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三十六貝歌合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
御伽草子 『蛤の草子』

三十六貝歌合(さんじゅうろくかいうたあわせ)は、貝類を題材とした歌合形式の秀歌選である。

概要

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「潜蜑子」と署名された1690年元禄3年)の序を持つこと以外、編者や成立年代については明らかでない。古今和歌集仮名序を模した序に続き、三十六番歌合形式による72首、及び貝に関するその他の歌41首を掲載する。序も含めた歌数は重複を除き85首、題材とされた貝類の名称は重複を除き51種である[1]。出典となる歌集は、勅撰集私撰集私家集歌合定数歌と広い範囲にわたり、出典不明の歌も含まれる。写本は上下二巻に分かれており、上巻には序と歌合の前半18番36首、下巻には歌合の後半18番36首と残りの歌を収める。歌合の後半部には重複歌が多く、下巻全体の構成も雑然としていることから、上巻の序と18番のみが、本来の『三十六貝歌合』だった可能性もある。

歌題と歌人

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序に含まれる歌題と歌人
作者 作者 作者 作者
1 あこやの貝 西行法師[@ 1] 2 しほ貝[* 1] 紀貫之[@ 2] 3 まてかた 家隆[@ 3] 4 ほたる貝[* 2] [@ 4]
5 あま貝 6 したゝミ[* 3] [@ 5] 7 したゝミ[* 3] 西行法師[@ 6] 8 身なし貝
9 身なし貝 [@ 7] 10 にしき貝[* 4] 11 にしき貝[* 4] [@ 8]
三十六番歌合
作者 作者 作者 作者
1 すたれ貝[* 5] 西行法師[@ 9] わすれ貝[* 6] 順徳院御製[@ 10] 2 梅の花貝[* 7] 俊頼朝臣[@ 11] 花貝[* 8] 讀人しらす[@ 12]
3 櫻貝 定家卿[@ 13] ますほ貝[* 9] 西行法師[@ 14] 4 むらさき貝[* 10] 讀人不知[@ 15] 白貝[* 11] よミ人しらす[@ 16]
5 なてしこ貝[* 12] 西行法師[@ 17] 浪まかしハ[* 13] 讀人しらす[@ 18] 6 きぬた貝[* 14] よミ人しらす 枕貝[* 15] 大江廣重[@ 19]
7 錦貝[* 4] 三條院御製 色貝[* 16] 讀人しらす[@ 20] 8 ほらの貝 寂蓮法師[@ 21] みやこ貝[* 17] よミ人しらす[@ 22]
9 うらうつ貝[* 18] 敦隆[@ 23] さたへ 讀人しらす[@ 24] 10 千鳥貝[* 19] よみ人しらす[@ 25] 雀貝[* 20] よみ人しらす[@ 26]
11 板屋貝 信実[@ 27] あこ屋貝 西行法師 12 あはひ 牡丹花 かたし貝[* 21] 後花園院御製[@ 28]
13 うつせ貝[* 22] 讀人不知[@ 29] 身なし貝 高臺院入道
二品親王
[* 23]
14 あさり 光俊[@ 30] 塩貝[* 1] 師兼[@ 31]
15 物あら貝 讀人しらす 津貝[* 24] 鴨長明[@ 32] 16 芦貝[* 25] 津守國冬[@ 33] 溝貝[* 26] 讀人しらす[@ 34]
17 はまくり 西行法師[@ 35] しゝみ貝 為尹[@ 36] 18 小貝[* 27] 源師光[@ 37] 千種貝[* 28] よミ人しらす[@ 38]
19 簾貝[* 5] 西行法師 忘貝[* 6] 元真[@ 39] 20 梅花貝[* 7] 俊頼 櫻貝 定家[@ 40]
21 撫子貝[* 12] 西行法師 花貝[* 8] 讀人不知 22 溝貝[* 26] 讀人不知 まて 為家[@ 41]
23 物あら貝 讀人不知[@ 42] かたつ貝[* 24] 鴨長明 24 磯貝[* 29] 柿本人丸[@ 43] 片貝[* 21] 藤原康光[@ 44]
25 紫貝[* 10] 讀人不知 芦貝[* 25] 津守國冬 26 都貝[* 17] 讀人不知 法螺 寂蓮法師
27 烏貝[* 30] 西行法師[@ 45] 雀貝[* 20] 西行法師 28 裏打貝[* 18] 敦隆 さたへ 西行法師
29 錦貝[* 4] 讀人不知 色貝[* 16] 菩提院關白[@ 46] 30 貼貝[* 14] 西行法師 俊成卿[@ 47]
31 身無貝 讀人不知 空瀬貝[* 22] 大納言師頼卿[@ 48] 32 浪間柏[* 13] 讀人不知 文蛤 信實
33 為尹 俊頼[@ 49] 34 袖貝[* 31] 西行法師[@ 50] 真蘓防貝[* 9] 西行法師
35 千種貝[* 28] 讀人不知 右大弁光俊 36 舟貝[* 32] 讀人不知[@ 51] 白貝[* 11] 讀人不知

斜体 は重複歌を示す。

その他の歌題と歌人
作者 作者 作者 作者
忘貝[* 6] (定家)[@ 52]
中納言定頼[@ 53]
順徳院
讀人しらす[@ 54]
櫻貝 西行法師[@ 55]
前中納言定家
まて 源英明[@ 56]
家隆卿
物あら貝
片貝[* 21] 二品法親王聖尊[@ 57]
(後花園院)
知家卿[@ 58]
法螺 行圓 (牡丹花)
慈鎮和尚[@ 59]
六条院宣旨[@ 60]
讀人しらす[@ 61]
空瀬貝[* 22] 讀人不知
讀人不知[@ 62]
俊頼朝臣[@ 63]
文蛤 [@ 64] 讀人不知[@ 65] 西行法師 白貝[* 11] [@ 66]
舌鄙[* 3] 西行法師 海水貝[* 1] (紀貫之)
師兼
枕貝[* 15] 大江廣重 濱つゝら[* 33]
かき貝 西行法師[@ 67] きす貝[* 34] われ貝[* 35] 信実[@ 68] 小貝[* 27] 西行法師[@ 69]
[@ 70]
(源師光)
烏貝[* 30]
かくし題
隆信朝臣[@ 71] 海松 惠慶法師[@ 72]
[@ 73]
[@ 74]
伊勢[@ 75]
蝉貝[* 36] [@ 76]

斜体 は重複歌を示す。


伝本

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類書

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1748年(延享5年)に京都と江戸で出版された『教訓注解 繪本貝歌仙』(東北大学狩野文庫)には、36種の貝が和歌・挿絵と共に掲載されている。

1 すだれ貝[* 5] 2 わすれ貝[* 6] 3 梅の花貝[* 7] 4 桜貝 5 花貝[* 8] 6 ますう貝[* 9]
7 むらさき貝[* 10] 8 白貝[* 11] 9 なでしこ貝[* 12] 10 なミまがしわ[* 13] 11 きぬた貝[* 14] 12 まくら貝[* 15]
13 にしき貝[* 4] 14 いろ貝[* 16] 15 ほらの貝 16 ミやこ貝[* 17] 17 うらうつ貝[* 18] 18 さたへ貝
19 千鳥貝[* 19] 20 すゞめ貝[* 20] 21 いたや貝 22 あこや貝 23 あわび 24 かたし貝[* 21]
25 うつせ貝[* 22] 26 身なし貝 27 あさり 28 しほ貝[* 1] 29 物あら貝 30 かたつ貝[* 24]
31 あし貝[* 25] 32 みぞ貝[* 26] 33 はまぐり 34 しゞみ貝 35 こがい[* 27] 36 ちくさ貝[* 28]

桜貝と花貝が入れ替わっていることを除けば、配列も含め、貝も和歌も本書の上巻の18番歌合と一致している。貝を三十六歌仙に擬したものとして、この36首が定型化していたことがわかる。

脚注

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和歌出典

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  1. ^ 山家集』 下 8383
  2. ^ 古今和歌集』 巻第十九 短歌(実際は長歌)01002 の一部。
  3. ^ 新勅撰和歌集』 巻第十九 雑歌四 01290
  4. ^ 壬二集』 中 13631
  5. ^ 拾遺和歌集』 巻第七 物名 したゝみ 00413
  6. ^ 『山家集』 下 8376
  7. ^ 夫木和歌抄』 第二十五 雑部七 11401 光台院入道二品のみこ
  8. ^ 長久元年五月六日斎宮良子内親王貝合 29
  9. ^ 『山家集』 下 8188
  10. ^ 『夫木和歌抄』 第二十七 雑部九 13080
  11. ^ 『夫木和歌抄』 第二十七 雑部九 13092
  12. ^ 『夫木和歌抄』 第二十七 雑部九 13099
  13. ^ 建保名所百首
  14. ^ 『夫木和歌抄』 第二十七 雑部九 13103
  15. ^ 『夫木和歌抄』 第二十七 雑部九 13107
  16. ^ 『歌枕名寄』 第十八 4849
  17. ^ 『夫木和歌抄』 第二十七 雑部九 13102
  18. ^ 『藻塩草』 第十三
  19. ^ 『倭訓栞』「まくらがひ」
  20. ^ 『夫木和歌抄』 第二十五 雑部七 11750
  21. ^ 『夫木和歌抄』 第三十五 雑部十七 16550
  22. ^ 『夫木和歌抄』 第二十七 雑部九 13097
  23. ^ 『夫木和歌抄』 第二十七 雑部九 13101
  24. ^ 『山家集』 下 8372
  25. ^ 新古今和歌集』 巻第十八 雑歌下 御返し 後白川院御歌 01726
  26. ^ 『山家集』 下 8190
  27. ^ 『新撰和歌六帖』 第三 1159
  28. ^ 『後花園院集』 478
  29. ^ 続後撰和歌集』 巻第十八 雑歌下 題しらす 好忠 01232
  30. ^ 『新撰和歌六帖』 第三 1160
  31. ^ 『師兼卿千首』
  32. ^ 『海道記』
  33. ^ 新千載和歌集』 巻第二十 慶賀歌 02357
  34. ^ 『夫木和歌抄』 第三十五 雑部十七 俊頼朝臣 16750
  35. ^ 『山家集』 下 8382
  36. ^ 『為尹卿千首』
  37. ^ 『夫木和歌抄』 第二十三 雑部五 10298(『御室五十首』旅3首の1首 801)
  38. ^ 『夫木和歌抄』 第二十七 雑部九 13096
  39. ^ 『夫木和歌抄』 第二十七 雑部九 13078
  40. ^ 『拾遺愚草員外』 雑歌上 11418
  41. ^ 『新後撰和歌集』 巻第十二 恋歌二 弘長元年百首歌奉りける時、不逢恋 00937
  42. ^ 後撰和歌集』 巻第十三 恋歌五 せうそこかよはしけれともまたあはさりける男を、これかれあひにけりといひさはくを、あらかはさなりとうらみつかはしけれは 00904
  43. ^ 万葉集』 第十一 2796
  44. ^ 『夫木和歌抄』 第二十五 雑部七 11592
  45. ^ 『山家集』 下 8191
  46. ^ 『夫木和歌抄』 第二十七 雑部九 13105
  47. ^ 『夫木和歌抄』 第二十七 雑部九 13084
  48. ^ 新後撰和歌集』 巻第十二 恋歌二 堀川院に、百首歌たてまつりける時 00929
  49. ^ 『夫木和歌抄』 第六 春部六 2087
  50. ^ 『山家集』 下 8187
  51. ^ 『夫木和歌抄』 第二十七 雑部九 13100
  52. ^ 拾遺愚草』 上 9719
  53. ^ 後拾遺和歌集』 第八 別 さぬきへまかりける人につかはしける 00486
  54. ^ 『万葉集』 第七 1147
  55. ^ 『山家集』 下 8186
  56. ^ 『後撰和歌集』 巻第十三 恋歌五 心にもあらてひさしくとはさりける人のもとにつかはしける 00917
  57. ^ 新葉集』 第十二 恋歌二 730
  58. ^ 『新撰和歌六帖』 第五 1463
  59. ^ 拾玉集』 第二 3243
  60. ^ 『夫木和歌抄』 第二十六 雑部八 12052
  61. ^ 『新勅撰和歌集』 巻第十四 恋歌四 00874
  62. ^ 『夫木和歌抄』 第二十五 雑部七 11397 従三位範宗卿
  63. ^ 『続後撰和歌集』 巻第十七 雑歌中 01167
  64. ^ 『新撰和歌六帖』 第三 1156
  65. ^ 『万葉集』 第六 997
  66. ^ 長久元年五月六日斎宮良子内親王貝合
  67. ^ 『山家集』 下 8371
  68. ^ 『夫木和歌抄』 第二十七 雑部九 13095
  69. ^ 『山家集』 下 8185
  70. ^ 『山家集』 下 8184
  71. ^ 続後拾遺和歌集』 巻第七 物名 からすかひ 00520
  72. ^ 『恵慶法師集』 23982
  73. ^ 『恵慶法師集』 24048
  74. ^ 『夫木和歌抄』 第二十五 雑部七 11516
  75. ^ 『伊勢集』 18607
  76. ^ 長久元年五月六日斎宮良子内親王貝合

注釈

[編集]
  1. ^ a b c d 潮貝。海に住む貝類の総称。
  2. ^ Olivellidae”. Olivella japonica(ホタルガイ). Natural History Museum Rotterdam. 2012年1月4日閲覧。
  3. ^ a b c 「シタダミ」は、海産の貝(キサゴイシダタミに類する)を指す場合と、淡水の貝(カワニナ等)を指す場合がある。
  4. ^ a b c d e 収蔵資料”. Chlamys squamata ニシキガイ. 京都大学総合博物館. 2012年1月5日閲覧。
  5. ^ a b c 貝の写真ギャラリー”. マルスダレガイの仲間. 鳥羽水族館. 2012年1月4日閲覧。
  6. ^ a b c d 収蔵資料”. Cyclosunetta menstrualis ワスレガイ. 京都大学総合博物館. 2012年1月4日閲覧。
  7. ^ a b c 収蔵資料”. Pillucina pisidium ウメノハナガイ. 京都大学総合博物館. 2012年1月5日閲覧。
  8. ^ a b c 収蔵資料”. Placamen tiara ハナガイ. 京都大学総合博物館. 2012年1月6日閲覧。
  9. ^ a b c 動植物標本”. マスオガイ マルスダレガイ目 Veneroida シオサザナミ科 Psammobiidae 学名: Psammotaea elongata (Lamarck, 1818). 風樹館:琉球大学資料館. 2012年1月4日閲覧。
  10. ^ a b c レッドデータブックあいち2009”. ムラサキガイ Soletellina diphos (Linnaeus). 愛知県. 2012年1月4日閲覧。
  11. ^ a b c d 臼尻水産実験所”. 軟体動物門 腹足綱 前鰓亜綱 カサガイ目 ユキノカサガイ科 シロガイLottia cassis (Eschscholtz, 1833)  ※引用者注:関東等で「シロガイ」と呼ばれて食用にされている二枚貝は、マルスダレガイ目ニッコウガイ科のサラガイ、アラスジサラガイ、ベニザラガイの総称である。『教訓注解 繪本貝歌仙』は、二枚貝として挿図を描いている。. 北海道大学. 2012年1月4日閲覧。
  12. ^ a b c 収蔵資料”. Chlamys irregularis ナデシコガイ. 京都大学総合博物館. 2012年1月5日閲覧。
  13. ^ a b c 収蔵資料”. Anomia chinensis ナミマガシワ. 京都大学総合博物館. 2012年1月5日閲覧。
  14. ^ a b c タカラガイの仲間。チャイロキヌタ(茶色砧)Cypraea artuffeli Jousseaume, 1872、クチグロキヌタ(口黒砧)en:Erronea onyx、ホシキヌタ(星砧)en:Lyncina vitellus 等。一方、『教訓注解 繪本貝歌仙』は、二枚貝として挿図を描いている。Soletellina atrata Reeve アケボノキヌタ を意図しているか。
  15. ^ a b c 収蔵資料”. Oliva mustelina マクラガイ. 京都大学総合博物館. 2012年1月5日閲覧。
  16. ^ a b c 色貝は、螺鈿の技法の一つで、金箔や彩色により薄貝に色彩を持たせるもの。歌は単に「色々な貝」として詠まれている。
  17. ^ a b c デジタル大辞泉”. みやこ‐がい 〔‐がひ〕 【都貝】 ニシキガイの別名。 ※引用者注:『教訓注解 繪本貝歌仙』は、巻貝として挿図を描いている。. 小学館. 2012年1月5日閲覧。
  18. ^ a b c 収蔵資料”. Astralium haematragum ウラウズガイ. 京都大学総合博物館. 2012年1月5日閲覧。
  19. ^ a b 「チドリ」と名の付く貝は、マルスダレガイ目チドリマスオ科の二枚貝 Donacilla picta、盤足目スズメガイ科の巻貝フウリンチドリ Cheilea equestrisタカラガイの仲間チドリダカラ(千鳥宝)Pustularia cicercula lienardi がある。『教訓注解 繪本貝歌仙』の挿図からは判然としない。
  20. ^ a b c 収蔵資料”. Pilosabia trigona スズメガイ. 京都大学総合博物館. 2012年1月5日閲覧。
  21. ^ a b c d デジタル大辞泉”. かたし‐がい 〔‐がひ〕 【片し貝】 二枚貝の貝殻が離れて1枚になったもの。かたつがい。. 小学館. 2012年1月5日閲覧。
  22. ^ a b c d デジタル大辞泉”. うつせ‐がい 〔‐がひ〕 【▽空貝/▽虚貝】 1 海岸に打ち寄せられた、からになった貝。貝殻。和歌では「実なし」「むなし」「あはず」や同音の反復で「うつし心」などを導く序詞に用いられる。2 ツメタガイ・ウズラガイの別名。 ※引用者注:『教訓注解 繪本貝歌仙』は、ウズラガイにやや似た巻貝として挿図を描いている。. 小学館. 2012年1月5日閲覧。
  23. ^ 光台院御室 入道二品 道助法親王
  24. ^ a b c 「津貝」は不詳。「かたつがい」は、「かたしがい」「かたせがい」と同じ。歌は単に「片貝」として詠まれている。
  25. ^ a b c 収蔵資料”. Gari maculosa アシガイ. 京都大学総合博物館. 2012年1月5日閲覧。
  26. ^ a b c 収蔵資料”. Siliqua pulchella ミゾガイ. 京都大学総合博物館. 2012年1月5日閲覧。
  27. ^ a b c 小さな貝。『教訓注解 繪本貝歌仙』の挿図も雑多な貝を示す。
  28. ^ a b c 収蔵資料”. Cantharidus japonicus チグサガイ. 京都大学総合博物館. 2012年1月5日閲覧。
  29. ^ 磯貝。磯に住む貝類の総称。
  30. ^ a b 収蔵資料”. Cristaria plicata カラスガイ. 京都大学総合博物館. 2012年1月6日閲覧。
  31. ^ 日本大百科全書”. ソデガイ(そでがい)【袖貝】 軟体動物門の腹足綱と二枚貝綱に属する、それぞれ一部の貝類の総称。異なった類を同名でよぶので混乱しやすいが、名はいずれも貝殻の形に由来する。. 小学館. 2012年1月6日閲覧。
  32. ^ 収蔵資料”. Arca avellana フネガイ. 京都大学総合博物館. 2012年1月6日閲覧。
  33. ^ デジタル大辞泉”. はま‐つづら 【浜▽葛】 浜辺に生えるつる草。. 小学館. 2012年1月6日閲覧。
  34. ^ 収蔵資料”. Actaeopyramis eximia ヒメゴウナ. 京都大学総合博物館. 2012年1月6日閲覧。
  35. ^ 破貝。割れた貝殻。
  36. ^ 蝉貝。歌からは鳴く貝と認識されていたようだが、不詳。

出典

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  1. ^ 富山(参考文献)

参考文献

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  • 富山高至 『恩頼堂文庫旧蔵 伝霊元天皇宸筆 三十六貝歌合』 影印叢書 1985年1月 和泉書院 ISBN 978-4870881761

関連項目

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外部リンク

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