大谷川橋梁 (只見線)
表示
大谷川橋梁 | |
---|---|
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 福島県大沼郡三島町 |
交差物件 | 大谷川 |
用途 | 鉄道橋 |
路線名 | 只見線 |
竣工 | 1939年 |
開通 | 1941年 |
座標 | 北緯37度28分20.0秒 東経139度38分57.1秒 / 北緯37.472222度 東経139.649194度座標: 北緯37度28分20.0秒 東経139度38分57.1秒 / 北緯37.472222度 東経139.649194度 |
構造諸元 | |
形式 | 単線開腹式上路1連RCアーチ橋 |
材料 | 鉄筋コンクリート |
全長 | 82.14 m |
地図 | |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
大谷川橋梁(おおたにがわきょうりょう)は、福島県大沼郡三島町の大谷川に架かる東日本旅客鉄道(JR東日本)只見線の鉄道橋である。
概要
[編集]国鉄会津線(現・只見線)の会津柳津駅 - 会津宮下駅間の延伸工事に伴って1939年(昭和14年)に完成し、1941年(昭和16年)に供用開始した。会津西方駅 - 会津宮下駅間の阿賀野川水系只見川支流である大谷川に架かる全長82.14 mの橋梁である。
構造
[編集]単線開腹式上路1連RCアーチ橋の形式である。アーチ支間45 m、アーチライズ15 mであり、完成当時の日本国内では鉄道橋として最長支間のRCアーチ橋であった。
戦前に建造されているにもかかわらず耐久性に優れており、RCアーチ橋として今も美しい曲線を見せている。
2021年(令和3年)に17施設からなる「只見線鉄道施設群」の1つとして土木学会選奨土木遺産に認定された[1][2][3]。
周辺
[編集]その他
[編集]大谷川に架かる只見線、国道252号、県道237号の橋梁はすべてアーチ橋となっている。宮下橋(県道237号)のアーチ橋は本橋梁より低い位置にあり、新宮下橋(国道252号)のアーチ橋は本橋梁より更に高い位置にある。この高低差により、宮下橋付近からの本橋梁および新宮下橋を含めた構図や、新宮下橋からの本橋梁を俯瞰する構図が、鉄道ファンやカメラマンの撮影ポイントとなっている。
脚注
[編集]- ^ “福島県境の只見線鉄道施設群が認定 土木学会の選奨土木遺産 全線再開通への弾みに”. 福島民報. (2021年9月29日) 2021年9月29日閲覧。
- ^ “令和三年度土木学会選奨土木遺産が決まりました”. 土木学会 (2021年9月28日). 2021年9月29日閲覧。
- ^ “令和三年度 土木学会選奨土木遺産 一覧”. 土木学会 (2021年9月28日). 2021年9月29日閲覧。
関連項目
[編集]- 大谷川橋梁 - 同じ名称の橋梁群
外部リンク
[編集]- 表紙の写真から -完成当時、わが国最長支間の鉄道RCアーチ橋- — 鉄建協会報No.240<2007年4月発行>(社団法人 日本土木工業協会)
- 【橋りょう】新宮下橋・JR只見線大谷川橋梁・宮下橋〔三島町〕 - 埼玉県ホームページ