グロリア (U2の曲)
「グロリア」 | ||||
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U2 の シングル | ||||
初出アルバム『October』 | ||||
B面 | I Will Follw(live) | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチ・シングル | |||
ジャンル | ロック | |||
レーベル | CBS/アイランド | |||
作詞・作曲 | U2 | |||
プロデュース | スティーヴ・リリーホワイト | |||
チャート最高順位 | ||||
アイルランド10位 UK55位 オーストラリア32位 ニュージーランド15位 | ||||
U2 シングル 年表 | ||||
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「グロリア」(Gloria)はU2の「October」のオープニングソングにしてアルバムからの2ndシングル。「October」全体にいえることだが、当時、宗教とロックの狭間で揺れていたボノ、エッジ、ラリーの心境を反映し、宗教的な内容となっている。
解説
[編集]「Gloria」とはラテン語で、「Glory(神)」の意味。サビは「Gloria in te Domine / Gloria exultate」とラテン語で歌われているが、これはボノがポール・マクギネスから借りたグレゴリオ聖歌のレコードの影響である。しかしボノはラテン語が分からなかったので、マウント・テンプル・スクール時代の同級生や先生に翻訳してもらった。他にも「Only in You I'm complete」「The door is open / You're standing there」といった聖書の言葉が散りばめられている。
またパティ・スミスのカバー経由で知ったヴァン・モリソンの「Gloria」も意識している。
僕はこの曲の歌詞が大好きだ。すぐにできたんだ。この曲は言語というものをもう一度見つめ直すこと、つまり、言葉で喋りつつ、言語以外の方法を探ることを表現している曲だと思う。『I try to sing this song... I try to stand up but I can't find my feet.』という歌詞はラテン語的であり、賛美歌的でもある。最後にラテン語のコーラスで盛り上がるところは凄いね。いまだに笑ってしまうよ。素晴らしいほど馬鹿げていて、壮大で、オペラ的な曲だ。もちろん『Gloria』はヴァン・モリソン的な意味で女性についての曲だ。アイルランドのバンドである限り、そのことには自覚的でなければならない。当時の反応は面白いものだったよ。みんな「女性を精神的に扱い、神を性的に扱っている」というんだ。そんなことを言われる前に歌詞は完成していたというのにさ。神のことを歌っているのに、女性のことを歌っているなんてことありえるだろうか? けれど今やこの曲は神についての曲といわれているんだ。女性ではなくてね!」[1] — ボノ
アダムが初めてベースソロを披露している。
PV
[編集]監督はメイアート・エイヴィス。ロケ地は「October」のレコーディングを行ったウインダム・レーン・スタジオ近くのグランド・セントラル運河に浮かべた荷船の上。当時、PVが珍しかったという事情も相まって、MTVでヘビーローテーションされ、U2の知名度アップに一役買った。
ライブ
[編集]OctoberツアーからLovetownツアーの途中までセトリに入っていたU2のライブ人気曲。計350回以上ライブで演奏されている[2]。その後しばらく演奏されなかったが、Vertigoツアーで復活し、I&Eツアーでも演奏された(その際、ヴァン・モリソンの「Gloria」を挿入している)。
カバー
[編集]評価
[編集]イヤーオブ
[編集]1981年ホットプレス読者が選ぶ年間ベストアイリッシュシングル第4位[3]
オールタイム
[編集]2006年ナショナル・レビュー(アメリカ)が選ぶ歴代ベスト保守ロックソング第6位[4]
脚注
[編集]- ^ 「Race of Angels: The Genesis of U2」 John Waters著
- ^ http://www.u2gigs.com/tourdb-stats.html
- ^ http://www.rocklistmusic.co.uk/hotpress.htm#1981
- ^ https://www.barks.jp/news/?id=1000024276