コンテンツにスキップ

木村翔 (建築工学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

木村 翔(きむら しょう、1931年- [1])は、日本の建築音響工学者。日本大学名誉教授。日本騒音制御工学会認定技士[2]。日大では理工学部建築学科建築音響工学の木村研究室を主宰[1]。出身者に杉山知之など。日本建築学会では学術理事(1984~1985)学会評議員(9期)学会音環境運営委員、学会環境工学委員会委員長(1988~1989)関東支部長(1990~1991)副会長(1992~1993)を歴任。他、日本建築センター遮音構造評定委員会委員長、日本音響学会評議員(第4期)等も務めた。工学博士。東京都生まれ。[3]

経歴

[編集]

1954年3月 日本大学旧工学部建築学科卒業。1956年3月 東京大学大学院数物系研究科建築学専攻修士課程(現・東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程)修了。 1959年4月 日本大学工学部専任講師。1961年2月 学位授与(東京大学)。1965年1月 日本大学理工学部助教授。1967年 日本建築学会賞(論文賞)受賞[3]。1969年 日本音響学会佐藤論文賞受賞。1971年6月 日本大学理工学部教授。1978年10月からは同建築学科教室主任。1996年9月 学校法人日本大学評議員。2001年4月 定年退職し名誉教授。2012年、日本建築学会賞大賞受賞[1]

音響作品に大津市民会館[4]、旧:日大両国講堂[5]、埼玉県東松山文化会館[6]、千葉県・東金文化会館[7]埼玉県坂戸文化会館[8]岩国市民会館[9]燕市文化会館[10]武蔵村山市民会館 [11]大町市文化会館 [12]京都府民ホール[13]Bunkamura[14]日向市文化交流センター[15]足利市民会館[16]など。著書に『建築音響と騒音防止計画』[2][17](新建築技術叢書―9.彰国社)など。

脚注

[編集]
  1. ^ a b 木村, 翔 (2012-08). “建築音環境工学の研究・教育とその発展に対する貢献(2012年日本建築学会大賞)”. 建築雑誌 (1635): 41. https://cir.nii.ac.jp/crid/1573105977679710720. 
  2. ^ 認定技士一覧 | 公益社団法人 日本騒音制御工学会”. www.ince-j.or.jp. 2019年12月16日閲覧。
  3. ^ a b 木村, 翔 (1968-10). “音響材料の吸音特性に関する実験的研究 (主集 昭和42年度日本建築学会大賞・学会賞)”. 建築雑誌 (1002): 734–735. https://cir.nii.ac.jp/crid/1520572357127434112. 
  4. ^ 「音響技術」5(1), p79-83, 1976年1月号
  5. ^ 建築音響 (16)1968
  6. ^ 「音響技術」 6(3), p247-251, 1977年
  7. ^ 「音響技術」 17(1), p53-58, 1988年3月号
  8. ^ 「音響技術」 5(2)(14) 1976
  9. ^ 音響技術. 9(1)(29) 1980年
  10. ^ 「音響技術」 10(3)(35)1981
  11. ^ 「音響技術」 13(3)(47)1984
  12. ^ 音響技術. 15(3)(55)1986
  13. ^ 「音響技術」 18(1)(65) 1989
  14. ^ 「音響技術」19(1)(69)1990
  15. ^ 「音響技術」 19(4)(72) 1990
  16. ^ 「建築界」 17(9) 1968
  17. ^ 木村翔『建築音響と騒音防止計画』彰国社、2012年2月。ISBN 978-4-395-17139-2https://books.google.com/books/about/%E5%BB%BA%E7%AF%89%E9%9F%B3%E9%9F%BF%E3%81%A8%E9%A8%92%E9%9F%B3%E9%98%B2%E6%AD%A2%E8%A8%88%E7%94%BB.html?id=OiKVtwAACAAJ