南平台 (川崎市)
南平台 | |
---|---|
町丁 | |
北緯35度35分36秒 東経139度34分12秒 / 北緯35.593417度 東経139.569978度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 川崎市 |
行政区 | 宮前区 |
地区 | 向丘出張所 |
人口情報(2024年(令和6年)6月30日現在[1]) | |
人口 | 4,266 人 |
世帯数 | 2,233 世帯 |
面積([2]) | |
0.320177401 km² | |
人口密度 | 13323.86 人/km² |
設置日 | 1985年(昭和60年)11月5日 |
郵便番号 | 216-0024[3] |
市外局番 | 044(川崎MA)[4] |
ナンバープレート | 川崎 |
ウィキポータル 日本の町・字 ウィキポータル 神奈川県 ウィキプロジェクト 日本の町・字 |
南平台(なんぺいだい)は、神奈川県川崎市宮前区の町名。丁番を持たない単独町名である。住居表示実施済区域[5]。面積は0.32km²[2]。
地理
[編集]宮前区の中部に位置する。東名高速道路が南平台の南東端を通過し、東京料金所やその他中日本高速道路関連の施設が所在している。それ以外は、市営住宅[6]など住宅地が広がっている。
南平台の北端は白幡台や平と、南東端では東名高速を概ねの境界としてけやき平に接する。南端では土橋や犬蔵と、西端では初山に接する。これらの町域はすべて宮前区であり、南平台は市境や区境には接していない。
歴史
[編集]当地からは縄文中期の初山遺跡が発掘されるなどしている[7]。江戸時代までは平村の、明治から川崎市編入までは向丘村の一部であった。戦時中には軍用地として接収され、戦後に解放されたときには大字向ヶ丘の一部となった。
戦後になり、市営住宅が建設されるなど宅地化が進んでいったが、前後して東名高速道路が開通し、騒音が問題となった。地元住民たちの、8年間に及ぶ日本道路公団(当時)との交渉の結果、全国初となるR型遮音壁が設置された[8]。
この節の加筆が望まれています。 |
地名の由来
[編集]戦後に大字向ヶ丘が成立した際、当地は以前の大字平の南部に位置することから、字南平(みなみだいら)とされた。住居表示を施行する際には、その「南平」に地形を表現する「台」を合わせ、さらに渋谷区にある南平台町の良好な住環境のイメージも重ね合わされて、「南平台」となった[7]。
沿革
[編集]- 江戸時代 - 当地は平村の一部であった。
- 1889年(明治22年) - 平村など4村が合併して向丘村が成立。当地は向丘村大字平の一部となる。
- 1938年(昭和13年) - 向丘村が川崎市に編入。川崎市平の一部となる。
- 1939年(昭和14年) - 当地が軍用地として接収される。
- 1951年(昭和26年) - 接収解除された軍用地が大字向ヶ丘となる。当地は大字向ヶ丘字南平となる。
- 1965年(昭和40年) - 初山遺跡が発掘される。
- 1968年(昭和43年) - 東名高速道路の、東京 - 厚木間が開通。東京料金所が設置される。
- 1972年(昭和47年) - 川崎市が政令指定都市へ移行。高津区大字向ケ丘字南平となる。
- 1982年(昭和57年) - 高津区から宮前区が分区。当地は宮前区大字向ケ丘字南平となる。
- 1985年(昭和60年) - 住居表示の実施に伴い、向ケ丘字南平、平字宮ノ谷の各一部から南平台が新設される[9][10]。
世帯数と人口
[編集]2024年(令和6年)6月30日現在(川崎市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
南平台 | 2,233世帯 | 4,266人 |
人口の推移
[編集]南平台の人口は、以下の表のように推移している。
年 | 基準日 | 人口 | 人口基準 | 出典 |
---|---|---|---|---|
1986年(昭和61年) | 4月1日 | 4085 | 推計人口 | [11] |
1987年(昭和62年) | 4月1日 | 4022 | 推計人口 | [11] |
1988年(昭和63年) | 10月1日 | 4289 | 推計人口 | [12] |
1989年(平成元年) | 10月1日 | 4271 | 推計人口 | [12] |
1990年(平成2年) | 10月1日 | 4508 | H2国勢調査 | [12] |
1991年(平成3年) | 10月1日 | 4588 | 推計人口 | [12] |
1992年(平成4年) | 10月1日 | 4489 | 推計人口 | [12] |
1993年(平成5年) | 10月1日 | 4581 | 推計人口 | [13] |
1994年(平成6年) | 10月1日 | 4535 | 推計人口 | [13] |
1995年(平成7年) | 10月1日 | 4381 | H7国勢調査 | [13] |
1996年(平成8年) | 10月1日 | 4335 | 登録人口 | [13] |
1997年(平成9年) | 10月1日 | 4482 | 登録人口 | [13] |
1998年(平成10年) | 10月1日 | 4545 | 登録人口 | [14] |
1999年(平成11年) | 10月1日 | 4729 | 登録人口 | [15] |
2000年(平成12年) | 10月1日 | 4714 | 登録人口 | [16] |
2001年(平成13年) | 10月1日 | 4804 | 登録人口 | [17] |
2002年(平成14年) | 10月1日 | 4809 | 登録人口 | [18] |
2003年(平成15年) | 10月1日 | 4894 | 登録人口 | [19] |
2004年(平成16年) | 10月1日 | 4844 | 登録人口 | [20] |
2005年(平成17年) | 9月30日 | 5003 | 登録人口 | [21] |
2006年(平成18年) | 9月30日 | 4971 | 登録人口 | [22] |
2007年(平成19年) | 9月30日 | 4903 | 登録人口 | [23] |
2008年(平成20年) | 9月30日 | 4846 | 登録人口 | [24] |
2009年(平成21年) | 9月30日 | 4846 | 登録人口 | [25] |
2010年(平成22年) | 9月30日 | 4791 | 登録人口 | [26] |
人口の変遷
[編集]国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[27] | 4,381
|
2000年(平成12年)[28] | 4,651
|
2005年(平成17年)[29] | 4,933
|
2010年(平成22年)[30] | 4,697
|
2015年(平成27年)[31] | 4,379
|
2020年(令和2年)[32] | 4,262
|
世帯数の変遷
[編集]国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[27] | 1,666
|
2000年(平成12年)[28] | 1,875
|
2005年(平成17年)[29] | 2,093
|
2010年(平成22年)[30] | 2,066
|
2015年(平成27年)[31] | 1,989
|
2020年(令和2年)[32] | 2,092
|
学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2022年3月時点)[33][34]。
番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
全域 | 川崎市立白幡台小学校 | 川崎市立犬蔵中学校 |
事業所
[編集]2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[35]。
町丁 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
南平台 | 102事業所 | 991人 |
事業者数の変遷
[編集]経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[36] | 84
|
2021年(令和3年)[35] | 102
|
従業員数の変遷
[編集]経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[36] | 698
|
2021年(令和3年)[35] | 991
|
交通
[編集]鉄道
[編集]東京料金所の真下を武蔵野南線が通過しているが、同線は基本的に貨物線であり、また当地に同線を利用可能な駅設備も存在しない。
高速バス
[編集]路線の詳細については、東京料金所#停車する路線を参照のこと。
東名高速道路の東京料金所に隣接して向ヶ丘バスストップがあり、各方面への高速バスが発着している。
路線バス
[編集]川崎市交通局(鷲ヶ峰営業所)が、当地と宮前平駅や溝口駅などを結ぶバスを運行している。
道路
[編集]施設
[編集]高速道路関連
[編集]教育施設
[編集]その他
[編集]日本郵便
[編集]警察
[編集]町内の警察の管轄区域は以下の通りである[42]。
番・番地等 | 警察署 | 交番・駐在所 |
---|---|---|
全域 | 宮前警察署 | 宮前平駅前交番 |
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “令和6年町丁別世帯数・人口 6月末日現在” (xls). 川崎市 (2024年7月25日). 2024年8月16日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ a b “町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)の数値」令和2年国勢調査)” (XLS). 川崎市 (2024年1月25日). 2024年3月20日閲覧。 “町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)」の数値)”
- ^ a b “南平台の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ “区別町名一覧表(宮前区)”. 川崎市 (2022年1月28日). 2022年4月10日閲覧。
- ^ 宮前区内の川崎市営住宅一覧 川崎市、2005年12月1日現在(2011年9月6日閲覧)。
- ^ a b 「川崎市の町名」 日本地名研究所編、川崎市発行、1991年、P209。
- ^ 「たちばな地名探訪」 前川清治、労働教育センター、1997年。ISBN 4-8450-0283-3、P133~136。
- ^ 「川崎市告示第96号」『川崎市公報』第953号、川崎市、1985年4月25日、317頁。
- ^ 「川崎市告示第231号」『川崎市公報』第965号、川崎市、1985年10月25日、495-496頁。
- ^ a b 川崎市発行「川崎市統計書」昭和62年版、P28・29
- ^ a b c d e 川崎市発行「川崎市統計書」平成4年版、P32~34
- ^ a b c d e 川崎市発行「川崎市統計書」平成9年版、P32~33
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成10年10月1日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成11年10月1日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成12年10月1日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成13年10月1日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成14年10月1日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成15年10月1日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成16年10月1日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成17年9月末日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成18年9月末日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成19年9月末日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成20年9月末日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成21年9月末日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成22年9月末日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “宮前区の小学校(町丁名順)”. 川崎市 (2022年4月1日). 2022年4月24日閲覧。
- ^ “宮前区の中学校(町丁名順)”. 川崎市 (2020年12月28日). 2022年4月24日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ 神奈川県警察高速道路交通警察隊 2011年9月6日閲覧。
- ^ 入札公告 (PDF) 中日本高速道路、2011年5月6日(2011年9月6日閲覧)。
- ^ 申請・問い合せ窓口(各高速道路(株)) 国土交通省、2011年9月6日閲覧。
- ^ 入札公告 (PDF) 中日本高速道路、2011年2月1日(2011年9月6日閲覧)。
- ^ “郵便番号簿PDF(2023年度版) 表紙等付属資料” (PDF). 日本郵便. 2024年2月10日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2023年度版)”
- ^ “交番案内/宮前警察署/神奈川県警察”. 神奈川県警察. 2024年3月13日閲覧。