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ジャムコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社ジャムコ
JAMCO CORPORATION
種類 株式会社
市場情報
東証プライム 7408
1998年12月14日上場
本社所在地 日本の旗 日本
190-0011
東京都立川市高松町一丁目100番地
設立 1949年昭和24年)3月15日
(今橋証券株式会社)
業種 輸送用機器
法人番号 6012401012609 ウィキデータを編集
事業内容 航空機用内装品の製造・販売
航空機の整備
代表者 恒松 孝一(代表取締役社長)
資本金 53億5989万3千円
発行済株式総数 2686万3974株
売上高 連結:639億99百万円
単独:577億60百万円
営業利益 連結:23億83百万円
単独:12億29百万円
純利益 連結:17億10百万円
単独:14億33百万円
純資産 連結:150億71百万
単独:149億17百万円
総資産 連結:1082億16百万千円
単独:1020億01百万円
従業員数 連結:2,692名 単独:1,059名
2024年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 伊藤忠商事(株) 33.37%
ANAホールディングス(株) 20.02%
昭和飛行機工業(株) 7.46%
(2024年3月31日現在)
主要子会社 (株)ジャムコエアクラフトインテリアズ 100%
(株)ジャムコエアロマニュファクチャリング 100%
ジャムコアメリカ 100%
外部リンク https://www.jamco.co.jp/
特記事項:特記の無い経営指標は2024年3月期のもの
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株式会社ジャムコ(JAMCO CORPORATION)は、日本の航空機用内装品メーカー。本社は東京都立川市にある。伊藤忠商事系列。

概要

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当初は「伊藤忠航空整備」という社名で、航空機のメンテナンスを主な業務としており、現在でも航空機整備カンパニーとして整備業務を行っている。

1970年昭和45年)に全日本空輸からボーイング727およびボーイング737ギャレー製造を受注したことがきっかけで航空機内装品の製造に参入、旧マクドネル・ダグラスを含むボーイング製旅客機のギャレーおよびラバトリー(便所洗面所)を製造しており、ラバトリーに至っては世界シェアの約50%を担う。その実績はボーイングの旅客機生産に貢献した協力会社を表彰するPIE賞(Pride In Excellence award)を8回、ボーイング社長賞を3回受賞していることが証明している。

現商号は旧商号の新日本航空整備株式会社の英文社名New Japan Aircraft Maintenance Co., Ltd.の頭文字に由来する。

沿革

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  • 1949年昭和24年)3月 - 今橋証券株式会社として設立。
  • 1952年(昭和27年)12月18日 - 商号を新倉敷飛行機株式会社に変更、航空機の製造、修理および販売等の事業の準備を開始。
  • 1955年(昭和30年)9月 - 伊藤忠航空整備株式会社に商号変更。
  • 1960年(昭和35年)- 航空大学校訓練機の保守委託業務を開始[1]
  • 1963年(昭和38年)4月 - 川崎航空機工業と業務提携。
  • 1970年(昭和45年)6月 - 日本航空全日本空輸資本参加。新日本航空整備株式会社に商号変更。
  • 1982年(昭和47年)2月 - ワシントン州にジャムコ・アメリカを設立。
  • 1988年(昭和63年)
    • 2月 - シンガポールにシンガポール・ジャムコを設立。
    • 6月 - 現社名に変更。
    • 11月 - 株式を店頭公開。
  • 1989年平成元年)4月 - 新潟ジャムコを設立。
  • 1998年(平成10年)12月 - 東京証券取引所第二部に上場。
  • 1999年(平成11年)9月 - オレンジジャムコを設立。
  • 2003年(平成15年)3月 - ボーイング・サプライヤー・オブ・ザ・イヤー2002を受賞。
  • 2004年(平成16年)7月 - シンガポールにJAMCO Aero Design & Engiennring Private Limitedを設立。
  • 2015年(平成27年)3月 - 東京証券取引所第一部に指定替え。
  • 2017年(平成29年)6月 - 本社を三鷹市大沢六丁目11番25号から立川市へ移転。
  • 2019年令和元年)9月 - 検査不正4608件、有資格者の印鑑使い回しが発覚[2]。それにより認定業務について7月30日から停止。
  • 2021年(令和3年)
    • 1月 - 20年4~9月期の連結最終損益は43億円の赤字。上半期過去最大の赤字幅となり、海外連結子会社のジャムコ・シンガポールを解散[3]
    • 3月 - 検査不正発覚後、コロナ禍が追い打ちとなり、グループ全体で25%程度の人員削減(検査不正発覚後、人員増加を図った検査部門含む)、本社一部設備の返還(工場を含む)、これに伴い立川本社勤務の従業員を地方拠点(新潟が主)に異動。
  • 2024年(令和6年) 4月 - 新潟ジャムコ、中条ジャムコ、宮崎ジャムコが合併し、社名をジャムコエアクラフトインテリアズに変更[4]

主要製品

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  • 航空機の内装品
    • ギャレー(厨房設備)
    • ラバトリー(化粧室)
    • ストウェッジ・ビン(荷物棚)
    • クルーレスト(客室乗務員用休憩室ユニット)
  • ジェットエンジンのタービンシュラウド
  • 炭素繊維構造部材 (Advanced Pultrusion:ADP)

グループ

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所在国 企業名 事業内容 資本金 議決権の所有割合 関係
日本の旗 日本 ジャムコ エアロテック 航空機の整備 3000万円 100% 連結子会社
徳島ジャムコ
ジャムコエアクラフトインテリアズ 航空機内装品の製造 1億円
ジャムコ エアロマニュファクチャリング 航空機用炭素繊維構造部材、航空機用エンジン部品等の製造 1億円
ジャムコテクニカルセンター 研究開発、人財育成 3000万円
オレンジジャムコ 障がい者特例子会社 1000万円
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 JAMCO AMERICA INC. 航空機内装品の製造 1000万ドル 75%
フィリピンの旗 フィリピン JAMCO PHILIPPINES, INC. 4300万PHP ジャムコ単体:40%
連結子会社込み:100%
シンガポールの旗 シンガポール JAMCO AERO DESIGN & ENGINEERING PTE LTD. 100万ドル ジャムコ単体:5%
連結子会社込み:55%
SINGAPORE JAMCO PTE LTD. 440万SGD 30% 持分法適用関連会社

受賞

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その他

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脚注

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外部リンク

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