2021 WBSC U-18ワールドカップ
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概要 | |
---|---|
開催国 | アメリカ合衆国 |
開催都市 |
サラソタ ブレーデントン |
日程 | 2022年9月9日 - 9月18日 |
チーム数 | 12チーム (5連盟) |
球場数 | 2球場 |
前回優勝 | チャイニーズタイペイ (2019年) |
結果 | |
優勝 | アメリカ合衆国 (10回目) |
準優勝 | チャイニーズタイペイ |
3位 | 日本 |
4位 | 韓国 |
統計 | |
試合数 | 50試合 |
観客数 |
8,393人 (1試合平均168人) |
最優秀選手 | Bryce Eldridge |
← 2019 2023 → |
2021 WBSC U-18野球ワールドカップ(英語: 2021 WBSC U-18 Baseball World Cup)は、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催する、18歳以下の各国・地域代表選手で競われる野球の国際大会「WBSC U-18ワールドカップ」の第30回大会である。各大陸予選を通過した12ヵ国・地域参加により、2022年9月9日から9月18日まで、アメリカ合衆国フロリダ州のサラソータとブレイデントンで開催された。
なお今大会は7回制で行う。コールドゲームは、5回以降10点差で適用される。
経緯
[編集]- 3月5日 - 2020年9月に開催予定であったアジア予選のBFA U-18アジア選手権大会が新型コロナウィルス感染症の影響のため、2度の開催延期を経て中止。前回大会の上位3カ国が出場権を獲得[2]。
- 7月30日 - 2021年9月の開催予定を、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大を理由に2022年に延期することが発表された[3]。
- 8月27日 - 2022年9月9日から9月18日までフロリダ州サラソタとブレーデントンで開催することが発表された[4]。
出場国・地域
[編集]所属連盟 | 出場国・地域 | 出場資格 | |
---|---|---|---|
COPABE | アメリカ合衆国 | 開催国 | |
メキシコ | |||
カナダ | |||
パナマ | |||
ブラジル | |||
BFA | 韓国 | 2018年 BFA U-18アジア選手権大会 優勝 | |
チャイニーズタイペイ | 同大会 準優勝 | ||
日本 | 同大会 3位 | ||
CEB | オランダ | ||
イタリア | |||
BCO | オーストラリア | ||
ABSA | 南アフリカ共和国 |
試合会場
[編集]日程・結果
[編集]- 日時は現地時刻(米・ニューヨーク)である。日本との時差は-14時間(UTC-5)。
オープニングラウンド
[編集]グループA
[編集]日程 | GAME | ビジター | スコア | ホーム | 試合開始 | 試合時間 | 観客動員 | 会場 | 試合詳細 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9月9日 | 1 | 韓国 | 13 - 0 | カナダ | 09:00 | 2:07 | 85 | レコン・パーク | [1] | 14日に延期実施、6回コールド |
3 | 南アフリカ共和国 | 6 - 7 | ブラジル | 15:00 | 2:28 | 150 | レコン・パーク | [2] | ||
5 | オランダ | 3 - 9x | アメリカ | 19:00 | 2:24 | 300 | レコン・パーク | [3] | ||
9月10日 | 7 | カナダ | 2 - 3x | ブラジル | 11:00 | 2:13 | 71 | レコン・パーク | [4] | |
10 | オランダ | 9 - 0 | 南アフリカ共和国 | 12:30 | 1:56 | 71 | エド・スミス・スタジアム | [5] | 14日に延期実施 | |
12 | アメリカ | 8 - 3 | 韓国 | 19:00 | 3:04 | 212 | エド・スミス・スタジアム | [6] | ||
9月11日 | 13 | カナダ | 2 - 3 | オランダ | 11:00 | 1:50 | 123 | レコン・パーク | [7] | |
16 | 韓国 | 11 - 2 | ブラジル | 15:00 | 2:58 | 82 | エド・スミス・スタジアム | [8] | ||
17 | アメリカ | 16 - 0 | 南アフリカ共和国 | 09:00 | 1:34 | 134 | レコン・パーク | [9] | 14日に延期実施、5回コールド | |
9月12日 | 20 | ブラジル | 2 - 5 | オランダ | 11:00 | 2:17 | 100 | エド・スミス・スタジアム | [10] | |
22 | 韓国 | 14 - 1 | 南アフリカ共和国 | 15:00 | 1:39 | 200 | エド・スミス・スタジアム | [11] | 5回コールド | |
24 | カナダ | 6 - 7x | アメリカ | 19:00 | 3:12 | 282 | エド・スミス・スタジアム | [12] | ||
9月13日 | 26 | オランダ | 0 - 1x | 韓国 | 11:00 | 1:50 | 100 | エド・スミス・スタジアム | [13] | |
28 | 南アフリカ共和国 | 2 - 5x | カナダ | 15:00 | 1:28 | 69 | エド・スミス・スタジアム | [14] | ||
29 | ブラジル | 0 - 10 | アメリカ | 19:00 | 1:54 | 133 | レコン・パーク | [15] | 6回コールド |
グループB
[編集]日程 | GAME | ビジター | スコア | ホーム | 試合開始 | 試合時間 | 観客動員 | 会場 | 試合詳細 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9月9日 | 2 | チャイニーズタイペイ | 6 - 10 | パナマ | 11:30 | 2:57 | 100 | エド・スミス・スタジアム | [16] | 14日に延期実施 |
4 | 日本 | 6 - 0 | イタリア | 15:00 | 1:56 | 187 | エド・スミス・スタジアム | [17] | ||
6 | メキシコ | 9 - 5 | オーストラリア | 19:00 | 2:48 | 152 | エド・スミス・スタジアム | [18] | ||
9月10日 | 8 | イタリア | 1 - 2 | チャイニーズタイペイ | 11:00 | 2:19 | 300 | エド・スミス・スタジアム | [19] | |
9 | オーストラリア | 2 - 3 | パナマ | 15:00 | 1:54 | 98 | レコン・パーク | [20] | 14日に延期実施、8回延長 | |
11 | 日本 | 4 - 1 | メキシコ | 19:00 | 2:01 | 102 | レコン・パーク | [21] | ||
9月11日 | 14 | チャイニーズタイペイ | 13 - 2 | オーストラリア | 11:00 | 2:14 | 101 | エド・スミス・スタジアム | [22] | 5回コールド |
15 | メキシコ | 12 - 7 | イタリア | 15:00 | 3:11 | 158 | レコン・パーク | [23] | ||
18 | パナマ | 4 - 5x | 日本 | 19:00 | 2:10 | 141 | エド・スミス・スタジアム | [24] | ||
9月12日 | 19 | メキシコ | 0 - 4x | チャイニーズタイペイ | 11:00 | 1:55 | 89 | レコン・パーク | [25] | |
21 | イタリア | 0 - 10 | パナマ | 15:00 | 1:40 | 55 | レコン・パーク | [26] | 5回コールド | |
23 | オーストラリア | 0 - 10 | 日本 | 19:00 | 1:33 | 43 | レコン・パーク | [27] | 5回コールド | |
9月13日 | 25 | パナマ | 7 - 8 | メキシコ | 11:00 | 3:17 | 34 | レコン・パーク | [28] | 8回延長 |
27 | オーストラリア | 5 - 4 | メキシコ | 15:00 | 2:32 | 158 | レコン・パーク | [29] | ||
30 | チャイニーズタイペイ | 9 - 2 | 日本 | 19:00 | 2:14 | 110 | エド・スミス・スタジアム | [30] |
順位表
[編集]グループA
[編集]国・地域 勝数 敗数 勝率 アメリカ合衆国 5 0 1.000 韓国 4 1 .800 オランダ 3 2 .600 ブラジル 2 3 .400 カナダ 1 4 .200 南アフリカ共和国 0 5 .000
グループB
[編集]国・地域 勝数 敗数 勝率 チャイニーズタイペイ 5 0 1.000 日本 4 1 .800 メキシコ 3 2 .600 パナマ 2 3 .400 オーストラリア 1 4 .200 イタリア 0 5 .000
プレースメントラウンド
[編集]日程 | GAME | ビジター | スコア | ホーム | イニング | 試合開始 | 試合時間 | 観客動員 | 会場 | 試合詳細 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9月15日 | 32 | 南アフリカ共和国 | 1 - 2x | イタリア | 09:00 | 1:35 | 150 | エド・スミス・スタジアム | [31] | ||
34 | オーストラリア | 6 - 7x | カナダ | 12:30 | 2:06 | 77 | エド・スミス・スタジアム | [32] | |||
36 | パナマ | 3 - 2 | ブラジル | 8回 | 12:30 | 2:18 | 75 | レコン・パーク | [33] | ||
9月16日 | 38 | イタリア | 3 - 2 | カナダ | 09:00 | 2:01 | 85 | エド・スミス・スタジアム | [34] | ||
40 | 南アフリカ共和国 | 1 - 10x | パナマ | 12:30 | 2:06 | 25 | エド・スミス・スタジアム | [35] | |||
42 | オーストラリア | 5 - 4 | ブラジル | 9回 | 09:00 | 2:43 | 107 | レコン・パーク | [36] | ||
9月17日 | 44 | イタリア | 1 - 5x | ブラジル | 09:00 | 1:48 | 98 | エド・スミス・スタジアム | [37] | ||
46 | カナダ | 2 - 5x | パナマ | 09:00 | 1:55 | 55 | レコン・パーク | [38] | |||
48 | 南アフリカ共和国 | 2 - 7 | オーストラリア | 16:00 | 2:04 | 43 | レコン・パーク | [39] |
スーパーラウンド
[編集]日程 | GAME | ビジター | スコア | ホーム | イニング | 試合開始 | 試合時間 | 観客動員 | 会場 | 試合詳細 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9月15日 | 31 | メキシコ | 4 - 7x | オランダ | 09:00 | 1:59 | 57 | レコン・パーク | [40] | ||
33 | 日本 | 0 - 8x | 韓国 | 16:00 | 1:59 | 107 | レコン・パーク | [41] | |||
35 | アメリカ | 2 - 6x | チャイニーズタイペイ | 16:00 | 2:12 | 220 | エド・スミス・スタジアム | [42] | |||
9月16日 | 37 | オランダ | 0 - 1 | 日本 | 5回降雨コールド | 16:00 | 1:14 | 66 | エド・スミス・スタジアム | [43] | |
39 | 韓国 | 3 - 2 | チャイニーズタイペイ | 8回 | 12:30 | 2:15 | 84 | レコン・パーク | [44] | ||
41 | メキシコ | 5 - 7x | アメリカ | 16:00 | 2:29 | 380 | レコン・パーク | [45] | |||
9月17日 | 43 | オランダ | 0 - 3x | チャイニーズタイペイ | 12:30 | 2:00 | 95 | レコン・パーク | [46] | ||
45 | メキシコ | 4 - 6x | 韓国 | 12:30 | 2:35 | 125 | エド・スミス・スタジアム | [47] | |||
9月18日 | 47 | 日本 | 3 - 4 | アメリカ | 09:30 | 3:01 | 486 | エド・スミス・スタジアム | [48] | 前日からの継続試合 |
- 17日の日本対アメリカ戦は、前日に試合開始をしたが落雷警報で開始が遅延し、その後の大雨により3回表の日本が満塁で3-2のリードをしたまま中断。翌18日に継続試合となった[6]。
順位表
[編集]プレースメントラウンド
[編集]国・地域 勝数 敗数 勝率 ブラジル 4 1 .800 パナマ 4 1 .800 オーストラリア 3 2 .600 イタリア 2 3 .400 カナダ 2 3 .400 南アフリカ共和国 0 5 .000
スーパーラウンド
[編集]国・地域 勝数 敗数 勝率 チャイニーズタイペイ 4 1 .800 アメリカ合衆国 4 1 .800 韓国 4 1 .800 日本 2 3 .400 オランダ 1 4 .200 メキシコ 0 5 .000
3位決定戦
[編集]GAME | ビジター | スコア | ホーム | 試合開始 | 試合時間 | 観客動員 | 会場 | 試合詳細 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
49 | 日本 | 6 - 2 | 韓国 | 15:00 | 2:15 | 222 | エド・スミス・スタジアム | [49] |
決勝戦
[編集]GAME | ビジター | スコア | ホーム | 試合開始 | 試合時間 | 観客動員 | 会場 | 試合詳細 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
50 | アメリカ | 5 - 1 | チャイニーズタイペイ | 11:30 | 2:35 | 1896 | エド・スミス・スタジアム | [50] |
第30回 WBSC U-18ワールドカップ |
---|
アメリカ合衆国 優勝(10度目) |
最終順位
[編集]順位 国・地域 勝数 敗数 1 アメリカ合衆国 8 1 2 チャイニーズタイペイ 7 2 3 日本 6 3 4 韓国 7 2 5 オランダ 4 4 6 メキシコ 3 5 7 ブラジル 4 4 8 パナマ 4 4 9 オーストラリア 3 5 10 イタリア 2 6 11 カナダ 2 6 12 南アフリカ共和国 0 8
表彰選手
[編集]個人賞
[編集]- ベスト防御率 : Shao-En LIN
- ベスト勝敗平均 : 川原嗣貴
- 首位打者 : Aidan MILLER
- 最多本塁打 : Bryce ELDRIDGE (MVP)
- 最多盗塁 : RJ HAMILTON
- 最多打点 : Beomseok KIM
- 最多得点 : Aidan MILLER
- 最優秀守備選手 : Luis Escudero
オールワールドチーム・ベストナイン
[編集]守備位置 | 選出選手 |
---|---|
先発投手 | Shao-En LIN |
リリーフ投手 | 川原嗣貴 |
捕手 | 松尾汐恩 |
一塁手 | Yael Romero |
二塁手 | Luis Escudero |
三塁手 | Daeseon Jeong |
遊撃手 | Rosman Verdugo |
外野手 (左・中・右) |
Hsin Chiu |
Junyoung Jeong | |
Aidan Miller | |
指名打者 | Bryce ELDRIDGE (MVP) |
脚注
[編集]- ^ “WBSC awards hosting rights of 2021 U-18 Baseball World Cup to USA” (英語). World Baseball Softball Confederation (2019年5月3日). 2021年3月6日閲覧。
- ^ “2021 WBSC U-18 Baseball World Cup: Korea, Chinese Taipei, Japan granted berths as Asian championship not able to be staged” (英語). World Baseball Softball Confederation (2021年3月5日). 2021年3月5日閲覧。
- ^ “9月開催予定の野球U-18ワールドカップを延期 コロナの世界的感染拡大止まらず”. full count. (2021-07-30日) 2022年8月4日閲覧。
- ^ “次のWBSC U-18野球ワールドカップは2022年9月9-18日にフロリダで開催予定”. World Baseball Softball Confederation (2021年8月27日). 2022年8月4日閲覧。
- ^ “9月フロリダで開催のWBSC U-18野球ワールドカップ 組分け・日程発表”. World Baseball Softball Confederation (2022年8月2日). 2022年8月3日閲覧。
- ^ a b “アメリカが2日間の継続試合でドラマチックなサヨナラ勝利 決勝でチャイニーズタイペイと対決”. WBSC (2022年9月18日). 2022年12月18日閲覧。
- ^ “アメリカが台湾を破りU-18 ベース野球ワールドカップ10度目の優勝”. WBSC (2022年9月18日). 2022年12月18日閲覧。
- ^ “最終順位”. WBSC. 2022年12月18日閲覧。
- ^ “アメリカの Bryce Eldridgeが WBSC U-18 野球ワールドカップ MVP”. WBSC (2022年9月18日). 2022年12月18日閲覧。