FS E.464機関車
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イタリア鉄道E464形電気機関車 | |
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E464形 | |
基本情報 | |
運用者 | トレニタリア、TiLo |
製造所 | ボンバルディア・トランスポーテーション |
製造年 | 1999年-2007年 |
製造数 | 388両 |
運用開始 | 2000年 |
主要諸元 | |
軸配置 | Bo-Bo |
軌間 | 1,435 mm |
電気方式 | 直流3,000V |
長さ | 15,750 mm |
幅 | 3,000 mm |
高さ | 4,100 mm |
機関車重量 | 72 t |
台車中心間距離 | 7,540 mm |
固定軸距 | 2,650 mm |
車輪径 | 1,250 mm |
主電動機 | 三相交流誘導電動機 |
歯車比 | 27/55、26/64 |
最高速度 | 160 km/h |
出力 | 4,272 kW |
引張力 | 200 kN |
FS E.464はトレニタリアの電気機関車である。1990年代に近郊用の軽量客車を牽引する目的で開発された。1940年代から50年代に導入された旧式のE424、E646を更新する。
原型はABB Trazione(後のアドトランツ、現ボンバルディアグループの一部門)がイタリアのヴァード・リーグレ工場で生産したものである。
1台あたり230万ユーロである。388両が運用されている。イタリア最大の機関車である。
歴史
[編集]E464形は1980年代に計画が始まり、車輪配置4軸(Bo-Bo, E453形・E454形)と6軸(Bo-Bo-Bo, E665形・E666形)が計画された。強力な貨物用のE652形の導入に伴いE666形は中止された。
1994年、FSはABBに新型の設計を依頼した。より経費削減できる様に既存のE412形の部品を活用した。E464形は成績が良かったので90両、100両、48両と相次いで発注された。
技術
[編集]E464はイタリア初の自動連結器を装備した機関車である。従来はリンク/バッファーを使用していた。車体の側板は鋼とアルミ製で白と緑の塗り分けがされている。
機関車はゲートターンオフサイリスタ(GTO)による可変電圧可変周波数(VVVF)インバータで4基の三相交流誘導電動機を制御する。誘導電動機のコイルはデルタ結線である。
回生ブレーキを備えている。この機能は近くに力行している車両がある場合で架線電圧が4000ボルト未満の場合に限られる。
脚注
[編集]- “80 anni di locomotive elettriche FS in CC”. Tuttotreno Tema (Duegi) (21). (2006).
- “E464”. Tuttotreno (Duegi) (155). (July/August 2002).