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スルフィンピラゾン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スルフィンピラゾン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
販売名 アンツーラン
薬物動態データ
血漿タンパク結合98–99%
代謝hepatic
排泄renal
データベースID
CAS番号
57-96-5
ATCコード M04AB02 (WHO)
PubChem CID: 5342
DrugBank APRD00620
KEGG D00449
化学的データ
化学式C23H20N2O3S
分子量404.48 g/mol
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スルフィンピラゾン(: sulfinpyrazone)とは痛風の治療に使用される尿酸排泄促進薬の一つ。スルフィンピラゾンは時にADPトロンボキサンの放出を抑制し、血小板脱顆粒を阻害することによって血小板凝集を抑制することがある。

スルフィンピラゾンは他の尿酸排泄薬と同様に、腎臓尿細管での尿酸の再吸収に競合的に拮抗する。

日本ではノバルティス社がアンツーラン®として販売していたが、現在は販売中止となっている。

禁忌

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スルフィンピラゾンは腎臓機能障害を有する患者や高尿酸尿による尿路結石症を呈する患者に投与すべきではない。[1]

出典・脚注

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  1. ^ Underwood M (June 2006). “Diagnosis and management of gout”. BMJ 332 (7553): 1315–9. doi:10.1136/bmj.332.7553.1315. PMC 1473078. PMID 16740561. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1473078/. 

関連項目

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