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1976年のNFL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1976年のNFL
レギュラーシーズン
日程 1976年9月12日 - 1976年12月12日
プレイオフ
開幕日 1976年12月18日
AFC優勝 オークランド・レイダース
NFC優勝 ミネソタ・バイキングス
第11回スーパーボウル
開催日 1977年1月9日
開催都市 カリフォルニア州パサデナ
スタジアム ローズボウル
チャンピオン オークランド・レイダース
プロボウル
開催日 1977年1月17日
開催都市 ワシントン州シアトル
スタジアム キングドーム
NFLシーズン
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1976年のNFL1976年9月12日NFL57回目のレギュラーシーズンが開幕し、1977年1月9日カリフォルニア州パサデナで開催された第11回スーパーボウルを経て、1月17日ワシントン州シアトルでプロボウルが開催されてシーズンが終了した。タンパベイ・バッカニアーズシアトル・シーホークスが誕生し、バッカニアーズはAFC西地区、シーホークスはNFC西地区に編入された。

ドラフト

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1976年4月8-9日にドラフトが行われ、17巡487名が指名された。この年のエクスパンションチームであるタンパベイ・バッカニアーズシアトル・シーホークスに優先的に指名権が与えられ、全体1位リーロイ・セルモンがタンパベイ・バッカニアーズに、スティーブ・ニーハウスがシアトル・シーホークスに指名された。5チームがワールド・フットボール・リーグの元選手との不正な契約を理由として、下位指名権を剥奪された。

主なルール変更

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  • フィールドの両端にプレークロック(スナップまでの残り時間を表示)が置かれるようになった。
  • エクストラポイント失敗時にディフェンスが反則を犯していた場合、エクストラポイントはやり直しへと変更。また、罰退はエクストラポイント再試行で適用しても、次プレイであるキックオフで適用してもよい(反則を受けた側で選択可)とされた。
  • エクストラポイント成功時にディフェンスが反則を犯していた場合、罰退は次プレイであるキックオフで適用するとされた。
  • フェイスマスクの反則の導入。偶発的に手がかかっただけなら5ヤードの罰退。つかんで引っ張ったり振り回した場合は15ヤードの罰退。悪質な場合には退場処分の対象になると規程された。
  • 自ら転倒し、ボールを前に進める意図のないボールキャリアーに対するヒットの禁止(いわゆる "Ben Davidson Rule")。

日程

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各チーム14試合の対戦相手は、以下のように組まれた。4チーム所属地区の各チームは5チーム所属地区のチームとの対戦を原則2試合行ったが、4チーム所属地区から見て、16試合(2試合×8チーム)が必要であるのに対して、5チーム所属地区から見ると、15試合(3試合×5チーム)しか組めないため、各カンファレンスで1試合足りなくなった。そのため、1試合足りないチームについては他カンファレンスとの対戦を1試合増やした。このシーズンでは、セインツとレイダースがこのチームに該当する。

  • 西・中地区(セインツ、レイダース除く)
    • 同地区(6試合)
    • 同カンファレンス他地区
  • 西地区 vs. 中地区(3試合)
  • vs. 東地区(2試合)
    • 他カンファレンス(2試合)
    • 新加入チーム(1試合)
  • セインツ、レイダース
    • 同地区(6試合)
    • 同カンファレンス他地区
  • 西地区 vs. 中地区(3試合)
  • vs. 東地区(1試合)
    • 他カンファレンス(3試合)
    • 新加入チーム(1試合)
  • 東地区
    • 同地区(8試合)
    • 同カンファレンス他地区(3試合)
    • 他カンファレンス(2試合)
    • 新加入チーム(1試合)
  • 新加入チーム
    • 同カンファレンス総当り(13試合)
    • 新加入チーム同士(1試合)

レギュラーシーズン順位表

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AFC東地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(2)ボルチモア・コルツ 11 3 0 .786 7-1 11-1 417 246 29.8 17.6
(4)ニューイングランド・ペイトリオッツ 11 3 0 .786 6-2 10-2 376 236 26.9 16.9
マイアミ・ドルフィンズ 6 8 0 .429 5-3 6-6 263 264 18.8 18.9
ニューヨーク・ジェッツ 3 11 0 .214 2-6 3-9 169 383 12.1 27.4
バッファロー・ビルズ 2 12 0 .143 0-8 2-10 245 363 17.5 25.9
AFC中地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(3)ピッツバーグ・スティーラーズ 10 4 0 .714 5-1 9-3 342 138 24.4 9.9
シンシナティ・ベンガルズ 10 4 0 .714 4-2 8-4 335 210 23.9 15.0
クリーブランド・ブラウンズ 9 5 0 .643 3-3 7-5 267 287 19.1 20.5
ヒューストン・オイラーズ 5 9 0 .357 0-6 3-9 222 273 15.9 19.5
AFC西地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(1)オークランド・レイダース 13 1 0 .929 7-0 10-1 350 237 25.0 16.9
デンバー・ブロンコス 9 5 0 .643 5-2 7-5 315 206 22.5 14.7
サンディエゴ・チャージャーズ 6 8 0 .429 2-5 4-8 248 285 17.7 20.4
カンザスシティ・チーフス 5 9 0 .357 2-5 4-8 290 376 20.7 26.9
タンパベイ・バッカニアーズ 0 14 0 .000 0-4 0-13 125 412 8.9 29.4
NFC東地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(2)ダラス・カウボーイズ 11 3 0 .786 6-2 9-3 296 194 21.1 13.9
(4)ワシントン・レッドスキンズ 10 4 0 .714 6-2 9-3 291 217 20.8 15.5
セントルイス・カージナルス 10 4 0 .714 5-3 9-3 309 267 22.1 19.1
フィラデルフィア・イーグルス 4 10 0 .286 2-6 4-8 165 286 11.8 20.4
ニューヨーク・ジャイアンツ 3 11 0 .214 1-7 3-9 170 250 12.1 17.9
NFC中地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(1)ミネソタ・バイキングス 11 2 1 .821 5-1 9-2-1 305 176 21.8 12.6
シカゴ・ベアーズ 7 7 0 .500 4-2 7-5 253 216 18.1 15.4
デトロイト・ライオンズ 6 8 0 .429 2-4 4-8 262 220 18.7 15.7
グリーンベイ・パッカーズ 5 9 0 .357 1-5 5-7 218 299 15.6 21.4
NFC西地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(3)ロサンゼルス・ラムズ 10 3 1 .750 6-1 9-2-1 351 190 25.1 13.6
サンフランシスコ・49ers 8 6 0 .571 5-2 7-5 270 190 19.3 13.6
アトランタ・ファルコンズ 4 10 0 .286 2-5 4-8 172 312 12.3 22.3
ニューオーリンズ・セインツ 4 10 0 .286 2-5 3-8 253 346 18.1 24.7
シアトル・シーホークス 2 12 0 .143 1-3 1-12 229 429 16.4 30.6
AFC

チーム
勝率 DIV CON SOS SOV
地区優勝
1 レイダース 西 13 1 0 .929 7-0 10-1
2 コルツ 11 3 0 .786 7-1 11-1
3 スティーラーズ 10 4 0 .714 5-1 9-3
ワイルドカード
4 ペイトリオッツ 11 3 0 .786 6-2 10-2
レギュラーシーズン敗退
5 ベンガルズ 10 4 0 .714 4-2 8-4
6 ブロンコス 西 9 5 0 .643 5-2 7-5
7 ブラウンズ 9 5 0 .643 3-3 7-5
8 ドルフィンズ 6 8 0 .429 5-3 6-6
9 チャージャーズ 西 6 8 0 .429 2-5 4-8
10 チーフス 西 5 9 0 .357 2-5 4-8
11 オイラーズ 5 9 0 .357 0-6 3-9
12 ジェッツ 3 11 0 .214 2-6 3-9
13 ビルズ 2 12 0 .143 0-8 2-10
14 バッカニアーズ 西 0 14 0 .000 0-4 0-13
タイブレーク
NFC

チーム
勝率 DIV CON SOS SOV
地区優勝
1 バイキングス 11 2 1 .821 5-1 9-2-1
2 カウボーイズ 11 3 0 .786 6-2 9-3
3 ラムズ 西 10 3 1 .750 6-1 9-2-1
ワイルドカード
4 レッドスキンズ 10 4 0 .714 6-2 9-3
レギュラーシーズン敗退
5 カージナルス 10 4 0 .714 5-3 9-3
6 49ers 西 8 6 0 .571 5-2 7-5
7 ベアーズ 7 7 0 .500 4-2 7-5
8 ライオンズ 6 8 0 .429 2-4 4-8
9 パッカーズ 5 9 0 .357 1-5 5-7
10 イーグルス 4 10 0 .286 2-6 4-8
11 ファルコンズ 西 4 10 0 .286 2-5 4-8
12 セインツ 西 4 10 0 .286 2-5 3-8
13 ジャイアンツ 3 11 0 .214 1-7 3-9
14 シーホークス 西 2 12 0 .143 1-3 1-12
タイブレーク

プレイオフ

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トーナメント表

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ディヴィジョナルプレイオフ
    12月19日
メモリアル・スタジアム
       
AFCチャンピオンシップ
 3  スティーラーズ  40
    12月26日
オークランド・コロシアム
 2  コルツ  14  
 3  スティーラーズ  7
12月18日
オークランド・コロシアム
     1  レイダース  24   第11回スーパーボウル
 4  ペイトリオッツ  21
    1月9日
ローズボウル
 1  レイダース  24  
 A1  レイダース  32
12月19日
テキサス・スタジアム
NFCチャンピオンシップ    N1  バイキングス  14
 3  ラムズ  14
    12月26日
メトロポリタン・スタジアム
 2  カウボーイズ  12  
 3  ラムズ  13
12月18日
メトロポリタン・スタジアム
     1  バイキングス  24  
 4  レッドスキンズ  20
   
 1  バイキングス  35  
  • 同地区のチームが対戦しないように、ディヴィジョナルプレイオフの試合は組まれている。
  • チーム名の左の数字はシード順。

受賞者

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受賞者 ポジション チーム
スーパーボウルMVP フレッド・ビレトニコフ WR オークランド・レイダース
MVP バート・ジョーンズ QB ボルチモア・コルツ
最優秀コーチ フォレスト・グレッグ HC クリーブランド・ブラウンズ
最優秀攻撃選手 バート・ジョーンズ QB ボルチモア・コルツ
最優秀守備選手 ジャック・ランバート LB ピッツバーグ・スティーラーズ
最優秀新人攻撃選手 サミー・ホワイト WR ミネソタ・バイキングス
最優秀新人守備選手 マイク・ヘインズ CB ニューイングランド・ペイトリオッツ
カムバック賞 グレッグ・ランドリー QB デトロイト・ライオンズ

プロボウル

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詳細は「1977年のプロボウル英語版」を参照

脚注

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