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一酸化ゲルマニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一酸化ゲルマニウム
識別情報
CAS登録番号 20619-16-3 チェック
PubChem 6327639
特性
化学式 GeO
モル質量 88.6394 g/mol
磁化率 −28.8·10−6 cm3/mol
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

一酸化ゲルマニウム(いっさんかゲルマニウム、GeO)は、ゲルマニウム酸素の化合物。GeO2とGe金属を反応させることで1000℃で黄色の昇華物として調製することができる。黄色の昇華物は650℃で加熱すると茶色に変化する[1]。GeOはあまりよく特徴が知られていない[1]両性であり、酸に溶解してゲルマニウム(II)塩を形成し、アルカリに溶解してGe(OH)3イオンを含む「トリヒドロキソゲルマネート」または「ゲルマナイト」を形成する[2]

一酸化ゲルマニウム(II)

化学的特性

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GeとGeO2に分解する[3]

関連項目

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出典

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  1. ^ a b グリーンウッド, ノーマン; アーンショウ, アラン (1997). Chemistry of the Elements (英語) (2nd ed.). バターワース=ハイネマン英語版. ISBN 978-0-08-037941-8
  2. ^ Egon Wiberg, Arnold Frederick Holleman (2001) Inorganic Chemistry, Elsevier ISBN 0-12-352651-5
  3. ^ Shriver and Atkins. Inorganic Chemistry (5th Edition). W. H. Freeman and Company, New York, 2010, pp 365.