JR九州ファーム
表示
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒812-0023 福岡県福岡市博多区博多駅東1丁目12-23 JR九州1号ビル3階 北緯33度35分25.3秒 東経130度25分23.0秒 / 北緯33.590361度 東経130.423056度座標: 北緯33度35分25.3秒 東経130度25分23.0秒 / 北緯33.590361度 東経130.423056度 |
設立 | 2015年7月1日 |
業種 | 水産・農林業 |
法人番号 | 8320001005834 |
事業内容 | 農産物の生産販売 他 |
代表者 | 代表取締役社長 飯干寛之 |
資本金 | 1億円 |
純利益 |
|
純資産 |
|
総資産 |
|
従業員数 | 179名(うちパート155名、2023年4月1日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 九州旅客鉄道 100% |
外部リンク | https://jrkfarm.jp/ |
JR九州ファーム株式会社(ジェイアールきゅうしゅうファーム)は、九州旅客鉄道(JR九州)グループ会社。農業・畜産業の自社ブランド商品の生産・販売を行う。2015年に各地にあった運営企業を統合し、設立。
概要
[編集]JR九州では2010年(平成22年)4月、大分県大分市で「ニラ」の栽培に参入したのを皮切りに、順次九州各地で営農を開始した。JR九州グループの農業・畜産業事業を一つに束ねた会社として2015年7月1日発足[2][3][4]。現在九州各地に8つの農場で営農を行っている[5]。営農者・農場長は元駅長や元運転士など、現業からの転身者もいる[2]。JR九州の農業参入は大分県からグループ会社を通して経営企画部に打診がされたという[2][4]。
このほか、直売所として「八百屋の九ちゃん」を運営する。過去には、製菓店「うちのたまごEGG & SWEETS」も運営していた。なお、鶏卵直売所兼卵料理専門店「うちのたまご直売所」・「うちのたまご」・「うちのたまごテラス」はJR九州フードサービスが運営する[6]。
農場は耕作放棄地やタバコ農家の転作農地を活用し、土地の賃貸借をもって農場を経営している[4]。
沿革
[編集]- 2010年(平成22年)4月:株式会社JR九州ファーム大分を大分市に設立し農業に参入。ニラの栽培を開始
- 2011年(平成23年)
- 7月
- 11月:JR九州鉄道営業(現JR九州サービスサポート)が熊本県玉名市でミニトマトの栽培を開始
- 12月:JR九州たまごファームが福岡県飯塚市でブランド鶏卵(うちのたまご)の生産を開始
- 2012年(平成24年)9月:JR九州ファーム宮崎株式会社を宮崎県児湯郡新富町に設立
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 6月:JR九州たまごファーム、JR九州ファーム宮崎およびJR九州鉄道営業の農業部門を株式会社JR九州ファーム大分に統合
- 7月:株式会社JR九州ファーム大分をJR九州ファーム株式会社に社名変更し、本社を佐賀県鳥栖市に移転
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)
- 7月:八百屋の九ちゃん六本松店(六本松421)をオープン
- 11月:八百屋の九ちゃん博多店が閉店
- 2018年(平成30年)
- 11月:八百屋の九ちゃんマークイズ福岡ももち店(MARK IS 福岡ももち)をオープン
- 2020年(平成32年)
- 7月:八百屋の九ちゃん姪浜店(姪浜駅)をオープン
主な施設と生産物
[編集]農場案内[5]と農林水産省の出典[4]による。農地は全て賃貸借、大分・松浦の農場は農地中間管理機構を活用して取得している。
- 本社(鳥栖市) - JR鳥栖駅敷地内
- 大分農場(大分市)2.9ha:旧JR九州ファーム大分 - ニラ
- 臼杵農場(臼杵市)5.1ha:旧JR九州ファーム大分 - さつまいも
- 新富農場(新富町)1.7ha:旧JR九州ファーム宮崎 - ピーマン
- 玉名農場(玉名市)2.3ha:旧JR九州鉄道営業 - ミニトマト
- 宇土農場(宇土市)3.1ha:旧JR九州鉄道営業 - ネーブルオレンジ・デコポン・温州みかん
- 糸島農場(糸島市)0.6ha:JR九州ファーム(統合後) - 大根・人参・レタス・キャベツ
- 松浦農場(松浦市)5.3ha:JR九州ファーム(統合後) - ブロッコリー・アスパラガス
- 内野宿養鶏場(飯塚市)鶏舎6舎(約9600羽):旧JR九州たまごファーム - うちのたまご(鶏卵)
八百屋の九ちゃん
[編集]JR九州ファームで生産された農畜産物は、JR九州グループの飲食店・ホテル、ななつ星in九州などで提供されるほか、直営の八百屋「八百屋の九ちゃん」にて販売されている[7]。このほか、「九州産」に限って自社以外の青果物も取り扱う[7]。また、八百屋の九ちゃんではネット販売を行っている。
脚注
[編集]- ^ a b c JR九州ファーム株式会社 第14期決算公告
- ^ a b c d “JR九州を農場経営に駆り立てた「問題意識」鉄道とは縁遠い農業、意外と共通点がある?”. 東洋経済Online. (2018年12月23日). オリジナルの2019年1月28日時点におけるアーカイブ。 2018年12月23日閲覧。
- ^ a b “会社概要”. JR九州ファーム株式会社. 2019年1月27日閲覧。
- ^ a b c d e 農林水産省 経営局農地政策課 (2017年9月). “事業の多角化(鉄道以外の収益確保)と地域活性化(JR九州ファーム株式会社)” (PDF). 農林水産省. 2019年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月28日閲覧。
- ^ a b “農場案内”. JR九州ファーム株式会社. 2019年1月27日閲覧。
- ^ “会社案内” (PDF). JR九州フードサービス. 2019年1月28日閲覧。
- ^ a b c “JR九州がミニトマト、みかん、サツマイモを育てて売る理由”. NEWSポストセブン. Livedoor news. (2016年11月6日). オリジナルの2019年1月28日時点におけるアーカイブ。 2019年1月28日閲覧。