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ジョックロック (お笑いコンビ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョックロック
メンバー 福本ユウショウ
ゆうじろー
結成年 2022年
事務所 吉本興業
活動時期 2022年 -
出身 NSC大阪校35期(福本)
NSC大阪校42期(ゆうじろー)
出会い 大二(ナナ)の紹介
旧コンビ名 福本
蘇世郡里
オリンギート
グッドゴッド
カプチーノ
御三家
ゆうじろー
コペンハーゲン
現在の活動状況 ライブ
芸種 漫才
ネタ作成者 福本 ユウショウ
現在の代表番組 ジョックロックの準優勝ラジオ
同期 福本
ゆりやんレトリィバァ
濱田祐太郎
田津原理音

ゆうじろー
マーメイド
ぐろう
空前メテオ
公式サイト プロフィール
受賞歴
2023年 第10回NHK新人お笑い大賞 準優勝
2024年 今宮子供えびすマンザイ新人コンクール 福笑い大賞
2024年 第11回NHK新人お笑い大賞 準優勝
2024年 M-1グランプリ2024 決勝9位
2025年 第10回 上方漫才協会大賞 新人賞
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ジョックロック吉本興業に所属する日本お笑いコンビ

メンバー

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福本 ユウショウ(ふくもと ゆうしょう、1987年7月15日 - )(37歳)

  • 大阪府出身。ツッコミ担当。ネタ作り担当。立ち位置は左[1]
  • 芸名は、本名の福本 裕章(ふくもと ゆうき)の下の名前の読みを変えたものであり、漫画『喧嘩稼業』のキャラクター、櫻井裕章(ユウショウ)に由来している。
  • 趣味はeスポーツ鑑賞。
  • 特技は円盤投げネットストーキング
  • 大阪府立東住吉高等学校龍谷大学出身[2]。高校の同級生にヤマゲン(ネコニスズ)がいる[2]
  • 学生時代はハガキ職人で、サバンナ『GOYODA』の常連投稿者であった[2][3]。ラジオネームは「ミッドナイトクイーン」[2][3]。檜原洋平(ママタルト)とは同じハガキ職人仲間として当時から面識があった[2]
  • 大学卒業後、ピザ屋でバイト生活を始め、翌年このピザ屋で知り合ったバイト仲間とともにコンビでNSCに入学[2]。コンビ名は「蘇世郡里(そぜぐんり)」であったが、その後改名して「オリンギート」になった[2]。結成3年目のM-1グランプリ2015で2回戦で敗退し、解散[2][4]
  • オリンギート解散後は、芸名を福本ユウショウとし、ピン芸人として活動した[2]
  • ピン芸人となった後も、様々なコンビを組み、M-1グランプリに出場している。「グッドゴッド」(2019)[5]、「カプチーノ」(2020)[6]、「御三家」(2021)[7]

ゆうじろー(1998年1月26日 - )(27歳)

  • 大分県宇佐市出身。ボケ担当。立ち位置は右[1]
  • 趣味はサッカー、サッカー観戦、映画鑑賞、漫画、読書。
  • 特技はリフティング、指パッチン。
  • 関西学院大学出身[3]
  • 本名は「かく ゆうじろう」。(漢字表記不明)[8]
  • 大分トリニータの育成チームに所属していた。中学2年生の時に悪性リンパ腫が見つかり、2年ほど治療に専念して回復したが、体への影響を考えサッカーを諦めたという経験を持つ[9]岩田智輝は育成チーム時代の同期でライバルだった[10]
  • SNSのコンテンツ作りが得意。Instagramにて様々なコンテンツを生み出している。(ゆうじろーずデイズ、今から寝る、日刊ゆうじろー、歯磨きロックなど)
  • Instagramのリール動画にて、「ゆうじろーずランダムデイズ」という日々の出来事をランダムで振り返るVlogを投稿している。
  • かつては「コペンハーゲン」というコンビを組んでおり、M-1グランプリ2021では2回戦に進出していた[11]

概要

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ピン芸人として活動していた両者が、大二(ナナ)の紹介によりコンビ結成[12]

ファンネームは「ジョックロッカー」。

2023年3月に開催された『Kakeru翔チャレンジバトル』により、同年4月からよしもと漫才劇場に所属。7年の芸歴差があるコンビのため、後輩であるゆうじろーの芸歴に合わせてKakeru翔メンバーとして活動している[13]。所属後初のKakeru翔GPでは総合7位にランクインした[13]

2023年・2024年にNHK新人お笑い大賞の決勝戦に進出し、2年連続で準優勝となった[14][15]

2023年12月にはABCラジオで初めての冠ラジオ「ジョックロックの準優勝ラジオ」が放送され、その翌月には第2回が放送された[16]。2024年11月には、第3回として、90分間の特別番組が放送された[17]

M-1グランプリ2024の決勝戦に進出し、その際のVTR紹介文は『爆音ダークホース』[18]。VTR内の「自分たちにとってM-1とは?」という質問には「最高の刺激」と答えている[19]。漫才ネタの採点結果は900点満点中819点で第9位となった[20]。 審査員であるアンタッチャブル柴田が型がある漫才スタイルに言及し、ゆうじろーがオチをつくる、ゆうじろーを無視して福本が突っ走るなどの型からはみ出た形を提案した。その際ゆうじろーが「 ぼくがもっとおもしろくなります」と宣言し[21]会場が盛り上がった。敗退後も、最終審査結果発表前のCM入りで真空ジェシカ川北が舞台後方の台上で福本のツッコミのポーズをとる[22]、結果発表直前のコメントで令和ロマン髙比良くるまが「去年よりももっと面白くなってやる!と思って来たので」とゆうじろーの発言を引用する[22]など、番組全体で大きな存在感を残した。

芸風

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主にコント漫才を行う[23]。ネタは福本が「ドラマのカッコいいシーンをやりたい」という導入で始まるため、ドラマのような迫力ある演技が持ち味である。コントイン前に、ゆうじろーが「〇〇って△△ですよねー」と適当な発言(「病院って近い」、「探偵って長生き」等)をし、福本が頷いた後に首を傾げるというツカミをする事もある。その中でゆうじろーがボケを混じらせ、それに対して福本が「コイツさっきから○○だー!!」などとセンターマイクの前に半仁王立ちのような体勢でツッコむ(その際にツッコミを2回重ねることが多い)。また、漫才を終える際は半仁王立ち体勢を捻らせて「こんなんちゃうねん、もうええわー!」と言って終わる。福本はツッコミの形をピン芸人時代に先に考案したうえで、それに合う相方を探したという[12]。もっとも、ジョックロック結成当初はゆうじろーに向かってツッコんでおり、正面を向いて体を捻りながらツッコむ形になったのはその後のことである[2]

賞レース成績

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M-1グランプリ
年度 結果 会場 エントリー

No.

備考
2022年(第18回) 2回戦進出[24] 森ノ宮よしもと漫才劇場 1501
2023年(第19回) 準々決勝進出[24] なんばグランド花月 131 1回戦1位通過
2024年(第20回) 決勝9位 テレビ朝日 6349 決勝キャッチフレーズ「爆音ダークホース
その他賞レース

出演

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テレビ
ラジオ

脚注

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  1. ^ a b ジョックロック プロフィール|吉本興業株式会社”. profile.yoshimoto.co.jp. 2023年10月18日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j ジョックロック・福本ユウショウが語る半生【職人から芸人へ/孤独な闘い/大いなる野望】(YouTubeチャンネル「大阪めし録ほぼノーカットでお送りする芸人ロングインタビュー」、2025年1月12日)2025年1月26日閲覧。
  3. ^ a b c Vol.147 ジョックロック|関西を元気に!DOMOぱどの芸人インタビュー”. content.eshigoto.jp. 2024年12月6日閲覧。
  4. ^ オリンギート|コンビ情報”. M-1グランプリ 公式サイト. 2025年1月26日閲覧。
  5. ^ グッドゴッド|コンビ情報”. M-1グランプリ 公式サイト. 2025年1月6日閲覧。
  6. ^ カプチーノ|コンビ情報”. M-1グランプリ 公式サイト. 2025年1月6日閲覧。
  7. ^ 御三家 | コンビ情報”. M-1グランプリ 公式サイト. 2023年10月18日閲覧。
  8. ^ マンゲキサインヒストリー ジョックロック ゆうじろー編”. note.com (2024年11月9日). 2025年2月6日閲覧。
  9. ^ 『M-1』決勝の最年少芸人(26) 中2で悪性リンパ腫、サッカー選手の夢も諦め…大躍進の裏にあった“壮絶半生””. 女性自身 (2024年12月23日). 2024年12月23日閲覧。
  10. ^ Co.,Ltd, livedoor (2025年2月9日). “ジョックロックの初冠番組はJリーグ公認番組! 12日深夜から『水曜はJ!』開始、関テレ&TVerで”. サッカーキング. 2025年2月11日閲覧。
  11. ^ コペンハーゲン | コンビ情報”. M-1グランプリ 公式サイト. 2023年10月18日閲覧。
  12. ^ a b 🔎 マンゲキサインヒストリー ✐☡ジョックロック 福本ユウショウ編|よしもと漫才劇場”. note(ノート) (2023年11月24日). 2024年12月13日閲覧。
  13. ^ a b 「マンゲキ芸人リレーコラム」第220回 ジョックロック 福本ユウショウ編|よしもと漫才劇場”. note(ノート) (2023年4月24日). 2023年10月18日閲覧。
  14. ^ 『NHK新人お笑い大賞』本選出場8組発表「ストップ・ザ・天才ピアニスト!ダメ絶対!」包囲網に【ブロック分け一覧】|オリコン|北國新聞”. 北國新聞 (2023年10月18日). 2023年10月18日閲覧。
  15. ^ 「エバース」がNHK新人お笑い大賞に輝く 「ジョックロック」は2年連続最終決戦で散る - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年11月5日閲覧。
  16. ^ https://twitter.com/abc1008khz/status/1729425218819756334”. X (formerly Twitter). 2023年11月28日閲覧。
  17. ^ 祝!第3弾 11月23日(土)21時30分〜OA ジョックロックの準優勝ラジオ”. X(formerly Twitter). 2024年11月23日閲覧。
  18. ^ M-1グランプリ2024 キャッチコピー”. X. 2025年1月9日閲覧。
  19. ^ M-1グランプリ2024ファイナリスト Q.M-1とは?”. X. 2025年1月9日閲覧。
  20. ^ umeyama. “【結果まとめ】『M-1グランプリ2024』全組の審査&得点をレポート”. QJWeb クイック・ジャパン ウェブ. 2024年12月30日閲覧。
  21. ^ 【M-1】ジョックロック 敗退も芸歴2年半でハツラツ! ゆうじろー「もっとおもしろくなる!」 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年12月30日閲覧。
  22. ^ a b ジョックロックプレス (2024-12-24), M-1決勝ありがとう生配信, https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=JrH8tFJTYH4 2024年12月30日閲覧。 
  23. ^ Vol.118 ジョックロック|大阪・和歌山・関西で正社員・パートの求人を探すなら、【DOMOぱどNET関西】”. content.eshigoto.jp. 2024年4月13日閲覧。
  24. ^ a b ジョックロック | コンビ情報”. M-1グランプリ 公式サイト. 2024年4月13日閲覧。
  25. ^ R-1グランプリ『1月20日 YES THEATER』”. R-1グランプリオフィシャルブログ Powered by Ameba. 2023年10月18日閲覧。
  26. ^ TBS RADIO 954 kHz │ マイナビ Laughter Night(マイナビ ラフターナイト) - 2024年3月”. warai954.www.tbsradio.jp. 2024年4月13日閲覧。
  27. ^ 「エバース」がNHK新人お笑い大賞に輝く 「ジョックロック」は2年連続最終決戦で散る - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年12月9日閲覧。
  28. ^ 【12月のチャンピオンは!?】12/15(日)「Kakeru翔GP」ライブレポート更新!!|よしもと漫才劇場”. note(ノート) (2024年12月15日). 2024年12月30日閲覧。
  29. ^ Inc, Natasha. “「M-1」初決勝のジョックロックが早くもCMオファーに期待「めちゃくちゃ使いやすいんで」”. お笑いナタリー. 2024年12月9日閲覧。
  30. ^ 「第十回 上方漫才協会大賞」大賞にドーナツ・ピーナツ、新人賞にジョックロック バッテリィズは話題賞”. お笑いナタリー. 2025年1月13日閲覧。
  31. ^ Inc, Natasha. “ジョックロックか、はるかぜに告ぐか、子供たちが玉入れ審査「わらたま」”. お笑いナタリー. 2024年4月19日閲覧。
  32. ^ Inc, Natasha. “ジョックロック、初の「M-1」決勝進出 絶対に一番デカい声出します(コメントあり)”. お笑いナタリー. 2024年12月25日閲覧。
  33. ^ Inc, Natasha. “ジョックロックMCのサッカー番組「水曜はJ!」スタート”. お笑いナタリー. 2025年2月9日閲覧。

外部リンク

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