ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット
ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット | |
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ジャンル | SF、ギャグ |
漫画 | |
原作・原案など | ホークマン |
作画 | メカルーツ |
出版社 | マッグガーデン |
掲載誌 | 月刊コミックガーデン |
レーベル | ブレイドコミックス |
発表号 | 2020年11月号 - |
発表期間 | 2020年10月5日[1] - |
巻数 | 既刊6巻(2025年2月21日現在) |
アニメ | |
原作 | ホークマン メカルーツ |
総監督 | 三池崇史 |
監督 | 神谷智大 |
シリーズ構成 | 入江信吾 |
キャラクターデザイン | 牧孝雄 |
音楽 | 遠藤浩二 |
アニメーション制作 | OLM |
製作 | ニャイリビ製作委員会 |
放送局 | テレビ東京ほか |
放送期間 | 2025年7月(予定) - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』は、原作:ホークマン、作画:メカルーツによる日本の漫画作品[1]。『月刊コミックガーデン』(マッグガーデン)にて、2020年11月号より連載されている[1]。略称は、ニャイリビ[2]。大崎崇人が「ホークマン」、つるかめが「メカルーツ」名義で発表している作品である[3]。
『月刊コミックガーデン』編集長の保坂嘉弘によると、「猫好き、ゾンビ好き、変なマンガ好き」の読者に支持されている作品[4]。
2025年にテレビアニメ化が発表されている[5]。
沿革
[編集]2020年10月5日発売の『月刊コミックガーデン』11月号より連載を開始[1]。
2021年5月に単行本第1巻が発売された際には、本作のPR動画を公開[6]。同年6月、「次にくるマンガ大賞2021」にノミネートされる[7]。2023年10月、「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2024」にノミネートされる[8]。
2024年2月22日、テレビアニメ化を発表[5]。
あらすじ
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品種改良により生まれた猫「オリジン」。オリジンが身体に宿していたN・Nウイルスの流行により、世界中の人間が猫に姿を変えてしまった。
接触感染により広がるウイルスの脅威に、猫を愛する青年・クナギと女子高生・カオルは、猫を愛でることもできずに逃げ惑うばかりであった。
登場人物
[編集]声の項はテレビアニメ版の声優。
- クナギ
- 声 - 水中雅章[9]
- 本作の主人公[10]。なんらかの理由により記憶を失っているが、猫に関する知識だけは残っている。身体能力が凄まじく猫を翻弄する動きで仲間を助けたり窮地を切り抜ける事も多い。ネコカフェ勤務。
- カオル
- 声 - 上田麗奈[9]
- 黒髪の女子高生。美形で猫好き。運動は苦手だが、ガッツはある。家がネコカフェを経営しており、手伝っている。クナギの上司。
- タニシ
- 声 - 安元洋貴[9]
- ネコカフェの常連。マッチョだが、やや頼りない。ゴーグルを愛用している。プロローグで多数の猫に触れられ感染、キジ猫へと変貌する。
- ツツミ
- 声 - 芹澤優[9]
- カオルと同じ学校に通う女子高生。天然なムードメーカー。猫好きだが、極度の猫アレルギーを持ち、猫に近づくとクシャミ、鼻水が止まらない。
- ガク
- 声 - 竹内良太[9]
- カオルの兄。猫カフェの経営者。猫を愛し、メンバーの最初の被害者になる。
作風
[編集]漫画好きコスプレイヤーの伊織もえによると、本作は「猫好きが、猫好きのために作ったマンガ」で、「すべての猫好きに読んでほしい」作品である[8]。ストーリーはギャグであるが、画風が劇画タッチである点もよく、「『ベルセルク』に猫とギャグの要素を突っ込んでみた」ような雰囲気で描かれている[8]。
ライターの中村未来によると[11]、本作では「絶対に猫を傷つけない激しいバトル」や「猫をお迎えするためのハウツー」が描かれている[12]。
制作背景
[編集]構想
[編集]原作のホークマンは、当初「ゾンビのコメディ」を制作しようと考えていた[10]。しかしネタとして弱く悩み[10]、ボツとなった[13]。ホークマンは猫は「最高の家族」で「この宇宙が猫を生み出したことに感謝」と考えるほどの持ち主であり、「自分の好きな猫と掛け合わせてみよう」とプロットを作ったところ、連載会議を通過し、ホークマンは「猫は偉大」だと思ったという[10]。主人公のクナギは、キャラクターデザインがなかなか決まらずにいた[10]。打ち合わせ後に頭を冷やすために夜道を歩いていたところ、流れ星を目撃し、そこから作中のデザインが脳内に浮かんだといい、ホークマンは「忘れられない不思議な体験」であったと話している[10]。
制作
[編集]ホークマンによると、本作のネームはボツが多い[13]。第1話に登場するクナギのマスクの数字は第1話のボツの回数である[13]。
作画のメカルーツは、本作は「猫漫画」であるため、「毛の質感や目線など、猫と暮らす際に気付いた感触などできるだけ脳裏に焼き付け、思い出し」、そういう部分を伝える努力をしながら執筆をしている[10]。実物や資料も見ている[13]。「どうしても描けない時」は、近寄ってくる飼い猫から描写している[13]。オリジナルで「服についた猫の毛トーン」を制作したメカルーツが、「何かに使えるかも」と考えて単行本のデザイナーに渡したところ、単行本の帯に使用されている[13]。
反響
[編集]2023年7月9日、原作のホークマンが自身のXに本作を公開[10]。すると7800を超えるいいねが寄せられ、読者から反響を得た[10]。『WEBザテレビジョン』(KADOKAWA)によると、本作は「世界を支配した猫に襲われる恐怖とそれでも猫を嫌いになれない人間の微笑ましさが混在する物語」と「繊細でリアルに描かれた劇画調のタッチの画からは想像もできない猫のかわいらしさ」が話題である[10]。
書誌情報
[編集]- ホークマン(原作)・メカルーツ(作画)『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』マッグガーデン〈ブレイドコミックス〉、既刊6巻(2025年2月21日現在)
- 2021年5月10日発売[6][14]、ISBN 978-4-8000-1087-2
- 2022年2月22日発売[3][15]、ISBN 978-4-8000-1181-7
- 2022年11月10日発売[16]、ISBN 978-4-8000-1264-7
- 2023年7月10日発売[17][18]、ISBN 978-4-8000-1351-4
- 2024年2月22日発売[5][19]、ISBN 978-4-8000-1427-6
- 2025年2月21日発売[20]、ISBN 978-4-8000-1557-0
テレビアニメ
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スタッフ
[編集]- 原作 - ホークマン、メカルーツ[21]
- 総監督 - 三池崇史[21]
- 監督 - 神谷智大[21]
- シリーズ構成 - 入江信吾[21]
- キャラクターデザイン - 牧孝雄[21]
- 音楽 - 遠藤浩二[21]
- アニメーション制作 - OLM[21]
- 企画:プロデュース - ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、スロウカーブ[21]
- 製作 - ニャイリビ製作委員会[21]
放送局
[編集]放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [22] | 備考 |
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2025年7月 - | 未発表 | テレビ東京 | 関東広域圏 | |
BSテレ東 | 日本全域 | BS/BS4K放送 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 | |
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未発表 | 未発表 | ABEMA | 先行配信 | |
その他のサービスでも配信予定。 |
脚注
[編集]- ^ a b c d “世界は猫に支配された…猫好きの男が恐怖のパンデミックに立ち向かう新連載”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年10月5日). 2022年5月6日閲覧。
- ^ ホークマン兼大﨑崇人 (@oosakitakaneko) - X(旧Twitter)2022年5月6日閲覧。
- ^ a b “「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」2巻、飼い猫が作中に登場する権利当たる”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年2月22日). 2022年5月6日閲覧。
- ^ “殺し屋、桃太郎、イケメン、猫…多種多様なテーマに沿った作品26選”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年2月1日). 2022年5月6日閲覧。
- ^ a b c “世界は猫に支配された…「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」2025年アニメ化”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年2月22日). 2024年2月22日閲覧。
- ^ a b “猫になるウイルスでパンデミックに、猫好きの男が立ち上がるキャットフルホラー1巻”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年5月10日). 2022年5月6日閲覧。
- ^ “「次にくるマンガ大賞2021」ノミネート作品発表 ウマ娘、【推しの子】、葬送のフリーレンなど話題作続々”. ORICON NEWS. oricon ME (2021年6月18日). 2022年5月6日閲覧。
- ^ a b c 西村萌 (2023年10月20日). “「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2024」伊織もえが男性部門のエントリー作品、全20タイトルを本気レビュー”. コミックナタリー. ナターシャ. 2023年10月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』放送時期は7月に決定、ティザーPV第2弾公開! 追加声優に水中雅章さん・上田麗奈さんら8名発表、コメント到着”. アニメイトタイムズ. アニメイト (2025年2月22日). 2025年2月22日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “【漫画】世界が猫に支配された…恐怖と微笑ましさが混在するキャットフルホラーに反響続々「世界一実現してほしい世紀末」”. WEBザテレビジョン. KADOKAWA (2023年10月6日). 2023年10月21日閲覧。
- ^ “中村未来”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社. 2023年10月21日閲覧。
- ^ 中村未来 (2023年7月14日). “人間を猫に変えるウイルスで人類はほぼ絶滅。押し寄せる可愛すぎる猫を前に、生き残った人々はどう切り抜けるのか?”. ダ・ヴィンチWeb. KADOKAWA. 2023年10月21日閲覧。
- ^ a b c d e f ホークマン; メカルーツ(インタビュー)「猫が支配する世界を描いた衝撃のマンガ作品、待望の単行本が発売&作者インタビューも公開」『Cat Press』、Necologic、2021年5月10日 。2023年10月21日閲覧。
- ^ “ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット 1”. マッグガーデン. 2022年5月6日閲覧。
- ^ “ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット 2”. マッグガーデン. 2022年5月6日閲覧。
- ^ “ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット 3”. マッグガーデン. 2022年11月10日閲覧。
- ^ “「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」4巻、猫好き人類描かれたしおりもらえる”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年7月10日). 2023年7月10日閲覧。
- ^ “ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット 4”. マッグガーデン. 2023年7月10日閲覧。
- ^ “ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット 5”. マッグガーデン. 2024年2月22日閲覧。
- ^ “ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット 6”. マッグガーデン. 2025年2月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」総監督は三池崇史、ティザーPV公開”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年12月6日). 2024年12月6日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
外部リンク
[編集]- ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット - MAGCOMI
- TVアニメ「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」公式サイト
- ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット(ニャイリビ)【公式】 (@nyailivi) - X(旧Twitter)