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マコトブリジャール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マコトブリジャール
欧字表記 Makoto Brillar[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2010年3月23日(14歳)[1]
抹消日 2016年11月16日
ストーミングホーム[1]
マコトコーラン[1]
母の父 ブライアンズタイム[1]
生国 日本の旗 日本北海道様似町[1]
生産者 出口繁夫[1]
馬主 (株)ディアマント[1]
調教師 鮫島一歩栗東[1]
競走成績
生涯成績 28戦7勝[1]
獲得賞金 1億6075万4000円[1]
勝ち鞍
GIII 福島牝馬ステークス 2016年
GIII クイーンステークス 2016年
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マコトブリジャール(欧字名:Makoto Brillar2010年3月23日 - )は、日本競走馬繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2016年の福島牝馬ステークスクイーンステークス

馬名の由来は、冠名スペイン語で「輝く」。

経歴

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競走馬時代

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2013年3月10日阪神競馬場5レースの3歳新馬戦でデビューし初勝利。その後、自己条件で2勝した。10月、重賞初挑戦となるGI秋華賞に出走し、メイショウマンボの9着。年末には愛知杯に出走したが、8着に敗れた。

翌2014年は自己条件に戻り、4月の難波ステークスを勝利してオープン入り。6月に一旦降級したが、垂水ステークスを勝利してすぐに再昇格した。しかし垂水ステークス以降は勝利から遠ざかり、翌2015年は7戦するも未勝利のままシーズンを終えた。

2016年は1月の愛知杯より始動するも、18着のしんがり負け。4月の福島牝馬ステークスは16頭中15番人気と全く期待されていなかったが、番手でレースを進め直線半ばで前を走るオツウをとらえると、最後は猛追するシャルールを振り切り重賞初制覇を達成した[2]。次走のクイーンステークスは4番手でレースを進め、先に抜け出したシャルールをゴール直前で差し切り重賞2連勝を飾った。

クイーンステークス後も現役続行の予定だったが、10月に右前繋部浅屈腱炎を発症していることが判明[3]。翌11月に引退が発表された[4]

繁殖牝馬時代

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競走馬引退後、様似町辻牧場で繁殖入りした。

2021年8月29日、初仔のマコトオテギネが地方競馬にて産駒初勝利を挙げた。

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[1]およびnetkeiba.com[5]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2013.03.10 阪神 3歳新馬 芝2000m(良) 14 6 9 018.50(9人) 01着 R2:04.7(37.1) -0.2 0戸崎圭太 54 (シャイニーデイズ) 406
0000.04.07 阪神 忘れな草賞 OP 芝2000m(良) 16 7 14 014.30(5人) 12着 R2:04.7(38.1) -1.0 0戸崎圭太 54 セレブリティモデル 406
0000.06.23 阪神 3歳上500万下 芝2000m(良) 10 2 2 018.90(7人) 03着 R2:03.4(35.5) -0.1 0松山弘平 52 ポセイドンバローズ 410
0000.07.13 中京 3歳上500万下 芝2000m(稍) 12 6 8 006.70(2人) 01着 R2:03.9(35.1) -0.2 0川田将雅 52 (コメットシーカー) 412
0000.08.03 新潟 信濃川特別 1000万下 芝2000m(良) 17 5 9 044.8(11人) 15着 R2:00.3(35.2) -1.5 0吉田豊 50 クランモンタナ 410
0000.08.18 小倉 西部スポニチ賞 1000万下 芝1800m(良) 9 5 5 022.00(7人) 01着 01:47.6(33.7) -0.2 0柴田大知 52 (レインフォール) 412
0000.09.07 中山 紫苑S OP 芝2000m(良) 15 5 8 004.30(1人) 08着 R2:00.2(36.8) -0.9 0柴田大知 54 セキショウ 410
0000.10.13 京都 秋華賞 GI 芝2000m(良) 18 4 8 140.7(16人) 09着 01:59.0(35.1) -0.4 0柴田大知 55 メイショウマンボ 416
0000.12.14 中京 愛知杯 GIII 芝2000m(良) 18 6 12 091.4(15人) 08着 R2:02.7(35.5) -0.6 0荻野琢真 50 フーラブライド 406
2014.01.06 京都 新春S 1600万下 芝1600m(良) 15 4 6 010.10(5人) 04着 R1:33.0(33.8) -0.2 0C.ルメール 54 フィエロ 410
0000.02.22 東京 初音S 1600万下 芝1600m(良) 11 7 8 011.70(5人) 08着 R1:35.7(34.6) -0.8 0岩田康誠 55 トーセンベニザクラ 394
0000.04.20 阪神 難波S 1600万下 芝1800m(良) 16 2 4 016.10(7人) 01着 R1:45.7(33.8) -0.2 0秋山真一郎 53 (デウスウルト) 400
0000.05.17 京都 都大路S OP 芝1800m(良) 18 4 8 013.10(7人) 10着 R1:45.6(35.5) -1.7 0和田竜二 54 グランデッツァ 400
0000.06.08 阪神 垂水S 1600万下 芝1800m(良) 11 8 11 006.50(3人) 01着 R1:46.2(33.6) -0.1 0松山弘平 55 (アクションスター) 402
0000.08.03 札幌 クイーンS GIII 芝1800m(良) 14 7 11 019.20(8人) 06着 R1:46.5(35.4) -0.8 0秋山真一郎 55 キャトルフィーユ 406
0000.10.18 東京 府中牝馬S GII 芝1800m(良) 13 5 7 042.9(11人) 11着 01:46.9(35.0) -1.2 0秋山真一郎 54 ディアデラマドレ 400
0000.11.02 京都 カシオペアS OP 芝1800m(良) 15 3 4 030.90(8人) 08着 R1:47.8(33.7) -0.4 0国分優作 54 ウインフルブルーム 406
0000.12.13 阪神 チャレンジC GIII 芝1800m(良) 12 7 9 109.6(11人) 07着 R1:46.5(35.9) -0.6 0秋山真一郎 52 トーセンスターダム 404
201501.24 京都 京都牝馬S GIII 芝1600m(良) 18 2 3 077.4(13人) 04着 R1:34.0(33.7) -0.1 0四位洋文 54 ケイアイエレガント 410
0000.02.22 小倉 小倉大賞典 GIII 芝1800m(重) 16 6 11 031.7(12人) 06着 R1:49.0(36.5) -0.7 0四位洋文 52 カレンブラックヒル 404
0000.07.26 福島 福島テレビOP 芝1800m(良) 12 1 1 009.20(5人) 03着 R1:46.9(35.3) -0.0 0柴田大知 54 サクラアルディート 404
0000.08.30 小倉 小倉日経OP 芝1800m(良) 14 6 10 005.00(2人) 08着 R1:47.4(34.3) -0.4 0松山弘平 54 メイショウヤタロウ 404
0000.10.04 阪神 ポートアイランドS OP 芝1600m(良) 16 7 13 028.7(12人) 11着 R1:35.0(34.1) -1.3 0内田博幸 54 フルーキー 410
0000.11.01 京都 カシオペアS OP 芝1800m(良) 11 6 6 060.6(10人) 03着 01:45.8(34.2) -0.1 0秋山真一郎 54 トーセンスターダム 408
0000.12.12 阪神 チャレンジC GIII 芝1800m(良) 18 8 16 045.6(10人) 12着 R1:47.3(36.0) -1.2 0四位洋文 52 フルーキー 406
2016.01.16 中京 愛知杯 GIII 芝2000m(良) 18 7 13 059.3(17人) 18着 02:00.6(37.6) -1.8 0秋山真一郎 53 バウンスシャッセ 406
0000.04.23 福島 福島牝馬S GIII 芝1800m(良) 16 4 8 053.1(15人) 01着 R1:47.5(34.5) -0.2 0北村友一 54 (シャルール) 402
0000.07.31 札幌 クイーンS GIII 芝1800m(良) 13 2 2 020.20(9人) 01着 R1:47.7(33.8) -0.0 0四位洋文 55 (シャルール) 400

繁殖成績

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生年 馬名 毛色 馬主 厩舎 戦績 出典
初仔 2018年 マコトオテギネ 黒鹿毛 キズナ (株)ディアマント 栗東鮫島一歩
水沢板垣吉則
19戦1勝(引退) [6]
2番仔 2019年 マコトヤマドリゲ 鹿毛 スピルバーグ 栗東・鮫島一歩
船橋川島正一
9戦1勝(引退) [7]
3番仔 2020年 マコトヴェリーキー 鹿毛 オルフェーヴル 栗東・清水久詞
→栗東・上村洋行
12戦4勝(現役) [8]
4番仔 2021年 ヒロノワカ 黒鹿毛 デクラレーションオブウォー 高原将浩
→(同)JPN技研
栗東・川村禎彦
笠松・伊藤強一
佐賀・頼本盛行
14戦0勝(現役) [9]
5番仔 2023年 鹿毛 オルフェーヴル (デビュー前) [10]
  • 2024年9月29日現在

血統表

[編集]
マコトブリジャール血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系

*ストーミングホーム
黒鹿毛 1998
父の父
Machiavellian
黒鹿毛 1987
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Coup de Folie Halo
Raise the Standard
父の母
Try to Catch Me
鹿毛 1986
Shareef Dancer Northern Dancer
Sweet Alliance
It's In The Air Mr. Prospector
A Wind Is Rising

マコトコーラン
鹿毛 1994
*ブライアンズタイム
黒鹿毛 1985
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Kelley's Day Graustark
Golden Trail
母の母
*ビットオブフェイス
鹿毛 1988
Affirmed Exclusive Native
Won't Tell You
Falafel Northern Dancer
Queen's Statute
母系(F-No.) ビットオブフェイス(USA)系(FN:22-b) [§ 2]
5代内の近親交配 Raise a Native 4・5×5、Northern Dancer 4×4、Hail to Reason 5×4、Nashua 5×5、Natalma 5・5×5、Mr. Prospector 3×4(父内) [§ 3]
出典
  1. ^ [11], [12]
  2. ^ [11], [12]
  3. ^ [11], [12]


脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o マコトブリジャール”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年8月14日閲覧。
  2. ^ 【福島牝馬S】波乱!15番人気マコトブリジャールが重賞初V”. スポニチ (2016年4月23日). 2022年8月14日閲覧。
  3. ^ マコトブリジャールの故障について”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2016年10月30日). 2022年8月14日閲覧。
  4. ^ 牝馬重賞2勝マコトブリジャールが引退、繁殖入り”. 極ウマ・プレミアム. 日刊スポーツ (2016年11月16日). 2022年8月14日閲覧。
  5. ^ "マコトブリジャールの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年8月14日閲覧
  6. ^ マコトオテギネ”. netkeiba.com. 2022年8月13日閲覧。
  7. ^ マコトヤマドリゲ”. JBISサーチ. 2023年1月4日閲覧。
  8. ^ マコトヴェリーキー”. JBISサーチ. 2023年1月4日閲覧。
  9. ^ ヒロノワカ”. JBISサーチ. 2023年1月4日閲覧。
  10. ^ _________”. JBISサーチ. 2023年7月29日閲覧。
  11. ^ a b c 血統情報:5代血統表|マコトブリジャール”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年8月14日閲覧。
  12. ^ a b c マコトブリジャールの血統表”. netkeiba.com. 2022年8月14日閲覧。

外部リンク

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