大正町 (境港市)
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大正町 | |
---|---|
北緯35度32分43秒 東経133度13分30秒 / 北緯35.54528度 東経133.22500度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 鳥取県 |
市町村 | 境港市 |
人口 | |
• 合計 | 191人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
684-0004[2] |
市外局番 | 0859[3] |
ナンバープレート | 鳥取 |
大正町(たいしょうまち[4])は、鳥取県境港市の町名。郵便番号は684-0004(境港郵便局管区)。
地理
[編集]鳥取県の北西部、境港市の北部で、弓浜半島の北端部に位置するほぼ平坦な地域。東側で栄町や松ヶ枝町や京町、南側で明治町、西側で浜ノ町と隣接する。北側は境水道沿岸部に面する。その対岸は島根県松江市美保関町森山である。東側の境界線上を大正川が流れる。
歴史
[編集]1835年、鉄山融通会所が設置される。1926年5月、境町では旧来の地字を廃し、改めて大字21町を新設する行政区画改正を実施。大正時代に国鉄境駅がこの土地に移転新設され、駅前地区が整備され「大正町」が新設される。表記の方法は、大字の文字は表記せず、「境町大正町」となる。
1945年、大正町の岸壁で陸軍の軍用船「玉栄丸」が突如大爆発を起こす(玉栄丸爆発事故)。町内住宅はほとんど倒壊・焼失する[4]。戦後は戦災地区の指定を受け、昭和20年代に区画整理事業が実施され、再建される[4]。
1954年に境町が周辺の渡村・外江町・上道村・余子村・中浜村と合併して境港町となり、境港町の大字「大正町」となる。1956年、市制施行に伴い境港市の町名「大正町」となる。
遊亀町
[編集]遊亀町(ゆうきまち)は1871年から1887年の境町の町名で、現在の大正町海岸部の一画にあたる[4]。境町の市街地西郊外の海岸を埋立造成した遊廓地で、10数戸の置屋が開業し、劇場亀遊座も開設された[4]。明治初年の戸数22・人口78である[4]。
世帯数と人口
[編集]2022年(令和4年)7月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
大正町 | 97世帯 | 191人 |
人口の変遷
[編集]1955年(昭和30年) | 659人 | |
1980年(昭和55年) | 432人 |
世帯数の変遷
[編集]国勢調査等による世帯数の推移[4]。
1955年(昭和30年) | 167世帯 | |
1980年(昭和55年) | 142世帯 |
小・中学校の学区
[編集]番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
全域 | 境港市立境小学校 | 境港市立第一中学校 |
交通
[編集]鉄道
[編集]バス
[編集]境港駅#バスのりばを参照。
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道路
[編集]町内を通過する国道はない。
地域
[編集]名所・旧跡
[編集]施設
[編集]- 企業
- ホテル・旅館
- 天然温泉 境港 夕凪の湯 御宿 野乃(ドーミーイン・御宿野乃ホテルズグループ)
- みなと家旅館
- その他
- かつて存在した金融機関
- かつて存在した店・企業
- 岩田海運 - 設立は1938年[10]。代表は岩田熊吉[10]。
- 岡田海運 - 設立は1934年[10]。社長は岡田信吉朗[10]。
- 岡田回漕店(海運業[11]) - 設立は1932年[10]。社長は岡田信吉朗[10][12]。
- 錦隆汽船 - 設立は1937年[10]。代表は岩田熊吉[10]。
出身・ゆかりのある人物
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “令和4年度月別住民基本台帳登録数”. 境港市 (2021年7月31日). 2022年8月14日閲覧。
- ^ “郵便番号”. 日本郵便. 2022年8月14日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2022年8月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』448、805頁。
- ^ “境港市立小中学校児童、生徒の学校指定に関する規則”. 境港市. 2022年8月14日閲覧。
- ^ “地域貢献活動”. 境港海陸運送. 2020年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月26日閲覧。
- ^ 『山陰道商工便覧』伯耆國境港 第八十二國立銀行支店(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年3月29日閲覧。
- ^ a b 『境港独案内』43頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年3月29日閲覧。
- ^ 『官報 1927年10月18日』官報 第242号 434頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年2月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『日本全国銀行会社録 第47回』鳥取県 下編274頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年1月30日閲覧。
- ^ 『山陰実業興信録 大正11年』219頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年11月5日閲覧。
- ^ 『日本全国諸会社役員録 第43回』鳥取県 下編390頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年11月12日閲覧。
- ^ 『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』58頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年9月30日閲覧。
参考文献
[編集]- 川崎源太郎編『山陰道商工便覧』竜泉堂、1887年。
- 小泉憲貞『境港独案内』小泉憲貞、1900年。
- 実業興信所編『山陰実業興信録 大正11年』実業興信所山陰本所、1922年。
- 大蔵省印刷局編『官報 1927年10月18日』日本マイクロ写真、1927年。
- 交詢社編『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』交詢社、1933年。
- 商業興信所編『日本全国諸会社役員録 第43回』商業興信所、1935年。
- 商業興信所編『日本全国銀行会社録 第47回』商業興信所、1939年。
- 『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』角川書店、1982年。