インディード!
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『インディード!』 | ||||
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リー・モーガン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1956年11月4日 ニュージャージー州 ヴァン・ゲルダー・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ジャズ、ハード・バップ | |||
時間 | ||||
レーベル | ブルーノート・レコード | |||
プロデュース | アルフレッド・ライオン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
リー・モーガン アルバム 年表 | ||||
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『インディード![注釈 1]』(Indeed!)は、アメリカ合衆国のジャズ・トランペット奏者、リー・モーガンが1956年に録音・1957年に発表した、初のスタジオ・アルバム。
解説
[編集]モーガンは1956年、同郷のベニー・ゴルソンの推薦によってディジー・ガレスピー・オーケストラの正式メンバーとなり、同年にはニューヨークのジャズ・シーンで注目を集め、11月4日にブルーノートで本作を録音した[2]。そして、翌日にはサヴォイで次作『イントロデューシング・リー・モーガン』の録音を始めている[1][2]。ホレス・シルヴァー作曲の「ロッカス」は、元々はルー・ドナルドソン・カルテット(シルヴァーも参加)のセッションに提供された曲で[3]、ドナルドソンのヴァージョンは1952年6月20日に録音され、後にアルバム『ルー・ドナルドソン・カルテット・クインテット・セクステット』にも収録された[4]。
マーク・デイヴィスは2015年、All About Jazzにおいて5点満点中3点を付け「奏者たちは偉大だが、音楽的にはごく普通で、リーダーがまだ若かったことを考えれば、特に驚くべきことではない」「良いレコードであり、私のようなハード・バップのファンであれば気に入ることだろう」と評している[5]。
収録曲
[編集]- ロッカス - "Roccus" (Horace Silver) - 8:18
- レジー・オブ・チェスター - "Reggie of Chester" (Benny Golson) - 4:55
- ザ・レディ - "The Lady" (Owen E. Marshall) - 6:47
- リトルT - "Little T" (Donald Byrd) - 8:23
- ガザ・ストリップ - "Gaza Strip" (O. E. Marshall) - 3:56
- スタンド・バイ - "Stand By" (B. Golson) - 5:51
2007年リマスターCDボーナス・トラック
[編集]- リトルT(別テイク) - "Little T (Alternate Take)" (D. Byrd) - 8:07
参加ミュージシャン
[編集]- リー・モーガン - トランペット
- クラレンス・シャープ - アルト・サクソフォーン
- ホレス・シルヴァー - ピアノ
- ウィルバー・ウェア - ベース
- フィリー・ジョー・ジョーンズ - ドラムス
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 2016年再発CD (UCCU-40039)の帯に準拠。1977年発売の日本盤LP (GXK 8017)、1999年再発CD (TOCJ-9134)および2015年再発CD (UCCQ-9131)の帯では『リー・モーガン・インディード』、1995年再発CD (TOCJ-1538)の帯では『リー・モーガン・インディード!』、2007年再発CD (TOCJ-7063)の帯では『インディード』と表記されていた。
出典
[編集]- ^ a b “Lee Morgan Discography”. Jazz Discography Project. 2022年2月17日閲覧。
- ^ a b 小川隆夫『ブルーノートの真実』東京キララ社、2004年8月3日、335-337頁。ISBN 4-380-04206-5。
- ^ オリジナルLP (BLP 1538)ライナーノーツ(レナード・フェザー)
- ^ “Lou Donaldson Discography”. Jazz Discography Project. 2022年2月17日閲覧。
- ^ Davis, Marc (2015年1月7日). “Lee Morgan: Lee Morgan Indeed! – Blue Note 1538 album review”. All About Jazz. 2022年2月17日閲覧。