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2007年ブラジルグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブラジルの旗 2007年ブラジルグランプリ
レース詳細
日程 2007年シーズン第17戦
決勝開催日 10月21日
開催地 インテルラゴス・サーキット
ブラジル サンパウロ市
コース長 4.309 km
レース距離 71周(305.909 km)
決勝日天候 晴(ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1'11.931
ファステストラップ
ドライバー フィンランドの旗 キミ・ライコネン
タイム 1'12.445(Lap 66)
決勝順位
優勝
  • フィンランドの旗 キミ・ライコネン
    1:28'15.270
2位
3位

2007年ブラジルグランプリは、2007年F1世界選手権第17戦として、2007年10月21日サンパウロ・インテルラゴスで開催された。正式名称はFORMULA1 Grande Prêmio do Brasil 2007

予選

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展開

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結果

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順位 No ドライバー チーム マシン Q1 Q2 Q3
1 5 ブラジルの旗 フェリペ・マッサ フェラーリ F2007 1'12.303 1'12.374 1'11.931
2 2 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン マクラーレン MP4-22 1'13.033 1'12.296 1'12.082
3 6 フィンランドの旗 キミ・ライコネン フェラーリ F2007 1'13.016 1'12.161 1'12.322
4 1 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ マクラーレン MP4-22 1'12.895 1'12.637 1'12.356
5 15 オーストラリアの旗 マーク・ウェバー レッドブル RB3 1'13.081 1'12.683 1'12.928
6 9 ドイツの旗 ニック・ハイドフェルド BMWザウバー F1.07 1'13.472 1'12.888 1'13.081
7 10 ポーランドの旗 ロバート・クビサ BMWザウバー F1.198 1'13.085 1'12.641 1'13.129
8 12 イタリアの旗 ヤルノ・トゥルーリ トヨタ TF107 1'13.470 1'12.832 1'13.195
9 14 イギリスの旗 デビッド・クルサード レッドブル RB3 1'13.264 1'12.846 1'13.272
10 16 ドイツの旗 ニコ・ロズベルグ ウィリアムズ FW29 1'13.707 1'12.752 1'13.477
11 8 ブラジルの旗 ルーベンス・バリチェロ ホンダ RA107 1'13.661 1'12.932
12 3 イタリアの旗 ジャンカルロ・フィジケラ ルノー R27 1'13.482 1'12.968
13 19 ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル トロ・ロッソ STR2 1'13.853 1'13.058
14 18 イタリアの旗 ヴィタントニオ・リウッツィ トロ・ロッソ STR2 1'13.607 1'13.251
15 11 ドイツの旗 ラルフ・シューマッハ トヨタ TF107 1'13.767 1'13.315
16 7 イギリスの旗 ジェンソン・バトン ホンダ RA107 1'14.054 1'13.469
17 4 フィンランドの旗 ヘイキ・コバライネン ルノー R27 1'14.078
18 22 日本の旗 佐藤琢磨 スーパーアグリ SA07 1'14.098
19 17 日本の旗 中嶋一貴 ウィリアムズ FW29 1'14.417
20 23 イギリスの旗 アンソニー・デビッドソン スーパーアグリ SA07 1'14.596
21 20 ドイツの旗 エイドリアン・スーティル スパイカー F8-VII 1'15.217
22 21 日本の旗 山本左近 スパイカー F8-VII 1'15.487
  • コンディション:晴れ/ドライ,気温32℃・路面温度60℃


決勝

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展開

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予選はマッサがポールポジションを獲得した。スタートも首位をキープ。一方でハミルトンはストレートの後のコーナーでミスを犯してしまい順位を下げた。その後は順位を少し取り戻しつつあったものの、7周目にギアボックス・トラブルと思われる事態に遭遇。最後尾近くまでポジションを落とした。マッサはその後も首位を守り続けたが、2回目のピットインでライコネンがマッサを逆転し首位に立った。フェラーリはその後も危なげない走りで1-2フィニッシュを決めた。ライコネンはシーズン最多勝の6勝目、110ポイントを獲得。タイトルを争っていたアロンソは3位に終わり109ポイント、ハミルトンは序盤のトラブルが響き7位に終わり、こちらも109ポイントに終わった。

その結果、前戦中国GPでランキング3位にいたライコネンがフェラーリ移籍初年、F1デビューから7年目で初のドライバーズチャンピオンを獲得した。コンストラクターズチャンピオンシップは、マクラーレンのスパイ事件によりすでにフェラーリのものになっていたが、今回のレースで18ポイントを獲得し204ポイントを獲得した。マクラーレンはスパイ事件がなくても203ポイントでフェラーリに及ばなかった(ただしハンガリーGPでのポイントはく奪がなければ218ポイントであった)。

レースはスタートからアクシデントがあり、リウッツィやコバライネンは緊急のピットインを強いられた。2周目にもフィジケラと山本の事故がおこり両者リタイヤとなった。フィジケラはチーム残留が果たせず2008年はフォースインディアに移籍、山本のF1復帰は2010年まで待たれる。コバライネンはアクシデントでリタイヤし、全戦完走はならなかった。

中嶋にとってはデビューレースであった。最初のピットインでピットクルーをはねる事故をおこしたが大事には至らず10位でフィニッシュした。ラルフ・シューマッハは結果的にこれがF1最終戦となった。F1での「シューマッハ」の復活は2010年、兄ミハエルのメルセデスでのF1復帰まで待たれる。またアロンソもマクラーレン・メルセデスで走るのはこれが最後になった。

なおレース終了後、ウィリアムズとBMWザウバーのマシンに燃料規定違反が発覚。その後不問になったがマクラーレンが抗議。結局棄却されたものの、ライコネンのチャンピオン確定は11月までお預けになった。

結果

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順位 No ドライバー チーム 周回 タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1 6 フィンランドの旗キミ・ライコネン フェラーリ 71 1:28'15.270 3 10
2 5 ブラジルの旗フェリペ・マッサ フェラーリ 71 +1.493 1 8
3 1 スペインの旗フェルナンド・アロンソ マクラーレン 71 +57.019 4 6
4 16 ドイツの旗ニコ・ロズベルグ ウィリアムズ 71 +1'02.848 10 5
5 10 ポーランドの旗ロバート・クビサ BMWザウバー 71 +1'10.957 7 4
6 9 ドイツの旗ニック・ハイドフェルド BMWザウバー 71 +1'11.317 6 3
7 2 イギリスの旗ルイス・ハミルトン マクラーレン 70 +1 Lap 2 2
8 12 イタリアの旗ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 70 +1 Lap 8 1
9 14 イギリスの旗デビッド・クルサード レッドブル 70 +1 Lap 9
10 17 日本の旗中嶋一貴 ウィリアムズ 70 +1 Lap 19
11 11 ドイツの旗ラルフ・シューマッハ トヨタ 70 +1 Laps 16
12 22 日本の旗佐藤琢磨 スーパーアグリ 69 +2 Laps 18
13 18 イタリアの旗ヴィタントニオ・リウッツィ トロ・ロッソ 69 +2 Laps 14
14 23 イギリスの旗アンソニー・デビッドソン スーパーアグリ 68 +3 Laps 20
DNF 20 ドイツの旗エイドリアン・スーティル スパイカー 43 ブレーキ 22
DNF 8 ブラジルの旗ルーベンス・バリチェロ ホンダ 40 エンジン 11
DNF 4 フィンランドの旗ヘイキ・コバライネン ルノー 35 アクシデント 17
DNF 19 ドイツの旗セバスチャン・ベッテル トロ・ロッソ 34 油圧系 13
DNF 7 イギリスの旗ジェンソン・バトン ホンダ 20 エンジン 16
DNF 15 オーストラリアの旗マーク・ウェバー レッドブル 14 トランスミッション 5
DNF 21 日本の旗山本左近 スパイカー 2 アクシデント 21
DNF 3 イタリアの旗ジャンカルロ・フィジケラ ルノー 2 アクシデント 12

ファステストラップ:キミ・ライコネン 1'12.445(Lap 66)(平均車速214.126km/h)

  • コンディション:晴/ドライ,気温36℃・路面温度63℃
  • タイムの単位は、「時間:分'秒.000」
  • 差の単位は「分'秒.000」
  • Car No.20はピットレーンスタートを選択
  • 情報は公式サイト・Yahoo!によるもの。

関連項目

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前戦
2007年中国グランプリ
FIA F1世界選手権
2007年シーズン
前回開催
2006年ブラジルグランプリ
ブラジルの旗 ブラジルグランプリ 次回開催
2008年ブラジルグランプリ