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大阪市電靱本町線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

靱本町線(うつぼほんまちせん)は、大阪市の川口町停留場 - 谷町三丁目停留場間を結んでいた大阪市電軌道路線である。

路線概要

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  • 起点:川口町停留場
  • 終点:谷町三丁目停留場
  • 営業キロ:3.3km
  • 軌間:1,435mm
  • 電化方式:直流600V

沿革

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  • 1913年大正2年)
    • 2月21日:大阪市電の第三期線として、茂左衛門橋停留場駅 - 靱南通停留場(初代)間(1.1km)が開業。
    • 5月6日:江ノ子島停留場 - 茂左衛門橋停留場間(0.2km)、靱南通停留場(初代) - 谷町三丁目停留場間(1.8km)が延伸開業。
    • 7月2日:靱南通停留場(初代)を信濃橋停留場に改称。
    • 7月8日:川口町停留場 - 江ノ子島停留場間(0.2km)が延伸開業し、全線開業。
  • 1913年(大正2年) - 1915年(大正4年):本町一丁目停留場が開業。
  • 1923年(大正12年) - 1924年(大正13年)
    • 内本町停留場を内本町二丁目停留場に改称。
    • 内本町一丁目停留場が開業。
  • 1927年昭和2年)1月10日:江ノ子島停留場を廃止。
  • 1944年(昭和19年)6月1日:戦時体制下で終日急行運転実施のため、茂左衛門橋停留場、太郎助橋停留場、本町三丁目停留場、本町一丁目停留場、内本町一丁目停留場を廃止。
  • 1945年(昭和20年)3月13日 - 7月1日:戦災のため全線休止。
  • 1947年(昭和20年)4月1日:運行再開。
  • 1951年(昭和26年)7月15日:茂左衛門橋停留場、靱南通停留場(2代、もとの太郎助橋停留場)が復活。
  • 1952年(昭和27年)
    • 5月1日:本町三丁目停留場が復活。
    • 12月1日:本町一丁目停留場、内本町一丁目停留場が復活。
  • 1961年(昭和36年)6月1日
    • 茂左衛門橋停留場を靱本町四丁目停留場に改称。
    • 靱南通停留場を靱本町停留場に改称。
  • 1964年(昭和39年)10月1日:全線廃止

駅一覧

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停留場名 読み キロ程 接続路線
川口町停留場 かわぐちちょう 0.0 大阪市電:九条中之島線土佐堀南岸線
靭本町四丁目停留場 うつぼほんまちよんちょうめ 0.4  
岡崎橋停留場 おかざきばし 0.7 大阪市電:桜川中之島線
靱本町停留場 うつぼほんまち 1.1  
信濃橋停留場 しなのばし 1.5 大阪市電:南北線
本町四丁目停留場 ほんまちよんちょうめ 1.7  
本町三丁目停留場 ほんまちさんちょうめ 1.9  
本町二丁目停留場 ほんまちにちょうめ 2.2 大阪市電:堺筋線
本町一丁目停留場 ほんまちいっちょうめ 2.4  
内本町二丁目停留場 うちほんまちにちょうめ 2.7  
内本町一丁目停留場 うちほんまちいっちょうめ 2.9  
谷町三丁目停留場 たにまちさんちょうめ 3.3 大阪市電:谷町寝屋川線谷町線(1944年5月31日まで)

廃駅

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  • 江ノ子島駅(川口町停留場 - 茂左衛門橋駅間):1927年(昭和2年)1月10日廃止。キロ程0.2km。

系統

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18号系統19号系統が走っていた。

参考文献

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  • 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳 - 全線・全駅・全廃線』 10 大阪、新潮社、2009年2月18日。ISBN 978-4-10-790028-9 
  • 辰巳博 著、福田静二 編『JTBキャンブックス 大阪市電が走った街 今昔 水の都の路面電車 定点対比』(初版)JTB、2000年12月1日。ISBN 4-533-036511 

関連項目

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