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89式魚雷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
89式魚雷
89式魚雷の構造
種類魚雷(HWT)
原開発国 日本の旗 日本
運用史
配備期間 1989年-現在
配備先  海上自衛隊
開発史
開発者 技術研究本部
開発期間 1970年-1984年
諸元
重量 1,760キログラム (3,880 lb)[1]
全長 6,250ミリメートル (20.51 ft)[1]
直径 533ミリメートル (21.0 in)[1]

射程 27海里 (50 km)(40kt時)
21海里 (39 km)(55kt時)
炸薬量 高性能炸薬 267キログラム (589 lb)[1]

エンジン オットー燃料II使用斜板機関[1]
深度 900m[1]
誘導方式 アクティブ/パッシブ音響ホーミング+有線誘導[1]
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89式魚雷(はちきゅうしきぎょらい)は、海上自衛隊が装備している長魚雷[2]

開発名称G-RX2[1][3]、1989年に制式採用された。開発は技術研究本部、製造は三菱重工業[2]

概要

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89式魚雷の搭載作業

潜水艦搭載の対潜水艦・対水上艦向け兵装であり[2]80式魚雷の後継となるものである。平成26年度の政策評価書においては、89式魚雷及び89式魚雷(B)の2種類が記載されている[4]

オットー燃料IIを用いた熱航行機関の斜板機関を有している[5][6]。前作より雷速の向上が図られたほか、深深度対応も考慮された[7]。有線誘導が可能で、アクティブ/パッシブ・ソナーを持つ。アメリカ合衆国Mk48に相当する。

後継として防衛装備庁において、囮装置をはじめとする魚雷防御手段などへの対応能力向上や、沿海・浅海域においても目標を探知・攻撃できることを目的とした18式魚雷が開発された。

搭載潜水艦

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i 世界の艦載兵器,『世界の艦船』2015年1月号増刊,海人社,P142-143
  2. ^ a b c 自衛隊装備年鑑 2006-2007,朝雲新聞,P343, ISBN 4-7509-1027-9
  3. ^ 水雷兵器,『丸スペシャル』No.76,潮書房,1983年,P44
  4. ^ 平成26年度 政策評価書(事前の事業評価)「静粛型魚雷用動力装置」
  5. ^ 「89式魚雷艦上取扱要具(その2)オットーフューエルII検知器」自衛艦等搭載武器等(陸上装備品等を含む)の検査・修理(専門業者実施工事分)に係る契約希望者募集要項
  6. ^ a b c d 海上自衛隊潜水艦の発達,『世界の艦船』2015年9月号増刊,海人社,2015年,P79-93
  7. ^ 艦載装備品開発の歩み,技術研究本部資料

参考文献

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  • Jane's Underwater Warfare Systems 2006-2007.