グランド・ルー・ド・パリ
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グランド・ルー・ド・パリ(仏: Grande Roue de Paris)は、かつてフランス・パリに存在した観覧車。その名はフランス語で「大観覧車」の意である。
概要
[編集]イギリスの退役軍人、ウォルター・B. バセット (Walter Basset Basset, 1864 - 1907) の企画により、1900年のパリ万国博覧会の目玉として建設された。バセットはヨーロッパに4基の観覧車を設置しているが、このラ・グランド・ルーは、それらのうちで最後かつ最大のものであった。直径は約93メートル、高さ約96メートルで、この観覧車を上回る大きさのものは、当時の世界を見渡しても他に存在しなかった。
観覧車は1920年に撤去されるが、ラ・グランド・ルーが打ち立てた記録はその後長らく塗り替えられることは無く、1989年のアジア太平洋博覧会(よかとぴあ)に設置された大観覧車(現在は遊園地「グリーンランド」に移設)によって初めて更新された。
参考文献
[編集]- 福井優子『観覧車物語―110年の歴史をめぐる―』 平凡社、2005年、p128 - p137。ISBN 978-4582832518
外部リンク
[編集]関連項目
[編集]先代 グレート・ホイール |
歴代で世界最大の観覧車 1900-1989年 |
次代 アジア太平洋博覧会の観覧車 |
先代 グレート・ホイール |
現役で世界最大の観覧車 1900-1920年 |
次代 ウィーン大観覧車 |