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カペラステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カペラステークス
Capella Stakes[1]
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 中山競馬場
創設 2008年12月14日
2024年の情報
距離 ダート1200m
格付け GIII
賞金 1着賞金3800万円
出走条件 サラ系3歳以上(国際)(指定)
負担重量 別定
出典 [2][3]
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カペラステークスは、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場で施行する中央競馬重賞競走(GIII)である。

競走名の「カペラ(Capella)」はラテン語で「牝の仔ヤギ」を意味し、ぎょしゃ座のα星をさす。カペラアルデバランリゲルシリウスプロキオンポルックスで「冬のダイヤモンド」を構成している[4]

正賞は地方競馬全国協会理事長賞[2][3]

概要

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秋季競馬でのダート短距離競走の充実を図る観点から、2008年に新設された[5]

創設時から地方競馬所属馬・外国馬がともに出走可能となっている[6]

2020年より、本競走の優勝馬にはサウジアラビアの国際招待競走リヤドダートスプリントへの優先出走権が与えられることになっている。

本競走は阪神ジュベナイルフィリーズと同日に施行される。

競走条件

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以下の内容は、2024年現在[2][3][7]のもの。

出走資格:サラ系3歳以上

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(4頭まで)
  • 外国調教馬(8頭まで、優先出走)

負担重量:別定

  • 3歳56kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減
    • 2019年12月7日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬3kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GII競走またはGIII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
    • 2019年12月6日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(2歳時の成績は除く)

賞金

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2024年の1着賞金は3800万円で、以下2着1500万円、3着950万円、4着570万円、5着380万円[2][3]

歴史

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2008年にカペラステークスを「新設」するにあたっては、1月に行われていたガーネットステークスと、12月に行われていた2歳牝馬重賞のフェアリーステークスとの間で、開催時期の交換が行われた。

ガーネットステークスは1月の中山競馬場のダート1200メートルの重賞として12回の実績があったが、2008年1月の開催を最後に「廃止」され、2009年1月からはその時期にフェアリーステークスが行われることになった。一方、従前12月に行われていたフェアリーステークスは2007年12月の開催の後、時期を移して2009年1月に行われたため、2008年は「フェアリーステークス」という名称の競走は行われなかった。カペラステークスは2008年12月に従来フェアリーステークスを行っていた時期に開催された[8]

ガーネットステークスは「廃止」、カペラステークスは「新設」と発表されており、通例では新設重賞であれば創設から2年は格付けを獲得できないが[注 1]、カペラステークスはガーネットステークスと連続性があり事実上同一の競走と扱われ、2年目からGIII格付けを得ている。これについて主催者のJRAでは、カペラステークスがガーネットステークスの施行時期を前倒ししたものであると認めている[8]

年表

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  • 2008年 - 3歳以上の馬による重賞(JpnIII)として創設、中山競馬場のダート1200mで施行[5]
  • 2009年
    • 外国調教馬の出走枠が8頭に拡大[6]
    • 格付表記をGIII(国際格付)に変更[5]

歴代優勝馬

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距離はすべてダートコース。

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 2008年12月14日 中山 1200m ビクトリーテツニー 牡4 1:08.7 横山典弘 森秀行 榮義則
第2回 2009年12月13日 中山 1200m ミリオンディスク 牡5 1:09.6 村田一誠 荒川義之 (有)社台レースホース
第3回 2010年12月12日 中山 1200m セイクリムズン 牡4 1:09.7 幸英明 服部利之 金田成基
第4回 2011年12月11日 中山 1200m ケイアイガーベラ 牝5 1:09.1 秋山真一郎 平田修 (株)啓愛義肢材料販売所
第5回 2012年12月9日 中山 1200m シルクフォーチュン 牡6 1:10.8 横山典弘 藤沢則雄 (有)シルク
第6回 2013年12月8日 中山 1200m ノーザンリバー 牡5 1:10.7 柴田善臣 浅見秀一 林正道
第7回 2014年12月14日 中山 1200m ダノンレジェンド 牡4 1:09.5 丸田恭介 村山明 (株)ダノックス
第8回 2015年12月13日 中山 1200m キクノストーム 牡6 1:09.7 内田博幸 吉田直弘 菊池五郎
第9回 2016年12月11日 中山 1200m ノボバカラ 牡4 1:10.2 内田博幸 天間昭一 (株)LS.M
第10回 2017年12月10日 中山 1200m ディオスコリダー 牡3 1:11.0 津村明秀 高橋義忠 野嶋祥二
第11回 2018年12月9日 中山 1200m コパノキッキング 騸3 1:10.2 柴田大知 村山明 小林祥晃
第12回 2019年12月8日 中山 1200m コパノキッキング 騸4 1:09.3 藤田菜七子 村山明 小林祥晃
第13回 2020年12月13日 中山 1200m ジャスティン 牡4 1:09.8 坂井瑠星 矢作芳人 小田吉男
第14回 2021年12月12日 中山 1200m ダンシングプリンス 牡5 1:09.5 三浦皇成 宮田敬介 吉田千津
第15回 2022年12月11日 中山 1200m リメイク 牡3 1:08.9 福永祐一 新谷功一 前田幸治
第16回 2023年12月10日 中山 1200m テイエムトッキュウ 牡5 1:09.3 津村明秀 木原一良 竹園正継

脚注

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参考文献

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注釈

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  1. ^ 原則として、格付けはその競走の過去の実績に基いて認定されるため、過去の実績がない新設競走の場合は、少なくとも2年間の実績をつみ、3年目から格付けが得られるのが通例である。

出典

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  1. ^ International Cataloguing Standards Book 2020 (Japan)
  2. ^ a b c d 重賞競走一覧(レース別・関東)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 43. 2020年12月22日閲覧。
  3. ^ a b c d 令和2年第5回中山競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2015年12月8日閲覧。
  4. ^ 2020年第5回中山競馬特別レース名解説(第4日)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 3. 2020年12月22日閲覧。
  5. ^ a b c 歴史・コース:カペラステークス 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2015年12月8日閲覧。
  6. ^ a b 今週の注目レース(第8回カペラステークス:歴史・プレイバック)”. 日本中央競馬会. 2015年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月22日閲覧。
  7. ^ 中央競馬指定交流競走に出走する地方競馬所属馬の決定方法(令和2年度秋季競馬)”. 日本中央競馬会. 2020年12月22日閲覧。
  8. ^ a b 競馬コラム「平成21年競馬番組」”. 日本中央競馬会. 2015年12月8日閲覧。

各回競走結果の出典

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外部リンク

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