テュペロ・ハニー (曲)
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「テュペロ・ハニー」 | |
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ヴァン・モリソン の シングル | |
初出アルバム『テュペロ・ハニー』 | |
B面 | 光への出発 |
リリース | |
規格 | 7インチ・シングル |
録音 | サンフランシスコ、ウォーリー・ハイダー・スタジオ、コロムビア・スタジオ |
ジャンル | ロック、ブルー・アイド・ソウル |
時間 | |
レーベル | ワーナー・ブラザース・レコード |
作詞・作曲 | ヴァン・モリソン |
プロデュース | ヴァン・モリソン、テッド・テンプルマン |
チャート最高順位 | |
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「テュペロ・ハニー」(Tupelo Honey)は、ヴァン・モリソンが1971年に作詞作曲し発表した楽曲。
概要
[編集]1970年に発表した「クレイジー・ラヴ」のメロディを借用して作られた[2]。「彼女はテュペロ・ハニーのように甘く美しい/まさに特級の天使だ」と歌われる。「Tupelo」とはヌマミズキ属の木のこと。アメリカ南部ではテュペロの花を元とする蜂蜜が高級品として製造されている。エルヴィス・プレスリーはこの植物にちなんで名付けられたミシシッピ州の町、テューペロに生まれた。モリソンはこの曲がプレスリーを想起せずにはいられないことを熟知しており[3]、「テュペロ・ハニー」はカントリーやフォーク、R&B色の強い5枚目のアルバムのタイトルにもぴたりとはまった。
レコーディングはサンフランシスコのウォーリー・ハイダー・スタジオとコロムビア・スタジオで行われた。ドラムズはコニー・ケイが叩いた。
1971年10月15日発売のアルバム『テュペロ・ハニー』に収録。11月にシングルカットされ、ビルボード・Hot 100で47位を記録した。
1979年2月のコンサートでの映像が、1981年発売のビデオ『Van Morrison in Ireland』に収録されている。また、1980年7月10日にモントルー・ジャズ・フェスティバルで行ったライブの映像が、2006年10月発売のDVD『Live at Montreux 1980/1974』に収録されている。
カバー・バージョン
[編集]- リッチー・ヘヴンス - 1972年のライブ・アルバム『Richie Havens on Stage』に収録[4]。
- キルカ - 1972年のアルバム『Nykyaikaa』に収録。フィンランド語の歌詞でタイトルは「Apilan Mesi」[5]。
- ダスティ・スプリングフィールド - 1973年のアルバム『Cameo』に収録。
- カサンドラ・ウィルソン - 1993年のアルバム『ブルー・ライト・ティル・ドーン』に収録。
- リトル・ミルトン - 2003年のトリビュート・アルバム『Vanthology: A Tribute to Van Morrison』に収録。
- ケリー・ホジキン - 2009年のアルバム『Table in the Corner』に収録。
- コリン・ジェームズ - 2012年のアルバム『Fifteen』に収録。
脚注
[編集]- ^ a b 45cat - Van Morrison - Tupelo Honey / Starting A New Life - Warner Bros. - USA - 7543
- ^ Brooks, Ken (1999). In Search of Van Morrison, Agenda, p62. ISBN 1-899882-95-2
- ^ Marcus, Greil (2010), When That Rough God Goes Riding: Listening to Van Morrison, New York: Public Affairs, p. 20, ISBN 978-1-58648-821-5
- ^ Richie Havens - Richie Havens On Stage (Vinyl, LP, Album) at Discogs
- ^ Kirka - Nykyaikaa (Vinyl, LP, Album) at Discogs