
- ^ 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)77ページより。
- ^ a b c d 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)15ページより。
- ^ 新幌加内町史 P585 村内各駅列車時刻表より。
外部リンク
[編集]- 1947年撮影航空写真(国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス)左が宇津内湖。2棟の横に長い長屋のすぐ上に駅舎らしき建屋が見える。
関連項目
[編集]座標: 北緯44度20分7.8秒 東経142度10分4.2秒 / 北緯44.335500度 東経142.167833度