ブルー・スカイ (カサンドラ・ウィルソンのアルバム)
表示
『ブルー・スカイ』 | ||||
---|---|---|---|---|
カサンドラ・ウィルソン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1988年2月 ニューヨーク A&Rレコーディング・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル |
バンブー JMTレコード | |||
プロデュース |
ステファン・F・ウィンター エグゼクティブ・プロデューサー: 五野洋 | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
カサンドラ・ウィルソン アルバム 年表 | ||||
|
『ブルー・スカイ』(原題:Blue Skies)は、アメリカ合衆国の歌手カサンドラ・ウィルソンが1990年に発表した3作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]ウィルソンは日本のレーベル「バンブー」の第1弾アーティストとして迎えられ、本作を発表した[3]。ウィルソンのアルバムとしては、日本限定で発売された『ニューヨーカー』(1985年)以来のスタンダード集だが、JMTレコードからの正式デビュー作『ポイント・オブ・ヴュー』では1曲、次作『デイズ・アウェイ』でも2曲のスタンダードが取り上げられた[4]。
反響・評価
[編集]アメリカの『ビルボード』では、自身初のジャズ・アルバム・チャート入りを果たし、最高2位を記録した[5]。Thom Jurekはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「彼女は本作で初めて、スティーヴ・コールマンらと共に築き上げたM-BASEから脱却してみせた」「名盤ではないが、後のウィルソンはより小編成のグループで、密度の濃い表現を繰り広げており、そこへ至る最初の説得力ある実験と言える」と評している[2]。
収録曲
[編集]- シャル・ウィ・ダンス - "Shall We Dance" (Richard Rodgers, Oscar Hammerstein) - 7:20
- ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームズ - "Polka Dots and Moonbeams" (Johnny Burke, Jimmy Van Heusen) - 5:46
- 彼の顔に馴れてきた - "I've Grown Accustomed to His Face" (Alan Jay Lerner, Frederick Loewe) - 5:15
- 時さえ忘れて - "I Didn't Know What Time It Was" (R. Rodgers, Lorenz Hart) - 4:51
- ジー・ベイビー・エイント・アイ・グッド・トゥ・ユー - "Gee Baby Ain't I Good to You" (Andy Razaf, Don Redman) - 5:04
- アイム・オールド・ファッションド - "I'm Old Fashioned" (Jerome Kern, Johnny Mercer) - 3:07
- スウィート・ロレイン - "Sweet Lorraine" (Cliff Burwell, Mitchell Parish) - 5:31
- マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ - "My One and Only Love" (Robert Mellin, Guy Wood) - 6:02
- オータム・ノクターン - "Autumn Nocturne" (Kim Gannon, Josef Myrow) - 5:01
- ブルー・スカイ - "Blue Skies" (Irving Berlin) - 3:07
参加ミュージシャン
[編集]- カサンドラ・ウィルソン - ボーカル
- マルグリュー・ミラー - ピアノ
- ロニー・プラキシコ - アコースティックベース
- テリ・リン・キャリントン - ドラムス
脚注
[編集]- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b Jurek, Thom. “Blue Skies - Cassandra Wilson”. AllMusic. 2024年3月2日閲覧。
- ^ 後藤雅洋 (2017年9月26日). “カサンドラ・ウィルソン - 21世紀ジャズ・ヴォーカルの牽引者【ジャズ・ヴォーカル・コレクション37】”. 小学館. 2024年3月2日閲覧。
- ^ 日本初回盤LP (28MJ 3582)、2003年再発CD (UCCU-5157)共通ライナーノーツ(青木啓、1988年3月)
- ^ “Cassandra Wilson - Awards”. AllMusic. 2015年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月2日閲覧。