イッツ・オール・オーバー・ナウ、ベイビー・ブルー
表示
「イッツ・オール・オーバー・ナウ、ベイビー・ブルー」 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ボブ・ディランの楽曲 | |||||||||||||
収録アルバム | 『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』 | ||||||||||||
リリース | 1965年3月22日 | ||||||||||||
録音 | ニューヨーク、コロムビア・レコーディング・スタジオ(1965年1月15日) | ||||||||||||
ジャンル | フォーク | ||||||||||||
時間 | 4分12秒 | ||||||||||||
レーベル | コロムビア・レコード | ||||||||||||
作詞者 | ボブ・ディラン | ||||||||||||
作曲者 | ボブ・ディラン | ||||||||||||
プロデュース | トム・ウィルソン | ||||||||||||
|
「イッツ・オール・オーバー・ナウ、ベイビー・ブルー」(It's All Over Now, Baby Blue)は、ボブ・ディランが1965年に発表した楽曲。
概要
[編集]1965年1月15日、ニューヨークのコロムビア・レコーディング・スタジオで録音された[1]。演奏はディランのギターとハーモニカ、ウィリアム・E・リー(ビル・リー)のベース[2]。1965年3月22日発売の5作目のアルバム『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』に収録。
別バージョンは以下のとおり。
- 1965年1月13日、ニューヨークでのスタジオ録音。『ノー・ディレクション・ホーム:ザ・サウンドトラック(第7集)』(2005年)に収録。
- 1965年7月25日、ニューポート・フォーク・フェスティバルでのライブ。2007年公開のドキュメンタリー映画『The Other Side of the Mirror: Bob Dylan at the Newport Folk Festival』に収録。
- 1966年5月17日、イギリスのマンチェスターで行ったライブ。『ロイヤル・アルバート・ホール:ブートレッグ・シリーズ第4集』(1998年)に収録。
- 1975年12月4日、カナダのモントリオールで行ったライブ。『ローリング・サンダー・レヴュー:ブートレッグ・シリーズ第5集』(2002年)に収録。
「ベイビー・ブルー」の由来についてディラン本人はこう語っている。
「この曲を書いたときのことは覚えている。ジーン・ヴィンセントの歌を思い出していたんだ。"Baby Blue"。ずっと好きだった曲の一つだ。『彼女に初めて会ったとき/彼女は初めましてと言って、僕の目をのぞき込んだ。そして言った/私の名前はベイビー・ブルー』。高校生のときよく歌ったよ。もちろんあとで僕は別のベイビー・ブルーについて歌ったわけだけど」[3]
カバー・バージョン
[編集]アーティスト名 | レコード・CD | |
---|---|---|
1965年 | ジョーン・バエズ | 『Farewell, Angelina』 |
1965年 | バリー・マクガイア | 『Eve Of Destruction』 |
1966年 | ゼム | 『Them Again』 |
1966年 | クリス・ファーロウ | 『14 Things to Think About』 |
1966年 | チョコレート・ウォッチバンド | シングル「Sweet Young Thing」のB面 |
1967年 | 13thフロア・エレベーターズ | 『Easter Everywhere』 |
1969年 | バーズ | 『イージー・ライダー』 |
1969年 | ディオン | 『Wonder Where I'm Bound』 |
1970年 | リッチー・ヘブンス | 『Stonehenge』 |
1972年 | マンフレッド・マンズ・アース・バンド | 『Glorified Magnified』 |
1977年 | アニマルズ | 『Before We Were So Rudely Interrupted』 |
1977年 | グラハム・ボネット | シングル |
1979年 | リンク・レイ | シングル |
1985年 | マリアンヌ・フェイスフル | 『Rich Kid Blues』 |
1987年 | バーズ | 1965年6月28日録音。『Never Before』 |
1993年 | ジュディ・コリンズ | 『Judy Collins Sings Dylan Just Like a Woman』 |
1995年 | レオン・ラッセル | 『レオン・ラッセル・アンド・ザ・シェルター・ピープル』再発盤 |
1996年 | ロジャー・チャップマン | 『Kiss My Soul』 |
1999年 | スティーヴ・ハウ & アニー・ハズラム | 『ポートレイツ・オブ・ボブ・ディラン』 |
2000年 | ボニー・レイット | 映画『Steal This Movie!』のサウンドトラック |
2000年 | エコー&ザ・バニーメン | EP「Avalanche」 |
2002年 | ブライアン・フェリー | 『Frantic』 |
2003年 | ジョニ・ミッチェル | 『The Complete Geffen Recordings』[4] |
2004年 | ファルコ | 『L.I.V.E. Donauinsel』[5] |
2006年 | マシュー・スウィート & スザンナ・ホフス | 『Under the Covers, Vol. 1』 |
2012年 | バッド・レリジョン | 『Chimes of Freedom』 |
2012年 | フランシス・カブレル | 『Vise Le Ciel Ou Bob Dylan Revisité』 フランス語詞。タイトルは「Tout se finit là, Bébé Bleu」[6]。 |
2023年 | キャット・パワー | 『Cat Power Sings Dylan: The 1966 Royal Albert Hall Concert』。2022年11月5日公演のライブ音源[7]。 |
脚注
[編集]- ^ Still On The Road - Studio A Columbia Recording Studios New York City, New York 15 January 1965
- ^ Heylin, Clinton (1991). Bob Dylan: Behind The Shades – The Biography. Viking Penguin. ISBN 0-670-83602-8
- ^ The 30 Greatest Bob Dylan Songs: #14, "It's All Over Now, Baby Blue" « American Songwriter
- ^ Joni Mitchell - Complete Geffen Recordings
- ^ Falco - L.I.V.E. Donauinsel (CD, Album) at Discogs
- ^ Francis Cabrel - Vise Le Ciel Ou Bob Dylan Revisité (CD, Album) at Discogs
- ^ Cat Power (2023年11月9日). “It's All Over Now, Baby Blue (Live at the Royal Albert Hall)”. YouTube. 2024年3月27日閲覧。