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大橋駅 (福岡県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大橋駅
東口(2019年4月)
おおはし
Ōhashi
T04 高宮 (1.4 km)
(1.8 km) 井尻 T06
地図
所在地 福岡市南区大橋一丁目
北緯33度33分33.13秒 東経130度25分34.84秒 / 北緯33.5592028度 東経130.4263444度 / 33.5592028; 130.4263444座標: 北緯33度33分33.13秒 東経130度25分34.84秒 / 北緯33.5592028度 東経130.4263444度 / 33.5592028; 130.4263444
駅番号  05 
所属事業者 西日本鉄道
所属路線 天神大牟田線
キロ程 4.3 km(西鉄福岡(天神)起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
[西鉄 1]38,622人/日
-2023年-
開業年月日 1924年大正13年)4月12日
テンプレートを表示
配線図[1]

大橋駅(おおはしえき)は、福岡県福岡市南区大橋一丁目にある、西日本鉄道(西鉄)天神大牟田線である。駅番号はT05。ホーム有効長は12両分ある。

福岡市南区の中心駅で、特急を含めた全営業列車が停車する。ほとんどの優等列車が当駅で普通との緩急接続を行っている。

改装後の西口・通称「鳩広場」
(2019年4月)
改装前の西口
(2015年4月)
高架化時の西口駅舎の外観
(2005年8月)

歴史

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  • 1924年大正13年)4月12日:開業。(旧駅舎は現在の大橋二丁目に所在)
  • 1978年昭和53年)3月3日西鉄平尾 - 大橋間高架化。平日朝ラッシュ時上りを除き急行停車駅となる。またそれに伴い、駅の場所が現在の大橋一丁目に移動した。同時に西鉄名店街開業。
  • 1991年平成3年)3月30日:ホーム上に待合室新設。
  • 2001年(平成13年)1月:ホームを8両編成対応に延伸する[2]。朝上りラッシュ時に運転される8両編成の急行(同日より快速急行に改称)が停車を開始。
  • 2004年(平成16年)3月20日:バリアフリー化。(地上-改札口-ホームにエレベータ設置)
  • 2008年(平成20年)5月18日:ICカードnimoca供用開始。
  • 2010年(平成22年)3月27日:快速急行を廃止。
  • 2017年(平成29年)
  • 2019年(平成31年)4月26日:大橋西鉄名店街の改装完了、同時にレイリア大橋としてリニューアルオープン[7]
  • 2024年(令和6年)3月16日:ダイヤ改正。大橋駅におけるラッシュ時のホーム混雑解消策の一つとして、上り急行電車の一部が平尾駅、高宮駅に停車するようになる[8]

駅構造

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島式ホーム2面4線を有する高架駅。福岡(天神)を出てから初めての待避可能な駅であり、大半の普通が当駅で特急や急行を待避している。大牟田方には渡り線があり、折り返し列車も設定可能ではある。一部電車の方向幕には「急行 大橋」と「普通 大橋」があるが、現在、定期運行の折り返し列車は設定されていない。ただし、事故や災害などにより不通区間が生じた場合、大橋駅での折り返し運転が行われることがある。

のりば
乗り場 路線 方向 行先
1・2 天神大牟田線 下り 二日市太宰府久留米大牟田方面
3・4 上り 福岡(天神)方面

地下1階、地上2階建てで、「レイリア大橋(RAIRIA Ohashi)」という駅ビルになっている。旧称は大橋西鉄名店街。駅ビルには39の店が入り、駅利用者や地元住民が主に利用する。この各階は以下のようになっている。

  • 地下1階
  • 1階
    • 福岡(天神)側 - 屋内バス待合所、ONLY CUT BOXXX、オンデーズ等
    • 大牟田側 - レガネット大橋
  • 2階
    • 福岡(天神)側 - マクドナルド、クリーニングのきょくとう、クイックカラーQ、リフォームショップ オータニ
    • 大牟田側 - スターバックスカルディコーヒーファームヴィドフランス
    • 1990年代に多くの「西鉄名店街」が「Emax(エマックス)」に改装されたが、大橋駅の名店街は2017年まで改装されなかった。古くからの店舗も多く、特に南側の店舗は改装前まで「昭和」の駅ナカの風情を保っていた。エマックスに改装された4店のうち「フクオカ」「オオムタ」「イイヅカ」は既に閉鎖された(最後まで残っていた「クルメ」も、2022年9月からリニューアルに入り、改装完了後2024年10月に施設名が「レイリア久留米」に変更、エマックスブランドは消滅した[9])。後述の通り2019年4月に「レイリア大橋」と変更されたことで、西鉄名店街の名を使うのは高宮駅のみとなる。

2017年7月から「Railway Oasis」をコンセプトに大々的な改装工事に入り、2018年5月11日に第一期のリニューアルエリアが完成[10]、2019年4月26日にグランドオープンし[11]、同時に施設名称を現行の「レイリア大橋(RAIRIA Ohashi)」に変更した[7]。この大橋を皮切りに、今後西鉄沿線の他の施設もレイリアシリーズへの変更を予定している[7]。レイリア(RAIRIA)は、「RAIL(線路・沿線)」「ARIA(空気)」「AREA(地域)」を組み合わせた造語。

利用状況

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2023年度の1日平均乗降人員38,622人[西鉄 1]である。西鉄の駅では3番目に多い[注釈 1]。2012年度までは西鉄久留米駅に次いで4番目だったが、2013年度より乗降人員が増えて順位が入れ替り、2020年度は薬院駅の乗降人員を抜いた。また、西鉄福岡(天神)駅に近いため特急を利用しなくても容易に行き来が可能であり、特急停車駅となる前は、臨時停車はほとんど行われていなかった。

各年度の1日平均乗車および乗降人員は下表のとおり[12][13]

年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
1996年(平成08年) 21,304 42,068
1997年(平成09年) 20,904 41,274
1998年(平成10年) 20,008 39,562
1999年(平成111年) 19,459 38,582
2000年(平成12年) 18,888 37,619
2001年(平成13年) 18,589 37,016
2002年(平成14年) 18,159 36,145
2003年(平成15年) 18,251 36,270
2004年(平成16年) 17,545 34,975
2005年(平成17年) 17,411 34,649
2006年(平成18年) 17,427 34,855
2007年(平成19年) 17,126 34,325
2008年(平成20年) 17,175 34,510
2009年(平成21年) 17,058 34,309
2010年(平成22年) 17,137 34,563
2011年(平成23年) 16,913 34,120
2012年(平成24年) 17,041 34,400
2013年(平成25年) 17,443 35,162
2014年(平成26年) 17,185 34,470
2015年(平成27年) 17,587 35,355
2016年(平成28年) 17,752 35,680
2017年(平成29年) 18,210 36,635
2018年(平成30年) 18,833 37,921
2019年(令和元年) 19,388 [西鉄 2]39,102
2020年(令和02年) 15,539 [西鉄 3]31,491
2021年(令和03年) 17,280 [西鉄 4]34,073
2022年(令和04年) [西鉄 5]37,294
2023年(令和05年) [西鉄 1]38,622

駅周辺

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駅西側に「鳩広場」、東側にバスロータリーがあり、周辺は南区の中心部となっている。

周辺には大学や短大、専門学校が多い。

路線バス

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西鉄バスが東口駅前のロータリーに発着する。(路線は2024年3月16日現在)電車とバスの結節点となっており、利用者は非常に多い。発着路線についてはにしてつ時刻表で検索できる。ここでは主な方面のみ記載する。

1番のりば
老司那珂川方面。
三宅本町・東若久方面( 7番
三宅本町・老司・片縄博多南駅・那珂川方面( 3番47番特快4760番62番特快W
三宅本町・老司・警弥郷・博多南駅方面( 62-1番
三宅本町・老司・老司団地方面( 4番48-1番 無番
三宅本町・九州がんセンター福翔高校方面( 48番
横手南町・九州がんセンター自動車免許試験場・堤・片江営・さくら病院・福大病院方面( 外環1番
2番のりば
春日天神野間方面。
日赤前・那の川・天神方面(■ W1番W2番W3番W4番特快W
野間四角・野間大池皿山・自動車免許試験場・柏原方面( 区1番
野間四角・野間大池・長住・自動車免許試験場・桧原方面( 区2番
野間四角・若久・中尾・屋形原・桧原営・堤・片江営・西片江一丁目・福大病院方面( 6番
横手・曰佐・弥永団地・博多南駅方面( 49番
井尻六ツ角・(福岡女学院)・昇町・博多南駅・天神山・松ヶ丘団地・月の浦方面( 42番
井尻六ツ角・福岡女学院方面(■ 直行
3番のりば
博多駅板付方面。
清水・美野島博多駅方面(■ 47番47-1番特快47-1
竹下駅・美野島・博多駅方面(■ 48番48-2番
竹下駅・美野島・天神方面(■ 63番
きよみ通り・山王・博多駅方面(■ 60番
高木・弓田・板付団地方面( 5番
ららぽーと福岡方面(■ 直行

乗り継ぎ

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2013年平成25年)11月2日のダイヤ改正以降、那珂川・弥永方面と天神方面を直通していた49番や62番などの系統の大半が大橋駅で系統分離され、当駅での乗り継ぎを主体とした運行体制となった[14]。西鉄バスでは、当駅以南では定時性の向上、当駅以北の渡辺通りではわかりやすいダイヤによる利便性向上が図れるとしている[14]。なお、運賃についてはnimocaを利用した場合、通常の乗継割引とは別に100ポイントを付与することで、実質の負担額が直通バスより高くならないようにしている[14]

隣の駅

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西日本鉄道
天神大牟田線
特急・急行
薬院駅(T02) - 大橋駅(T05) - 春日原駅(T09)
急行(平日朝上り)
高宮駅(T04) ← 大橋駅(T05) ← 春日原駅(T09)
普通
高宮駅(T04) - 大橋駅(T05) - 井尻駅(T06)

脚注

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注釈

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  1. ^ 順位は西日本鉄道#鉄道事業の項目を参照の事

出典

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  1. ^ 川島令三『【図説】日本の鉄道 四国・九州ライン 全線・全駅・全配線』講談社、2013年8月19日、14頁。
  2. ^ 、2001、「RAILWAY TOPICS - 西鉄がダイヤ改正 快速急行を新設」、『鉄道ジャーナル』(通巻414号)、鉄道ジャーナル社、2001年4月 p. 95
  3. ^ 〜訪日外国人旅行者にも分かりやすい電車へ〜 西鉄電車の全駅に駅ナンバリングを導入します!』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道、2017年1月24日。オリジナルの2020年7月28日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200728005205/http://www.nishitetsu.co.jp/release/2017/16_097.pdf2020年12月7日閲覧 
  4. ^ 平成29年8月26日(土)西鉄天神大牟田線ダイヤ改正 「大橋駅」を特急停車駅に変更 朝ラッシュ・夜間帯の特急列車の増発』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道、2017年6月21日。オリジナルの2020年12月7日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201207061826/http://www.nishitetsu.co.jp/release/2017/17_059.pdf2020年12月7日閲覧 
  5. ^ 大橋エリアの更なる魅力向上へ 西鉄天神大牟田線「大橋駅」が特急停車駅になります』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道、2017年1月26日。オリジナルの2020年12月7日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201207062043/http://www.nishitetsu.co.jp/release/2016/16_099.pdf2020年12月7日閲覧 
  6. ^ “西鉄大橋駅、特急停車駅に 天神大牟田線で8月から”. 朝日新聞. (2017年1月26日). オリジナルの2020年12月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201207062744/https://www.asahi.com/articles/ASK1V4DJJK1VTIPE00P.html 2020年12月7日閲覧。 
  7. ^ a b c 4/26(金)大橋西鉄名店街いよいよグランドオープン!「RAIRIA Ohashi」として生まれ変わります!』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道、2019年3月12日。オリジナルの2020年12月7日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201207062434/http://www.nishitetsu.co.jp/release/2018/18_187.pdf2020年12月7日閲覧 
  8. ^ 「福岡の動脈都市圏シフト 混雑緩和へ急行の停車駅増」『西日本新聞』2024年(令和6年)3月15日1面
  9. ^ 西鉄久留米駅ビルをリニューアルします!~商業施設「エマックス・クルメ」は「レイリア久留米」として生まれ変わります~ - 西日本鉄道 2022年9月21日(2022年9月21日閲覧)
  10. ^ 商業施設「大橋西鉄名店街」 第1期リニューアルオープン!』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道、2018年3月23日。オリジナルの2020年12月7日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201207062558/http://www.nishitetsu.co.jp/release/2017/17_249.pdf2020年12月7日閲覧 
  11. ^ 人にやさしい施設へと生まれ変わり、街のにぎわいを創出 大橋エリアの価値向上について 〜商業施設「大橋西鉄名店街」のリニューアル、屋内バス待合所の設置などを実施〜』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道、2017年1月26日。オリジナルの2020年12月7日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201207062249/http://www.nishitetsu.co.jp/release/2016/16_100.pdf2020年12月7日閲覧 
  12. ^ 福岡市統計書(令和4年(2022年)版)第9章 運輸・通信 第13表 私鉄各駅乗降人員”. 福岡市. 2023年6月10日閲覧。
  13. ^ 九州運輸要覧 5.鉄道・軌道及び索道の現況〔2〕鉄道・軌道(オ)1日平均乗車人員”. 九州運輸局. 2023年6月10日閲覧。
  14. ^ a b c 南部エリアダイヤ改正「西鉄大橋駅」乗り継ぎサービスについて”. 西日本鉄道株式会社. 2013年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月10日閲覧。
西日本鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2023年度1日平均、単位:人)”. 2024年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月12日閲覧。
  2. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2019年度1日平均、単位:人)”. 2021年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月21日閲覧。
  3. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2020年度1日平均、単位:人)”. 2021年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月21日閲覧。
  4. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2021年度1日平均、単位:人)”. 2022年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月20日閲覧。
  5. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2022年度1日平均、単位:人)”. 2023年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月20日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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