大谷哲夫
大谷 哲夫(おおたに てつお、1939年8月22日 - )は、日本の仏教学者、曹洞宗の僧侶。駒澤大学学長・総長、都留文科大学理事長、東北福祉大学学長、曹洞宗総合研究センター所長、北京大学客員教授、国際(日中)禅文化交流協会会長などを歴任。市ヶ谷の長泰寺住職[1]。東京都出身。
来歴
[編集]新宿区生まれ[2] 。1958年3月、山梨県立都留高等学校卒業。 1963年3月、早稲田大学第一文学部哲学科東洋哲学専修卒業。1965年3月、早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻修了。1969年3月、駒澤大学大学院人文科学研究科博士課程仏教学専攻満期退学、4月に曹洞宗宗学研究所研究員。1977年4月、駒澤大学北海道教養部専任講師(岩見沢駒澤短期大学兼任講師)。1981年4月、駒澤大学北海道教養部助教授(岩見沢駒澤短期大学兼任助教授)。1988年4月、駒澤大学仏教学部教授。1998年4月、駒澤大学およびに駒澤短大副学長。
2002年4月、駒澤大学ならびに駒澤短期大学長に就任。2004年4月、苫小牧駒澤大学学長代行(2004年7月まで)。2006年4月、駒澤大学総長。2006年4月、苫小牧駒澤大学学長(兼務)(2007年3月まで)。2008年12月、学校法人駒澤大学理事長代行(2009年1月まで)。2010年3月、駒澤大学を定年退職。2013年4月、都留文科大学理事長。2015年12月、東北福祉大学学長。2016年2月、都留文科大学非常勤理事[3] 。
日本仏教学会常任理事、日本印度学仏教学会理事、北海道印度学仏教学会評議員、日本道教学会員、日本中国学会員、日本宗教学会員。
略歴
[編集]- 1958年(昭和33年)3月、山梨県立都留高等学校卒業
- 1963年(昭和38年)3月、早稲田大学第一文学部哲学科東洋哲学専修卒業
- 1965年(昭和40年)3月、早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻修了
- 1969年(昭和44年)3月、駒澤大学大学院人文科学研究科博士課程仏教学専攻満期退学、4月曹洞宗宗学研究所へ研究員として入所
- 1977年(昭和52年)4月、駒澤大学北海道教養部専任講師(岩見沢駒澤短期大学兼任講師)
- 1981年(昭和56年)4月、駒澤大学北海道教養部助教授(岩見沢駒澤短期大学兼任助教授)
- 1988年(昭和63年)4月、駒澤大学仏教学部教授
- 1998年(平成10年)4月、駒澤大学並びに駒澤短大副学長
- 2002年(平成14年)4月、駒澤大学並びに駒澤短大学長
- 2004年(平成16年)4月、苫小牧駒澤大学学長代行(2004年7月まで)
- 2006年(平成18年)4月、駒澤大学総長
- 2006年(平成18年)4月、苫小牧駒澤大学学長(兼務)(2007年3月まで)
- 2008年(平成20年)12月、学校法人駒澤大学理事長代行(2009年1月まで)
- 2010年(平成22年)3月、駒澤大学定年退職
- 2013年(平成25年)4月、都留文科大学理事長
- 2015年(平成27年)12月、東北福祉大学学長
- 2016年(平成28年)2月、都留文科大学非常勤理事
著書
[編集]- 1978年4月『〈和訳〉従容録3』宝書院。(復刻、名著普及会、1984年)
- 1988年12月 『祖山本永平広録考注集成 (上・下)』一穂社、渡部賢宗との共監修。下は翌89年9月
- 1990年9月『曹洞宗宗務庁洞宗教義法話大系 2「宗統復古と宗学の勃興」』同朋舎出版
- 1990年9月『曹洞宗教義法話大系2 「江戸期の曹洞宗教団」』同朋舎出版
- 1991年2月『瑩山禅11 「瑩山禅師と外典」』山喜房仏書林
- 1991年3月『卍山本『永平広録』 ―祖山本対校』一穂社
- 1991年8月『曹洞宗教義法話大系14・15 「『正法眼蔵』47~56・71~86(解説)」』同朋舎出版
- 1991年7月『曹洞宗教義法話大系7 「梅峰竺信と『洞門劇譚』」』同朋舎出版
- 1992年8月「聖典のこころ ―正法眼蔵深信因果・あきらかな道理」曹洞宗の教えとこころえ』同朋舎出版
- 1993年7月『道元思想のあゆみ3「曹洞宗と儒教との交渉」』吉川弘文館
- 1994年7月『禅学研究入門2 「曹洞宗」』大東出版社
- 1996年1月『訓註永平広録 (上・下)』大蔵出版
- 1999年9月『道元禅師・おりおりの法話 ―永平広録に学ぶ』曹洞宗宗務庁
- 2001年10月『永平の風 ―道元の生涯』文芸社
- 2004年3月『わが家の仏教曹洞宗』四季社(監修)
- 2005年2月『道元「永平広録・上堂」選』講談社学術文庫
- 2005年6月『よくわかる仏事の本 「曹洞宗」』世界文化社(監修)
- 2006年6月『道元「小参・法語・普勧坐禅儀」』講談社学術文庫
- 2007年5月『十六羅漢の様相』光元堂
- 2007年10月『道元「永平広録・頌古」』講談社学術文庫
- 2010年2月『日本人のこころの言葉 「道元」』創元社
- 2014年6月『道元「永平広録 真賛・自賛・偈頌」』講談社学術文庫
- 2017年8月『道元「宝慶記」』講談社学術文庫
- 2023年7月『大谷哲夫先生傘寿記念論集 禅の諸展開』大谷先生傘寿記念論集編集委員会編 勉誠社
([執筆者]百済勇、吉見俊哉、齊藤圓眞、高橋文二、片山晴賢、林達也、坂口博規、萩原義雄、晴山俊英、岡本天晴、大友泰志、東裕、岩下哲典、佐久間賢祐、草間吉夫、早川祥賢、門脇佳代子、竹内弘道、鈴木一馨、吉田道興、川口高風、黒神聰、井上義眞、筒井紘一、中尾良信、鈴木潔州、谷本忠賢、岡島秀隆、片山弘賢、石原孝成、松田俊道、得丸久文、江田智昭、嗣永典子、中村秀雄、高島勲、奈良修一、井上桂子、堀口佳代子、窪川香薫、丸山弘子、福田誠治、尹永洙、清水由賀、萩野寛雄、斉藤仙邦、猿山義広、高野秀夫、熊傑、葉王韋、陳志成、釈怡藏、釋永覺、釈照誠、釈誠信、釈永信、林美容・林伯奇、陳偉明、熊召政、崔保国、张允起、王新生、王新生、宋立道、William M. Bodiford、T. Griffith Foulk、Carl Bielefeldt、George J. Tanabe, Jr.[4])
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ “道は足下にあり 青山俊董(愛知専門尼僧堂堂頭)対談”. 致知出版社. 2024年4月13日閲覧。
- ^ “東北福祉大学 学長 大谷哲夫氏”. リクルート進学総研 (2017年2月6日). 2024年4月13日閲覧。
- ^ “愛語能く廻天の力あるを学すべきなり 境野勝悟(東洋思想家)対談”. 致知出版社. 2024年4月13日閲覧。
- ^ “『大谷哲夫先生傘寿記念論集 禅の諸展開』”. 勉誠社 (2023年7月1日). 2024年4月13日閲覧。
外部リンク
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