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唐松駅

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唐松駅
駅舎(2007年8月)
とうまつ
TŌmatsu
三笠 (3.9 km)
(2.0 km) 弥生
地図
所在地 北海道三笠市唐松町1丁目
北緯43度15分13.5秒 東経141度55分14.1秒 / 北緯43.253750度 東経141.920583度 / 43.253750; 141.920583座標: 北緯43度15分13.5秒 東経141度55分14.1秒 / 北緯43.253750度 東経141.920583度 / 43.253750; 141.920583
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 幌内線
電報略号 ウマ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
69人/日
-1981年(昭和56年)-
開業年月日 1929年昭和4年)12月15日[1]
廃止年月日 1987年(昭和62年)7月13日[1]
キロ程 14.8 km(岩見沢起点)
キロ程 3.9 km(三笠起点)
備考 幌内線廃線に伴い廃駅
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唐松駅(とうまつえき)は、かつて北海道三笠市唐松町に設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)幌内線(支線)の廃駅)である。電報略号ウマ事務管理コードは▲131521[2]

歴史

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1976年の唐松駅と周囲500 m範囲。左が岩見沢方面。単式ホーム1面1線と駅裏に4本の留置線、駅舎横岩見沢側に切り欠き状の貨物ホームと引込み線を有している。かつては駅の南側台地に北炭新幌内砿があり、当駅岩見沢側から駅前の道路を横切る軌道跡が残されているが、写真では影になっている台地の崖下へ専用線が伸び、崖を利用して設置されていたホッパーから運炭していた。崖上の選炭施設も含めて全て撤去され、僅かな残骸だけが残されている。(なお稼働中の様子は国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの1962年撮影 MHO622-C7-40 で確認することができる。)
また、1943年(昭和18年)の閉山まで、住友鉱業(当時)唐松砿のホッパーが駅裏駅舎正面に設置されて石炭積込み線が敷かれていたが、こちらは古いために跡形も無い。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

住友坂炭礦(現・住石マテリアルズ)の請願駅であった。

年表

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  • 1929年昭和4年)
  • 1930年(昭和5年)8月1日:旅客・荷物の取り扱いを開始し、一般駅となる[3]
  • 1932年(昭和7年)10月12日:昭和鉱業株式会社新幌内礦業所設立(後に北炭に吸収合併)。選炭場及び積込ポケット設置、専用線敷設(時期不明)。
  • 1941年(昭和16年):駅舎改修(増築)[5]
  • 1943年(昭和18年)6月:住友鉱業唐松炭砿閉山。積込み線廃止。
  • 1957年(昭和32年):駅舎改修(増築)[5]
  • 1967年(昭和42年):北炭新幌内炭礦が北炭幌内炭礦へ統合され、連絡坑道より幌内駅側へ出炭。一部上層残炭を北炭系列の北斗興業株式会社が譲り受け、新三笠炭礦設立。旧新幌内炭礦の施設を利用し当駅から運炭。
  • 1972年(昭和47年)11月1日:三笠駅 - 幌内駅間が旅客営業を廃止し貨物支線となったため、岩見沢駅 - 幾春別駅間が本線となる[6]
  • 1973年(昭和48年)8月30日:北斗興業新三笠炭礦閉山。専用線廃止[1]
  • 1981年(昭和56年)5月25日:貨物・荷物の取り扱いを廃止[7]駅員無配置駅となる[8]
  • 1984年(昭和59年)2月1日:簡易委託駅化。
  • 1987年(昭和62年)

駅名の由来

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付近の沢の名に由来し、国鉄北海道総局が1973年(昭和48年)に発行した『北海道駅名の起源』では「明治22年ごろ藤松某が木炭を焼いていたので『藤松沢』と呼ばれたが、いつしか唐松沢に転じたもの」としている[9]

駅構造

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廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する無人駅であった。以前は相対式ホーム2面2線を有しており、列車行き違い設備もあったが、駅舎側の1線を残して撤去された。駅舎はギャンブレル屋根(二面切妻二段勾配屋根)が特徴であり、待合室部分と駅事務室部分の2棟が直交した独特の形態である[5]

駅周辺

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廃止後の現状

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廃駅後しばらくはそのまま放置され、廃墟となり荒れ放題となっていたが、地元有志により駅周辺の整備、駅舎の修復、記念品の展示、看板のかけ替えが行われ、現役当時の雰囲気に戻った。

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
幌内線
三笠駅 - 唐松駅 - 弥生駅

脚注

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  1. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、842頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、222頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ a b c 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 1 北海道、新潮社、2008年、36頁。ISBN 978-4-10-790019-7 
  4. ^ 『官報』 1929年12月13日 鉄道省告示第270号(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ a b c 基礎資料 歴史遺産の概要 北海道空知総合振興局、2022年1月23日閲覧。
  6. ^ 日本国有鉄道旅客局 編『日本国有鉄道 停車場一覧』日本国有鉄道、1985年9月20日、189, 499頁。doi:10.11501/12065988ISBN 4-533-00503-9https://dl.ndl.go.jp/pid/12065988 
  7. ^ “日本国有鉄道公示第29号”. 官報. (1981年5月23日) 
  8. ^ “「通報」●幌内線萱野駅ほか6駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1981年5月23日) 
  9. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、61頁。ASIN B000J9RBUY 

関連項目

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