古川吉洋
古川吉洋 | |
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阪神6Rパドック(2019年12月1日) | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 岡山県津山市 |
生年月日 | 1977年9月26日(47歳) |
身長 | 160cm |
体重 | 50kg |
血液型 | O型 |
騎手情報 | |
所属団体 | JRA |
所属厩舎 | フリー |
初免許年 | 1996年 |
免許区分 | 平地・障害[1] |
重賞勝利 | 14勝(中央11勝、地方3勝) |
G1級勝利 | 阪神3歳ステークス(1996年) |
経歴 | |
所属 |
栗東・長浜博之(1996.3.1 - ) 栗東・フリー( - 2007.5.16) 栗東・武田博(2007.5.17 - 2007.9.20) 栗東・フリー(2007.9.21 -) |
古川 吉洋(ふるかわ よしひろ、1977年9月26日 - )は、日本中央競馬会 (JRA) 栗東所属の騎手。岡山県津山市出身[2]。同期には福永祐一や和田竜二らがおり、競馬学校花の12期生のひとりである。愛称は「フルキチ」。
来歴
[編集]宮崎県生まれで、小学3年まで過ごす[2]。中学校時代は野球をしており運動神経のよさと体躯の小ささから騎手になることを勧められ競馬学校を受験する。古川は当初、騎手・進学を半々で考えており、興味半分で受験。合格したことから騎手になることを決心した。
1996年栗東・長浜博之厩舎の所属騎手としてデビューをしたが初勝利までには時間を要し、デビューから3か月を経た6月に同期のなかではもっとも遅い初勝利を挙げている。しかし、そこからは順調に勝利数を積み重ね、初年度に21勝を挙げる。
翌1997年にはアインブライドに騎乗し、暮れの阪神3歳牝馬ステークスに勝利。デビュー2年目(20歳と約3か月)、そして同期では一番乗りでのGI初制覇を果たし、インタビューでは思わず号泣する場面もあった。しかし、このレース以降約25年間GI勝利をしていない。
その後、減量が取れてからは勝ち鞍が低迷していた時期もあったが、2007年ごろから騎乗数と勝ち鞍を増やし続けふたたび勝ち鞍を年間20勝前後に戻し、2009年にはピエナビーナスでクイーンステークスを制し、阪神3歳牝馬ステークス以来12年ぶりの重賞勝ちを記録している。
2010年は自己最高の38勝をマークした。
2011年8月、第7回韓国馬事会国際騎手招待レースに出場(10位)[3]。
2020年3月15日、阪神第2競走でオカリナに騎乗し1着となり、史上100人目となるJRA通算500勝を達成した[4]。
2022年1月15日、小倉第1競走でテイエムシニスターに騎乗して史上47人目のJRA通算10000回騎乗を達成した[5]。
2024年7月21日、札幌2Rでサンネリネに騎乗し、史上47人目、現役では27人目となるJRA通算1万1000回騎乗を達成した[6]。
おもな騎乗馬
[編集]- アインブライド(1997年阪神3歳牝馬ステークス)
- ピエナビーナス(2009年クイーンステークス)
- ヒットザターゲット(2012年新潟大賞典)
- ラブイズブーシェ(2014年函館記念)
- テイエムイナズマ(2016年大阪城S、小倉日経OP)
- メイショウスミトモ(2017年シリウスステークス、名古屋グランプリ)
- テイエムジンソク (2017年みやこステークス、2018年東海ステークス)
- サトノフェイバー(2018年きさらぎ賞)
- ゴールドクイーン(2018年葵ステークス、2019年かきつばた記念)
- ライトオンキュー(2019年京阪杯)
- ケイデンスコール(2021年マイラーズカップ)[7]
騎乗成績
[編集]日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初騎乗 | 1996年3月2日 | 1回中京1日1R | 4歳未勝利 | アグネスマダム | 16頭 | 5 | 7着 |
初勝利 | 1996年6月22日 | 3回阪神3日12R | 5歳上500万下 | タガノビエント | 16頭 | 6 | 1着 |
重賞初騎乗 | 1996年12月8日 | 3回中京6日11R | 愛知杯 | カルチョバンビーノ | 16頭 | 14 | 15着 |
GI初騎乗 | 1997年11月2日 | 5回京都2日10R | 菊花賞 | ノーザンウェー | 18頭 | 16 | 13着 |
GI初勝利 | 1997年11月30日 | 5回阪神2日11R | 阪神3歳牝馬S | アインブライド | 16頭 | 7 | 1着 |
年度 | 1着 | 2着 | 3着 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 備考 |
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1996年 | 21 | 25 | 22 | 345 | .061 | .133 | .197 | |
1997年 | 32 | 33 | 41 | 465 | .069 | .140 | .228 | フェアプレー賞 |
1998年 | 21 | 23 | 33 | 386 | .054 | .114 | .199 | |
1999年 | 14 | 21 | 19 | 296 | .047 | .075 | .150 | |
2000年 | 4 | 7 | 11 | 147 | .027 | .075 | .150 | |
2001年 | 6 | 18 | 16 | 250 | .024 | .096 | .160 | |
2002年 | 20 | 18 | 20 | 343 | .058 | .111 | .169 | |
2003年 | 9 | 16 | 27 | 363 | .025 | .069 | .143 | |
2004年 | 7 | 15 | 10 | 243 | .029 | .091 | .132 | |
2005年 | 6 | 15 | 11 | 234 | .026 | .090 | .137 | |
2006年 | 9 | 6 | 5 | 156 | .058 | .096 | .128 | |
2007年 | 18 | 19 | 27 | 273 | .066 | .136 | .234 | |
2008年 | 20 | 21 | 21 | 308 | .065 | .133 | .201 | |
2009年 | 27 | 27 | 24 | 405 | .067 | .133 | .193 | |
2010年 | 38 | 43 | 38 | 584 | .065 | .139 | .204 | |
2011年 | 21 | 30 | 42 | 504 | .042 | .101 | .185 | |
2012年 | 21 | 22 | 35 | 454 | .046 | .094 | .172 | |
2013年 | 29 | 23 | 22 | 430 | .067 | .121 | .172 | フェアプレー賞 |
2014年 | 24 | 27 | 25 | 483 | .050 | .106 | .157 | |
2015年 | 29 | 31 | 20 | 484 | .060 | .124 | .165 | |
2016年 | 23 | 32 | 16 | 491 | .047 | .112 | .145 | |
2017年 | 36 | 29 | 36 | 499 | .072 | .130 | .202 | フェアプレー賞 |
2018年 | 30 | 32 | 23 | 417 | .060 | .124 | .169 | |
2019年 | 29 | 32 | 24 | 381 | .062 | .131 | .182 | |
2020年 | 17 | 34 | 26 | 373 | .038 | .113 | .171 | |
2021年 | 13 | 26 | 24 | 367 | .030 | .091 | .147 | |
2022年 | 17 | 24 | 28 | 324 | .043 | .104 | .176 | |
2023年 | 16 | 20 | 27 | 308 | .043 | .097 | .170 | |
2024年 | ||||||||
中央 | 439 | 504 | 524 | 8181 | .054 | .115 | .179 | |
地方 | 16 | 17 | 10 | 107 | .150 | .308 | .402 |
- 100勝-2002年2月23日阪神競馬第3競走 タガノインディー
- 200勝-2009年6月28日札幌競馬第10競走 ロッソトウショウ
- 300勝-2013年3月17日中京競馬第7競走 ダイワカリエンテ
- 400勝-2017年1月5日京都競馬第2競走 テイエムチェロキー
参考文献
[編集]- 別冊宝島『競馬騎手名鑑'98』(宝島社、1998年)ISBN 4-7966-9383-1
出典
[編集]- ^ “平成28年度 騎手免許試験合格者” (PDF). 日本中央競馬会 (2016年2月11日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ a b “絆を大切にするGIジョッキー”. 津山市. 2022年7月31日閲覧。
- ^ “古川吉洋騎手は10位…韓国馬事会国際騎手招待レース”. 競馬ラボ. 2022年7月31日閲覧。
- ^ “古川吉洋騎手、JRA通算500勝達成 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2021年8月27日閲覧。
- ^ “古川吉洋騎手がJRA通算10000回騎乗達成 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2022年1月17日閲覧。
- ^ “古川吉洋騎手が札幌2Rで1万1000回騎乗を達成 現役27人目”. スポーツ報知 (2024年7月21日). 2024年7月29日閲覧。
- ^ 当初は岩田康誠騎手が騎乗予定だったが、前日のレースで他の騎手に対して粗暴行為を行って騎乗停止処分を受けた為、代打で騎乗した