WJBL 2010-11
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WJBL 2010-11(第12回Wリーグ)は、2010年10月8日から2011年3月10日まで、日本各地で行われたバスケットボールリーグ。今大会は直前に行われる2010年女子バスケットボール世界選手権に日本代表が出場するため2008-09以来2年ぶりとなる10月開幕となった。
プレーオフ・ファイナルはレギュラーシーズン1位のJXサンフラワーズと2位のトヨタ自動車アンテロープスが出場し、3月10日に第1戦が行われたが、翌3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震のため、バスケットボール女子日本リーグ機構は3月17日に、既に終了していた第1戦をもってファイナルを終了すると決定した。ファイナルは不成立として、最終順位はセミファイナルまでの結果をもって確定となり、JXの3シーズン連続14回目の優勝が決定した[1][2]。
参加チーム
[編集]2010年の国際ルール改正に伴い、今シーズンからWJBLも新ルールを採用。Wリーグは審判3人制、W1リーグは審判2人制。
Wリーグ
[編集]- JXサンフラワーズ(2010年までJOMO)
- シャンソン化粧品シャンソンVマジック
- トヨタ自動車アンテロープス
- 富士通レッドウェーブ
- デンソーアイリス
- 日本航空JALラビッツ(このシーズンを以って廃部)
- アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス
- 日立ハイテク クーガーズ(昇格)
W1リーグ
[編集]試合方式
[編集]レギュラーリーグ
[編集]- W、W1とも4回戦総当たりのリーグ戦を戦う。
- 1月は全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン)による中断を経て、15日に再開。アジア大会のため11月にも中断期間あり。
- Wリーグは上位4チームがプレーオフに進出する。W1リーグはレギュラーリーグのみで順位を決定する。
- Wリーグ最下位とW1リーグ1位は入れ替え戦を戦う。
プレーオフ(Wリーグのみ)
[編集]- レギュラーリーグ1位と4位、2位と3位の組み合わせで3戦2先勝方式のセミファイナルを戦い、勝者は5戦3先勝方式のファイナルに進む。
入れ替え戦
[編集]- 国立代々木競技場第二体育館にて3戦2先勝方式で行い、勝者は来季Wリーグ、敗者はW1リーグに属する。
結果
[編集]Wリーグ
[編集]レギュラーリーグ順位
[編集]順位 | チーム名 | 成績 | 勝率 |
---|---|---|---|
1 | JXサンフラワーズ | 26勝2敗 | .929 |
2 | トヨタ自動車アンテロープス | 22勝6敗 | .786 |
3 | デンソーアイリス | 19勝9敗 | .679 |
4 | 富士通レッドウェーブ | 15勝13敗 | .536 |
5 | 日本航空JALラビッツ | 12勝16敗 | .429 |
6 | シャンソン化粧品シャンソンVマジック | 11勝17敗 | .393 |
7 | アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス | 4勝24敗 | .143 |
8 | 日立ハイテク クーガーズ | 3勝25敗 | .107 |
プレーオフ
[編集]セミファイナル
戦 | 勝者 | スコア | 敗者 | 会場 |
---|---|---|---|---|
1 | JX (レギュラーリーグ1位) |
67 - 58 | 富士通 (同4位) |
ALSOKぐんまアリーナ |
2 | 73 - 68 | 代々木第二体育館 | ||
1 | トヨタ自動車 (同2位) |
41 - 66 | デンソー (同3位) |
ALSOKぐんまアリーナ |
2 | 62 - 61 | 代々木第二体育館 | ||
3 | 71 - 66 | 代々木第二体育館 |
ファイナル
戦 | 勝者 | スコア | 敗者 | 会場 |
---|---|---|---|---|
1 | JX | 76 - 65[注] | トヨタ自動車 | 船橋アリーナ |
2 | 中止 | 郡山市総合体育館 | ||
3 | 中止 | 代々木第二体育館 | ||
4 | 中止 | 代々木第二体育館 | ||
5 | 中止 | 代々木第二体育館 |
- [注]東北地方太平洋沖地震により2戦以降が中止となり、ファイナルは不成立とされた。
優勝・準優勝メンバー
[編集]優勝メンバー | 準優勝メンバー |
---|---|
JOMOサンフラワーズ | トヨタ自動車アンテロープス |
最終順位
[編集]順位 | チーム名 |
---|---|
1 | JXサンフラワーズ |
2 | トヨタ自動車アンテロープス |
3 | デンソーアイリス |
4 | 富士通レッドウェーブ |
5 | 日本航空JALラビッツ |
6 | シャンソン化粧品シャンソンVマジック |
7 | アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス |
8 | 日立ハイテク クーガーズ |
- 最終順位はセミファイナルまでの結果で確定した。
W1リーグ
[編集]順位 | チーム名 | 成績 | 勝率 |
---|---|---|---|
1 | 三菱電機コアラーズ | 13勝3敗 | .813 |
2 | トヨタ紡織サンシャインラビッツ | 9勝7敗 | .563 |
3 | エバラヴィッキーズ | 7勝9敗 | .438 |
4 | 山梨クィーンビーズ | 6勝10敗 | .375 |
5 | ビッグブルー東京 | 5勝11敗 | .313 |
入れ替え戦
[編集]戦 | 勝者 | スコア | 敗者 |
---|---|---|---|
1 | 三菱電機 (W1リーグ1位) |
72 - 48 | 日立ハイテク (Wリーグ8位) |
2 | 75 - 77 | ||
3 | 83 - 66 |
三菱電機コアラーズは次シーズンWリーグに昇格、日立ハイテク クーガーズはW1リーグに降格
WJBLアウォード
[編集]Wリーグ
[編集]部門 | 受賞者 | チーム |
---|---|---|
レギュラーシーズンMVP | 渡嘉敷来夢 | JX |
ルーキー・オブ・ザ イヤー | 渡嘉敷来夢 | JX |
コーチ・オブ・ザ・イヤー | 内海知秀 | JX |
ベスト5
ポジション | 受賞者 | チーム |
---|---|---|
ガード | 大神雄子 | JX |
ガードフォワード | 岩村裕美 | 日本航空 |
フォワード | 櫻田佳恵 | トヨタ自動車 |
センターフォワード | 渡嘉敷来夢 | JX |
センター | 髙田真希 | デンソー |
リーダーズ
部門 | 受賞者 | チーム | 記録 |
---|---|---|---|
得点 | 高田真希 | デンソー | 20.14点 |
アシスト | 小畑亜章子 | デンソー | 7.32本 |
リバウンド | 矢代直美 | 日本航空 | 11.54本 |
スティール | 久手堅笑美 | トヨタ | 2.80本 |
ブロックショット | 渡嘉敷来夢 | JX | 2.25本 |
フィールドゴール成功率 | 諏訪裕美 | JX | 55.08% |
フリースロー成功率 | 諏訪裕美 | JX | 87.88% |
3P成功率 | 三谷藍 | 富士通 | 42.67% |
W1リーグ
[編集]部門 | 受賞者 | チーム |
---|---|---|
MVP | 橋本和子 | 三菱電機 |
ルーキー・オブ・ザ・イヤー | 金原沙織 | 山梨 |
ベスト5
ポジション | 受賞者 | チーム |
---|---|---|
ガード | 橋本和子 | 三菱電機 |
ガードフォワード | 宮元美智子 | 三菱電機 |
フォワード | 松元裕依子 | 山梨 |
センターフォワード | 長部沙梨 | トヨタ紡織 |
センター | 藤井香苗 | 三菱電機 |
リーダーズ
部門 | 受賞者 | チーム | 記録 |
---|---|---|---|
得点 | 長部沙梨 | トヨタ紡織 | 16.56点 |
アシスト | 橋本和子 | 三菱電機 | 4.69本 |
リバウンド | 松元裕依子 | 山梨 | 10.94本 |
スティール | 新本庸子 | トヨタ紡織 | 2.00本 |
ブロックショット | 新本庸子 | トヨタ紡織 | 1.08本 |
フィールドゴール成功率 | 橋本和子 | 三菱電機 | 51.72% |
フリースロー成功率 | 橋本和子 | 三菱電機 | 91.30% |
3P成功率 | 稲本聡子 | エバラ | 43.86% |
備考
[編集]- 3ポイントラインは国際ルール改正に従い今シーズンから50cm外側に広がった。
参照
[編集]- ^ “■第12回Wリーグ プレーオフ・ファイナル 中止のお知らせ”. (2011年3月17日) 2011年3月17日閲覧。
- ^ “バスケWリーグ、打ち切り JXが3季連続14度目V”. (2011年3月17日) 2011年3月17日閲覧。
- ^ [1]