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シーオブクラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シーオブクラス
サンダーランド・ホールディングの勝負服
欧字表記 Sea of Class
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 (2015-05-23) 2015年5月23日
死没 2019年7月22日(4歳没)
Sea the Stars
Holy Moon
母の父 Hernando
生国 アイルランドの旗 アイルランド
生産者 Razza Del Velino Srl
馬主 Sunderland Holding Inc
調教師 William Haggas(イギリスの旗 イギリス
競走成績
生涯成績 7戦4勝
勝ち鞍
GI アイリッシュオークス 2018年
GI ヨークシャーオークス 2018年
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シーオブクラス:Sea of Class)は、イギリス競走馬。主な勝ち鞍に2018年アイリッシュオークスヨークシャーオークスがある。

戦績

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2018年4月18日ニューマーケット競馬場の未勝利戦に1番人気でデビューしたが、Ceilidhs Dreamのクビ差2着に惜敗する。その後、格上挑戦で5月19日の準重賞フィリーズトライアルステークスはのちにベルモントオークスインビテーショナルステークスを制することになるアテナに2馬身差をつけて初勝利を挙げると、続く準重賞アビンドンステークスも1番人気にこたえ快勝する。そしてG1初挑戦となったアイリッシュオークスでは最後方追走から直線で大外から鋭く伸び、粘るフォーエヴァートゥゲザーをクビ差交わして優勝しGI初制覇を飾る[1]。8月23日のヨークシャーオークスは最後方追走から直線で前に行く馬を一気に交わして先頭に立つと最後はコロネットに2馬身1/4差をつけ、GIレース2連勝を果たした。この結果を受けてブックメーカー各社は凱旋門賞の1番人気に浮上することになった[2]。 迎えた凱旋門賞では、連覇を狙う前年の覇者エネイブル、フランスの芝2,400mの重賞を4連勝中、前哨戦のフォワ賞も勝利してきたGI2勝馬ヴァルトガイストに次いで3番人気に推された。レースではいつも通り最後方から前に構えたエネイブルらを見る形で進んでいく。お終いから2番手で直線に入ると残り300m地点で前が壁になるも馬群を縫って外へ追い出すと目の覚めるような豪脚を披露。残り100m地点でも先頭のエネイブルとは3馬身程の距離があったが最終的にはエネイブルと短クビ差の2着となった[3]

その後は年内休養となり、翌4歳シーズンも現役続行となる。2019年6月19日のプリンスオブウェールズステークスで復帰したがクリスタルオーシャンの5着に終わる。その後、重度の疝痛を発症したため現役を引退することになったが、7月22日に疝痛のため死亡した[4]

競走成績

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以下の内容は、Racing Post、Sky Sports Horse Racing[5]、Timeform[6]の情報に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離(馬場) 着順 騎手 斤量(st./kg換算) タイム 着差 1着(2着)馬
2018.04.18 ニューマーケット 未勝利 芝8f (Gd) 2着 J.ドイル 9-0(57) (nk) Ceilidhs Dream
0000.05.19 ニューベリー フィリーズトライアルステークス L 芝10f (GF) 1着 J.ドイル 9-0(57) 2:09.33 2馬身 (Athena)
0000.06.14 ニューベリー ジョニー・ルイス記念ブリティッシュEBFステークス L 芝10f (GF) 1着 J.ドイル 9-3(58.5) 2:06.00 2馬身 (Mrs Sippy)
0000.07.21 カラ 愛オークス G1 芝12f (GF) 1着 J.ドイル 9-0(57) 2:32.54 nk (Forever Together)
0000.08.23 ヨーク ヨークシャーオークス G1 芝12f (GF) 1着 J.ドイル 8-12(56) 2:30.44 2 1/4馬身 (Coronet)
0000.10.07 パリロンシャン 凱旋門賞 G1 芝12f (Gd) 2着 J.ドイル 8-9(55) (nk) Eneble
2019.06.19 アスコット プリンスオブウェールズステークス G1 芝9f (Sft) 5着 J.ドイル 8-11(56) (6 3/4馬身) Crystal Ocean
  • 馬場状態: Fm=Firm, GF=Good to Firm, Gd=Good, GS=Good to Soft, Y=Yielding, Sft=Soft, Hy=Heavy
  • 着差:dht=dead heat(同着), nse=nose(ハナ), shd=short head(短頭), hd=head(アタマ), nk=neck(クビ), l=length(馬身), dist=distance(大差)

血統表

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シーオブクラス血統 (血統表の出典)
父系 ダンジグ系

Sea The Stars
2006 鹿毛
父の父
Cape Cross
1994 黒鹿毛
Green Desert Danzig
Foreign Courier
Park Appeal Ahonoora
Balidaress
父の母
Urban Sea
1989 栗毛
Miswaki Mr. Prospector
Hopespringseternal
Allegretta Lombard
Anatevka

Holy Moon
2000 鹿毛
Hernando
1990 鹿毛
Niniski Nijinsky
Virginia Hills
Whakilyric Miswaki
Lyrism
母の母
Centinela
1992 栗毛
Caerleon Nijinsky
Foreseer
New Generation Young Generation
Madina

脚注

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  1. ^ 【愛GI】シーオブクラス重賞初挑戦でVサンケイスポーツ、2018年7月22日公開 2018年8月26日閲覧
  2. ^ 【英・ヨークシャーオークス】愛オークス馬シーオブクラスが最後方から差し切りV 凱旋門賞1番人気に/海外競馬レース結果netkeiba.com、2018年8月24日公開 2018年8月26日閲覧
  3. ^ https://world.jra-van.jp/race/arc/2018/result/
  4. ^ 昨年の凱旋門賞2着馬シーオブクラスが死亡スポニチアネックス、2019年7月23日公開 2019年7月23日閲覧
  5. ^ Sea of Class (IRE)”. BSkyB (2019年6月20日). 2019年7月29日閲覧。
  6. ^ HORSE PROFILE SEA OF CLASS (IRE)”. Timeform (2019年6月20日). 2019年7月28日閲覧。
  7. ^ Holy Moon(IRE)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月29日閲覧。
  8. ^ チェリーコレクト(IRE)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月29日閲覧。
  9. ^ チャリティーライン(IRE)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月29日閲覧。
  10. ^ ファイナルスコア(IRE)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月29日閲覧。
  11. ^ Wordless(IRE)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月29日閲覧。
  12. ^ Bright Generation(IRE)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月29日閲覧。
  13. ^ Great Navigator(USA)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月29日閲覧。

外部リンク

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