ちくぜん (巡視船)
表示
ちくぜん | |
---|---|
基本情報 | |
船種 | 巡視船 (ヘリコプター1機搭載型) |
船籍 | 日本 |
運用者 | 海上保安庁 |
建造所 | 川崎重工神戸工場 |
母港 | 福岡→那覇 |
船舶番号 | 126738 |
信号符字 | 7JRB |
IMO番号 | 8622270 |
改名 | おきなわ (2013年10月2日以降) |
経歴 | |
発注 | 昭和56年度 |
起工 | 1982年4月20日[1] |
進水 | 1983年3月18日[1] |
竣工 | 1983年9月28日[1] |
要目 | |
総トン数 | 2,991トン[2] |
全長 | 105.0メートル |
幅 | 15.0メートル |
詳細な要目表はつがる型巡視船を参照 |
「ちくぜん」(Chikuzen, PLH-06)は、海上保安庁のヘリコプター1機搭載型巡視船。つがる型巡視船の5番船にあたる。船種記号は、当初は他の大型巡視船と同じPL(Patrol vessel Large)とされていたが、後にPLH(Patrol vessel Large with Helicopter)に変更された[注 1]。また公称船型も、当初は単に「ヘリコプター搭載型」と称されていたが、2機搭載のみずほ型の出現によって「ヘリコプター1機搭載型」となった[3]。
その後、配属替えに伴って、2013年には「おきなわ」(Okinawa)に改名された[4]。
船歴
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
1983年9月28日に竣工し、福岡海上保安部(第七管区)に配属された。船名は筑前国に由来する。
1999年に発生した北朝鮮による能登半島沖不審船事件で出動。ヘリ搭載という利点を生かし、洋上で特殊警備隊(SST)が乗船した。また、20ミリ機関砲による警告射撃も行っている。
その後、尖閣領海警備専従体制の構築に伴って、2013年10月2日、本船は那覇海上保安部(第十一管区)に配属替えとなり、沖縄県に因んで「おきなわ」と改名した[4][注 2]。
平成26年度予算で延命・機能向上工事費が認められ、2014年から2015年にかけて工事を受けた[5]。
搭載機の変遷
[編集]機種 | 機番 | 愛称 | 配属期間 |
---|---|---|---|
ベル 212 | MH594 | おおほり | 1983年9月28日-2015年3月13日 |
MH929 | 2015年3月13日-2015年9月18日 | ||
シコルスキー S-76D | MH917 | おきあじさし | 2015年9月18日- |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 海人社 編「海上自衛隊・海上保安庁 艦船の動向 : 昭和60年度を顧みて」『世界の艦船』第366号、海人社、61-67頁、1986年7月。NDLJP:3292150。
- 海人社 編「海上保安庁 PLHの全貌」『世界の艦船』第590号、海人社、53-59頁、2001年12月。 NAID 40002156202。
- 海人社 編「海上自衛隊・海上保安庁 艦船の動向 : 平成25年度を顧みて」『世界の艦船』第800号、海人社、151-157頁、2014年7月。 NAID 40020105619。
- Wertheim, Eric (2013), The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World (16th ed.), Naval Institute Press, ISBN 978-1591149545
関連項目
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、ちくぜん (巡視船)に関するカテゴリがあります。
- 海上保安庁船艇一覧