ナコーンラムパーン駅
ナコーンラムパーン駅 | |
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นครลำปาง Nakhon Lampang | |
◄ノーンウアターオ (4.88 km) (12.56 km) ハーンチャット► | |
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所在地 |
![]() ラムパーン県 ムアンラムパーン郡 |
駅番号 | 1193 |
所属事業者 | タイ国有鉄道 |
等級 | 一等駅 |
所属路線 | 北本線 |
キロ程 | 642.29 km(クルンテープ駅起点) |
電報略号 | ลป. |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1916年4月1日 |
ナコーンラムパーン駅(ナコーンラムパーンえき、タイ語:สถานีรถไฟนครลำปาง)は、タイ王国北部ラムパーン県ムアンラムパーン郡にある、タイ国有鉄道北本線の駅である。
概要
[編集]ナコーンラムパーン駅はタイ王国北部ラムパーン県にあり、県庁所在地で人口約23万人が暮らすムアンラムパーン郡にある。駅名こそナコーンラムパーン駅を称しているが、現在の自治体名であるムアンラムパーン郡およびラムパーン県には古典的に「都市」を意味する「ナコーン」の接辞は冠されていない。そのため、ナコーンサワン、ナコーン・ラーチャシーマ、ナコーン・シー・タマラート等の例とは異なり、現地ではもっぱら「ラムパーン駅」とのみ呼ばれることが多い。駅の正面側は東向きであり、町の中心部に位置する。当駅は首都バンコクから642.29km地点にあり、特急列車利用で10時間程度である。
一等駅であり特急列車を含むすべての列車が停車し、1日当たり12列車(6往復)が発着する。その内訳は、特急3往復、急行1往復(当駅で増解結あり)、快速1往復、普通1往復である。また当駅を含むロッブリー駅より終点チエンマイ駅までは、単線区間である。
歴史
[編集]1916年4月1日にチエンマイを目指し延伸工事を行っていた北本線は、メーチャン駅より当駅までの区間が完成し、当駅は終着駅として開業した。開業して8箇月後の12月20日に、メータンノイ駅まで延伸開業により途中駅となった。
- 1916年4月1日 【開業】メーチャン駅 - ナコーンラムパーン駅 (41.96km)
- 1916年12月20日 【開業】ナコーンラムパーン駅 - メータンノイ駅 (29.51km)
駅構造
[編集]単式及び島式1面の複合型ホーム2面2線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。駅舎は、中国風の重厚な建築様式である[1]。
ラムパーン車輛所
[編集]当駅に隣接して西側に、タイ国有鉄道のラムパーン車輛所がある。ディーゼル機関車、気動車、客車、貨車の修理、整備をおこなっている為車輛所内は常に各種車輛で賑わっている。北本線は当駅とラムプーン駅との間にタイ鉄道最高地点(標高578メートル)を擁する山岳急勾配区間,「クンターン峠」を控えており、当該勾配区間に対応するための補機の運用,検修は当車輌所の重要な役目である。転車台、扇形機関庫があり[1]、退役したB.L.C.25操重車が静態保存されている[2]。
C56形蒸気機関車
[編集]駅前に退役した蒸気機関車728号機(元C56 36:1936年日本車輌製造、製造番号414[3])が静態保存されている[1]。
駅周辺の施設等
[編集]- バスターミナル(1.4km)
- ラムパーン空港(4km)
- ワット・プラケーオドーンタオスチャーダーラーム(6km)
- ワット・プラタートラムパーンルワン(18km)
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 高田隆雄 『タイ国の蒸気機関車』 (エリエイ出版部、1978年)
- 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
- 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
- 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5