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ザ・プロフェット・スピークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ザ・プロフェット・スピークス』
ヴァン・モリソンスタジオ・アルバム
リリース
録音 カリフォルニア州サウサリート スタジオD[2]
ジャンル ブルー・アイド・ソウルジャズブルース
時間
レーベル Exile Productions/キャロライン・レコード
プロデュース ヴァン・モリソン、ジョーイ・デフランセスコ英語版
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 21位(スペイン[3]
  • 22位(ドイツ[4]
  • 23位(オーストリア[5]
  • 29位(オランダ[6]
  • 34位(スイス[7]、ニュージーランド[8]
  • 35位(ベルギー・フランデレン地域[9]
  • 40位(イギリス[10]
  • 49位(オーストラリア[11]
  • 68位(イタリア[12]
  • 98位(カナダ[13]
  • 110位(アメリカ[14]
  • 242位(日本[1]
  • ヴァン・モリソン アルバム 年表
    ユーアー・ドライヴィング・ミー・クレイジー
    (2018年)
    ザ・プロフェット・スピークス
    (2018年)
    スリー・コーズ・アンド・ザ・トゥルース
    (2019年)
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    ザ・プロフェット・スピークス』(The Prophet Speaks)は、北アイルランドのミュージシャン、ヴァン・モリソン2018年に発表した40作目のスタジオ・アルバム

    背景

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    収録曲のうち6曲はオリジナル、残りはカヴァー曲という構成で、前作『ユーアー・ドライヴィング・ミー・クレイジー』(2018年)に引き続きジョーイ・デフランセスコ英語版の率いるカルテットが全面参加した[15]。「Teardrops」と「Worried Blues」は、いずれもシェイキー・ジェイク・ハリスのアルバム『Good Times』(1960年)収録曲のカヴァーで、後者はロバート・ジョンソンの曲「Rollin' and Tumblin'」とのメドレーとなった[16]

    本作のジャケットは、モリソンが幼い頃に聴いていたラジオ番組『Educating Archie』をモチーフとしており、同番組で実際に使われた人形「アーチー・アンドリュース」がフィーチャーされた[17]

    反響・評価

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    全英アルバムチャートでは2週トップ100入りし、最高40位を記録した[10]。アメリカでは2018年12月22日付のBillboard 200で110位を記録するが、翌週にはチャート圏外に落ちた[14]

    Thom Jurekはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ジャズに傾倒していた前作と比べると、よりブルースやR&Bを深く掘り下げているが、ここでも前作と同様に緩く、楽しく、自然発生的なサウンドが貫かれている」と評している[18]。Michael Hannは『ガーディアン』紙のレビューで5点満点中3点を付け「モリソンがここ18か月の間にリリースした、レイド・バックした雰囲気で、アメリカ黒人のスタンダード・ナンバーに焦点を当てた連作の4つ目に当たる」と評している[19]。また、Phil Mongredienは『オブザーバー』紙のレビューで5点満点中4点を付け「嬉しいことに、最も印象的なのはモリソン自身の新曲である」「カヴァー曲の中ではジョン・リー・フッカーの"Dimples"が突出しているが、実際のところ、弱いカヴァーもない」と評している[20]

    収録曲

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    特記なき楽曲はヴァン・モリソン作。

    1. "Gonna Send You Back to Where I Got You From" (Eddie Vinson, Leona Blackman) – 4:40
    2. "Dimples" (John Lee Hooker, James Bracken) – 5:33
    3. "Got to Go Where the Love Is" – 4:24
    4. "Laughin' and Clownin'" (Sam Cooke) – 5:32
    5. "5 am Greenwich Mean Time" – 5:38
    6. "Gotta Get You Off My Mind" (Solomon Burke, Delores Burke, Josephine Burke Moore) – 3:44
    7. "Teardrops" (J.D. Harris) – 6:01
    8. "I Love the Life I Live" (Willie Dixon) – 3:36
    9. "Worried Blues/Rollin' and Tumblin'" (J.D. Harris) – 6:24
    10. "Ain't Gonna Moan No More" – 6:16
    11. "Love Is a Five Letter Word" (Gene Barge) – 3:45
    12. "Love Is Hard Work" – 4:29
    13. "Spirit Will Provide" – 4:03
    14. "The Prophet Speaks" – 4:55

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    1. ^ a b ザ・プロフェット・スピークス - ヴァン・モリソン”. オリコン. 2022年1月22日閲覧。
    2. ^ CD英文ブックレット内クレジット
    3. ^ spanishcharts.com - Van Morrison - The Prophet Speaks
    4. ^ Offizielle Deutsche Charts
    5. ^ Van Morrison - The Prophet Speaks - austriancharts.at
    6. ^ Van Morrison - The Prophet Speaks - dutchcharts.nl
    7. ^ Van Morrison - The Prophet Speaks - hitparade.ch
    8. ^ charts.org.nz - Van Morrison - The Prophet Speaks
    9. ^ Van Morrison - The Prophet Speaks - ultratop.be
    10. ^ a b Van Morrison | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    11. ^ australian-charts.com - Van Morrison - The Prophet Speaks
    12. ^ italiancharts.com - Van Morrison - The Prophet Speaks
    13. ^ Van Morrison Chart History - Billboard Canadian Albums”. Billboard. 2022年1月22日閲覧。
    14. ^ a b Van Morrison Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2022年1月22日閲覧。
    15. ^ Ankeny, Jason. “Van Morrison Biography, Songs & Albums”. AllMusic. 2022年1月22日閲覧。
    16. ^ 日本盤CD (HSU-10282)ライナーノーツ(大鷹俊一、2018年11月20日)
    17. ^ Purden, Richard (2018年11月30日). “Van Morrison interview: Astral Weeks 50 years on and new LP The Prophet Speaks”. The Irish News. 2022年1月22日閲覧。
    18. ^ Jurek, Thom. “The Prophet Speaks - Van Morrison”. AllMusic. 2022年1月22日閲覧。
    19. ^ Hann, Michael (2018年12月7日). “Van Morrison: The Prophet Speaks review – laid-back, old-school R&B”. The Guardian. Guardian News and Media. 2022年1月22日閲覧。
    20. ^ Mongredien, Phil (2018年12月9日). “Van Morrison: The Prophet Speaks review – the creativity keeps coming”. The Observer. Guardian News and Media. 2022年1月22日閲覧。