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中島弘二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中島 弘二
Koji NAKAJIMA
基本情報
名前 中島 弘二
生年月日 (1945-08-26) 1945年8月26日(79歳)
身長 164 cm (5 ft 5 in)
体重 70 kg (154 lb)
国籍 日本の旗 日本
出身地 茨城県
経歴
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中島 弘二(なかじま こうじ、1945年8月26日 - )は、茨城県出身のプロゴルファー

来歴

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17歳からゴルフを始め、1968年にプロ入りする[1]

1978年阿蘇ナショナルパークオープンでは西宮辰幸高井吉春今井昌雪と並んでの8位タイ[2]1986年にはNST新潟オープン金井清一大町昭義木村政信と並んでの5位タイ[3]に入り、1992年大京オープン[4]を最後にレギュラーツアーから引退。 

トーナメント出場の傍ら、所属クラブで研修生を指導し、パワーと個性を引きだすレッスンプロとしても評判が高く、小林浩美の育ての親となった[5]

1995年にはシニア入りし[5]、五島昇メモリアルとうきゅうシニアカップで新井規矩雄小川清二ビル・ダンクオーストラリア)、松本紀彦を抑えて[6]初優勝[1]を果たす。

1996年には第一生命カップシニアで竹安孝博渡辺修松井利樹と並んでの9位タイ[7]、TPCスターツシニア7位タイ[8]に入り、日本プロシニアではテリー・ゲール(オーストラリア)、石井裕士・金井・鈴村照男長谷川勝治安田春雄菊地勝司小林富士夫を抑えて優勝[9]日本シニアオープンでは青木功ゲーリー・プレーヤー南アフリカ)、グラハム・マーシュ(オーストラリア)に次ぐ4位[10]に入った。

1998年にはTPCスターツシニア10位[11]、日本プロシニアでは金井の2位[12]に入った。

2003年のPGAフィランスロピービックライザックシニアには陳志明中華民国)、中尾豊健マイク・ファーガソン(オーストラリア)、山本善隆と並んでの7位タイ[13]に入った。

2004年にはキャッスルヒルオープンでは中村彰男横島由一と並んでの6位タイ[14]に入った。

2016年の日本プロゴールドシニアでは目にも異常が出てきたほか、大会1週間前に転んで痛めた右足に内出血が残る中、初日を1アンダーでまとめる[15]。首位と1打差で最終日をスタートし、2番でイーグル、3番でバーディを奪って一気に先頭に踊り出ると、その後は4ボギーを叩いて貯金を全部吐き出したが、16番をバーディとして1打差で逃げ切る[15]

2019年の日本プロゴールドシニアでは初日を1バーディ・1ボギーのイーブンパーでまとめ、71のエージシュート達成で単独首位に立った[16]

2022年に日本プロゴールドシニアに出場した後は体調を崩し、復活までに時間を要したが、2024年には小川に次ぐ2番目の年長者としてティーチングプロゴールド選手権に出場[17]。初日に前半を1バーディ・4ボギーと凌いたが、後半は11番でバーディを獲ると12番、13番では連続ボギーを叩く[17]。14番パー5ではバーディを取り返し、15番ではボギーと出入りの激しいゲームが続いたが、後半1つスコアを落とすにとどまり、全体でみれば3オーバー5位タイで首位と2打差の上位に着け、75でエージシュートも達成[17]

小林の他には香妻琴乃の師匠としても知られ、現在は工藤遥加を指導[18]するほか、週2、3回のラウンドレッスンを茨城ゴルフ倶楽部で行っている[17]

主な優勝

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  • 1995年 - 五島昇メモリアルとうきゅうシニアカップ
  • 1996年 - 日本プロシニア
  • 2014年 - ISPS・HANDA CUP・フィランスロピーシニア
  • 2016年 - 日本プロゴールドシニア

著書

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  • 「ゴルフこう練習したら3年でプロになった: 小林浩美をトップ・プロにした秘密練習法 (プレイブックス 527)」青春出版社1990年6月1日ISBN 978-4-41-301527-1
  • 「スウィング基礎講座 (廣済堂文庫―アサヒゴルフ・レッスンシリーズ)」廣済堂出版1991年4月1日ISBN 978-4-33-170009-9
  • 「飛距離が伸びるバランス打法―実戦で強くなるゴルフ (廣済堂ゴルフライブラリー)」廣済堂出版、1999年4月1日、ISBN 978-4-33-135256-4

脚注

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  1. ^ a b 中島 弘二 ナカジマ コウジKOJI NAKAJIMA”. www.smile-pga.jp. 2024年12月22日閲覧。
  2. ^ 朝日新聞縮刷版p331 昭和53年4月10日朝刊19面「上野が初栄冠 阿蘇オープン
  3. ^ フルリーダーボード NST新潟オープン 1986 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site of JAPAN GOLF TOUR”. www.jgto.org. 2024年12月22日閲覧。
  4. ^ 中島 弘二選手 年度別大会成績 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site of JAPAN GOLF TOUR”. www.jgto.org. 2024年12月22日閲覧。
  5. ^ a b ゴルフ侍、見参!【真剣勝負!シニア中島弘二プロvsトップアマチュア】(BSテレ東、2017/12/17 08:00 OA)の番組情報ページ”. www.tv-tokyo.co.jp. 2024年12月22日閲覧。
  6. ^ 各日最終成績 競技情報|五島 昇メモリアル とうきゅうシニアカップ|競技|公益社団法人 日本プロゴルフ協会”. pga.or.jp. 2024年12月22日閲覧。
  7. ^ 各日最終成績 第15回第一生命カップシニアトーナメント”. pga.or.jp. 2024年12月22日閲覧。
  8. ^ 各日最終成績 競技情報|TPCスターツシニアゴルフトーナメント|競技|公益社団法人 日本プロゴルフ協会”. pga.or.jp. 2024年12月22日閲覧。
  9. ^ 各日最終成績 競技情報|96日本プロゴルフシニア選手権大会|競技|公益社団法人 日本プロゴルフ協会”. pga.or.jp. 2024年12月22日閲覧。
  10. ^ 各日最終成績 競技情報|第6回 日本シニアオープンゴルフ選手権競技|競技|公益社団法人 日本プロゴルフ協会”. pga.or.jp. 2024年12月22日閲覧。
  11. ^ 各日最終成績 競技情報|TPCスターツシニアゴルフトーナメント|競技|公益社団法人 日本プロゴルフ協会”. pga.or.jp. 2024年12月22日閲覧。
  12. ^ 各日最終成績 競技情報|98日本プロゴルフシニア選手権大会|競技|公益社団法人 日本プロゴルフ協会”. pga.or.jp. 2024年12月22日閲覧。
  13. ^ 各日最終成績 競技情報|PGAフィランスロピービックライザックシニアトーナメント|競技|公益社団法人 日本プロゴルフ協会”. pga.or.jp. 2024年12月22日閲覧。
  14. ^ 各日最終成績 競技情報|第8回キャッスルヒルオープン|競技|公益社団法人 日本プロゴルフ協会”. pga.or.jp. 2024年12月22日閲覧。
  15. ^ a b 香妻琴乃のコーチ・中島弘二がグランドの部を制す! - ゴルフ総合サイト ALBA Net”. www.alba.co.jp. 2024年12月22日閲覧。
  16. ^ 73歳の中島弘二がエージシュート達成で首位に、3連覇がかかる海老原清治は3差8位タイ”. www.golfpartner.co.jp. 2024年12月22日閲覧。
  17. ^ a b c d 〔ティーチングプロゴールド選手権/1R〕試合巧者の79歳・中島弘二が75ストロークで余裕のエージシュート”. pga.or.jp. 2024年12月22日閲覧。
  18. ^ 工藤遥加「100点」首位発進 4連続含む7バーディー 65で政田夢乃、河本結、山下美夢有と並ぶ:「おっ!」でつながる地元密着のスポーツ応援メディア 西スポWEB OTTO!”. nishispo.nishinippon.co.jp. 2024年12月22日閲覧。

外部リンク

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