吉備湯浅パーキングエリア
吉備湯浅パーキングエリア | |
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上り線施設(2006年) | |
所属路線 | E42 湯浅御坊道路 |
本線標識の表記 | 吉備湯浅 |
起点からの距離 | 85.6 km(松原JCT起点) |
◄有田南IC (1.6 km) (1.0 km) 湯浅IC► | |
供用開始日 | 1994年(平成6年)12月21日 |
上り線事務所 | 8:00-20:00 |
下り線事務所 | 24時間 |
所在地 |
〒643-0023 和歌山県有田郡有田川町熊井674-3 和歌山県有田郡有田川町熊井631-2 |
吉備湯浅パーキングエリア(きびゆあさパーキングエリア)は、和歌山県有田郡有田川町の湯浅御坊道路上にあるパーキングエリア(PA)。
施設は第三セクターの「有田観光物産センター」によって「紀州路ありだ」として運営され、有田地域の情報発信拠点にもなっている[1][2]。
道路
[編集]- E42 湯浅御坊道路
歴史
[編集]1994年7月に開通した湯浅御坊道路の吉備IC - 広川IC間に設けられ、開通式は吉備湯浅PAで行われた[3][4]。開通時点でトイレ等の工事は完了しておらず、完成までは仮設トイレが設置されていた[3]。
当初はトイレのみが設置されていたが、1997年10月より道路サービス施設の占用が第三セクターにも認められるようになったことを受けて、県内物産品等販売施設が新設された[5][6]。運営主体として和歌山県、有田市、有田郡5ヶ町、農業協同組合、地元商工団体などの出資により「有田観光物産センター株式会社」が設立され、1999年4月から開催される南紀熊野体験博に合わせて準備が進められた[6][7]。施設の愛称は公募の上で「紀州路ありだ」と付けられた[7]。まず上り線に鉄骨造平屋建て185平方メートルの建物を建設し、物産品販売コーナーと軽食コーナー、交通・観光のインフォメーションコーナーなどを設け、1999年4月に開業した[1][8]。
下り線でも「紀州路ありだ」が2002年11月に開業した[9][10]。下り線の施設には24時間営業のコンビニエンスストアが入居し、その中に物産品販売コーナーを設けた[9][10]。関西において初めて高速道路施設にコンビニが出店した事例である[9][10]。コンビニのほかには軽食コーナーが設けられた[9]。建物は鉄骨造り平屋建て約250平方メートルで、うち145平方メートルをコンビニが使用する[9][10]。下り線の「紀州路ありだ」の総事業費は7400万円[10]。
阪和自動車道がみなべICまで延伸して交通量が増加したことも相まって2004年度の売り上げは約2億2千万円となった[2]。上り線の物産品販売コーナーでの取扱品目を増やしたいとの要望があり、上り線施設を2005年10月に増改築した[2]。
年表
[編集]- 1994年(平成6年)
- 1997年(平成9年)12月18日 - 第三セクター「有田観光物産センター」設立[6]。
- 1999年(平成11年)4月1日 - 上り線に県内物産品等販売施設「紀州路ありだ」が開業[1][8]。
- 2002年(平成14年)11月1日 - 下り線に「紀州路ありだ」が開業[9][10]。
- 2005年(平成17年)10月11日 - 上り線の「紀州路ありだ」が増改築された上で新装開店[2]。
- 2013年(平成25年)3月5日 - トイレの改修工事完了[12]。
- 2021年(令和3年)12月18日 - 湯浅御坊道路4車線化完成[13]。上り線にて記念イベントを開催[14][15]。
施設
[編集]上り線(大阪方面)
[編集]- 駐車場
- 大型6台
- 小型41台
- 大型小型兼用3台/6台
- 二輪4台
- トレーラー2台
- トイレ[12]
- 男性 : 大4(洋式3、和式1)・小5
- 女性 : 9(洋式8、和式1)
- 幼児用小便器有
- 多機能 : 1
- 県内物産品等販売施設「紀州路ありだ」(8時00分-20時00分) - ログハウス風の外壁[1]。有田観光物産センター株式会社が、管理・運営する。
- ショッピングコーナー
- スナックコーナー
- 自動販売機
下り線(白浜方面)
[編集]- 駐車場
- 大型9台
- 小型20台
- 二輪4台
- トレーラー2台
- 身体障害者用3台
- トイレ[12]
- 男性 : 大4(洋式3、和式1)・小5
- 女性 : 9(洋式8、和式1)
- 幼児用小便器有
- 多機能 : 1
- 「紀州路ありだ」 - 有田観光物産センター株式会社が、管理・運営する。
隣
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 「「紀州路ありだ」あす完成式 特産品販売所が登場」『毎日新聞 和歌山版』1999年3月17日。
- ^ a b c d 長谷川晶夫「増改築完成し開店 特産品販売施設「紀州路ありだ」 吉備湯浅パーキング」『朝日新聞 朝刊 和歌山版』2005年10月12日、28面。
- ^ a b c 「国内ニュース」『高速道路と自動車』第37巻第8号、高速道路調査会、1994年8月1日、84–85頁、NDLJP:2688922/49。
- ^ a b 「県内経済日誌」『経済月報』第319号、紀陽銀行 調査部、1994年8月31日、38頁、NDLJP:2843887/21。
- ^ 道路局路政課「「道路サービス施設占用許可基準」の改正について」『道路行政セミナー』第8巻第9号、道路広報センター、1997年12月15日、27–31頁、NDLJP:3313931/16。
- ^ a b c 「吉備湯浅PAの物産販売施設 運営3セク、18日設立 和歌山県など出資」『日本経済新聞 地方経済面 近畿A』1997年12月11日、9面。
- ^ a b 鈴木健太郎「有田観光物産センター 「紀州路ありだ」に愛称決まる」『毎日新聞 和歌山版』1998年10月10日。
- ^ a b 「熊博効果で売り上げ2倍 湯浅御坊道路の「紀州路ありだ」」『読売新聞 朝刊 和歌山県版』読売新聞大阪本社、2002年11月5日、31面。
- ^ a b c d e f 「PAに関西初のコンビニ 吉備湯浅、来月オープン」『朝日新聞 朝刊 和歌山版』2002年10月26日、25面。
- ^ a b c d e f 「湯浅御坊道路にコンビニ 吉備の下り線に、特産品も提供」『読売新聞 朝刊 和歌山県版』読売新聞大阪本社、2002年11月5日、28面。
- ^ “和歌山県の高規格幹線道路”. 和歌山県. 2023年8月14日閲覧。
- ^ a b c 『湯浅御坊道路 吉備湯浅PAのお手洗いをリニューアルしました!』(プレスリリース)西日本高速道路、2013年3月5日 。2018年10月13日閲覧。
- ^ 『令和3年12月18日(土曜)朝6時にE42 阪和自動車道・E42 湯浅御坊道路(有田IC~印南IC)の4車線化工事が完成しました ― 工事へのご理解とご協力をいただきまして誠にありがとうございました ―』(プレスリリース)西日本高速道路、2021年12月20日 。2023年8月16日閲覧。
- ^ 『阪和自動車道・湯浅御坊道路4車線化完成記念イベントを開催します!』(PDF)(プレスリリース)ありだ広域交流協議会事務局、2021年12月17日 。2023年8月16日閲覧。
- ^ 橋本陵汰「阪和道:有田-印南間、4車線に 吉備湯浅PA記念イベント 阪和道」『毎日新聞 和歌山版』2021年12月19日、22面。
- ^ “ファミリーマート吉備湯浅PA 共同出張所”. 株式会社イーネット. 2023年8月16日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 吉備湯浅パーキングエリア(上り線) - 西日本高速道路サービス・ホールディングス
- 吉備湯浅パーキングエリア(下り線) - 西日本高速道路サービス・ホールディングス
- 吉備・湯浅パーキングエリア「紀州路ありだ」