オー・ヤー
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『オー・ヤー』 | ||||
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チャールズ・ミンガス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1961年11月6日 ニューヨーク[2] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | アトランティック・レコード | |||
プロデュース | ネスヒ・アーティガン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャールズ・ミンガス アルバム 年表 | ||||
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『オー・ヤー』(原題:Oh Yeah)は、アメリカ合衆国のジャズ・ミュージシャン、チャールズ・ミンガスが1961年に録音し、1962年にアトランティック・レコードから発表したスタジオ・アルバム。
解説
[編集]ミンガスは本来ベーシストだが、本作ではピアノとボーカルを担当し、ベース・パートはダグ・ワトキンスに任せた[3]。本作に参加したローランド・カークは、数か月ミンガスのバンドに所属しており[3]、本作の大部分の曲でサクソフォーン・ソロを担当したが、「デヴィル・ウーマン」のセカンド・ソロと「ワム・バム・サンキュー・マム」のソロはブッカー・アーヴィンによる[1]。本作は1961年11月9日のセッションで録音されており、当時アウトテイクとなった「"Old" Blues for Walt's Torin」、「Peggy's Blue Skylight」、「Invisible Lady」は、後にアルバム『トゥナイト・アット・ヌーン』で発表され[2]、これら3曲は本作の1999年リマスターCDにもボーナス・トラックとして収録された[1]。
スティーヴ・ヒューイはオールミュージックにおいて満点の5点を付け「ミンガスは常に、曲名やアレンジを通じて型破りなユーモアのセンスを披露してきたが、特に『オー・ヤー』には、徹底的に捻くれた場面が多い。それは、ミンガスによる自由奔放なヴォーカリーズだけでなく、無軌道な天才ローランド・カークの参加によるところも大きい」「恐らくミンガスの中でも特に風変わりなアルバムであり、実に力強い」と評している[3]。
収録曲
[編集]全曲ともチャールズ・ミンガス作。
- ホッグ・コーリン・ブルース - "Hog Callin' Blues" - 7:28
- デヴィル・ウーマン - "Devil Woman" - 9:43
- ワム・バム・サンキュー・マム - "Wham Bam Thank You Ma'am" - 4:47
- イクルージアスティックス - "Ecclusiastics" - 6:59
- 神よ原子爆弾を降らせ給うな - "Oh Lord Don't Let Them Drop That Atomic Bomb on Me" - 5:43
- イート・ザット・チキン - "Eat That Chicken" - 4:41
- パッションズ・オブ・ア・マン - "Passions of a Man" - 5:03
1999年リマスターCDボーナス・トラック
[編集]- ""Old" Blues for Walt's Torin" - 7:58
- "Peggy's Blue Skylight" - 9:49
- "Invisible Lady" - 4:48
参加ミュージシャン
[編集]- チャールズ・ミンガス - ピアノ、ボーカル
- ローランド・カーク - テナー・サクソフォーン、フルート、サイレン、マンツェロ、ストリッチ
- ブッカー・アーヴィン - テナー・サクソフォーン
- ジミー・ネッパー - トロンボーン
- ダグ・ワトキンス - ベース
- ダニー・リッチモンド - ドラムス
脚注
[編集]- ^ a b c 2005年再発CD (Atlantic/Rhino, 8122-73748-2)英文ブックレット内クレジット
- ^ a b “Charles Mingus Discography”. Jazz Discography Project. 2022年4月27日閲覧。
- ^ a b c Huey, Steve. “Oh Yeah - Charles Mingus”. AllMusic. 2022年4月27日閲覧。