1918年ピューリッツァー賞
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1918年ピューリッツァー賞(1918ねんピューリッツァーしょう)は、1917年1月1日から12月31日までの活動を対象とする第2回目のピューリッツァー賞である。この年のみ、新聞史部門が設置された。
報道部門
[編集]- 公益
- ニューヨーク・タイムズ紙。記録性を重視した全文掲載主義をとっており、第一次世界大戦に関する公式文書、報告書、外交白書、演説を掲載したことで公益に貢献したため。
- 報道
- ハロルド・A・リトルデール(ニューヨーク・イブニング・ポスト紙記者)。ニュージャージー州の刑務所において蔓延していた惨状を暴露し、改革の先鞭をつけた。
- 社説
- ルイビル・クーリエ・ジャーナル紙。受賞対象となったのは、ケンタッキー州ルイビル市の民主党を支援する新聞社の二本の社説(「敗者は無残なるかな!」「戦争それ自体が賠償」)。
- 新聞史
- ミナ・ルーインソン、ヘンリー・ビートル・ハウ。1917年に新聞が国民に果たした貢献をまとめあげた。
文学芸能部門
[編集]- 小説
- 戯曲
- ジェシー・リンチ・ウィリアムズ Why Marry?
- 歴史書
- ジェームス・フォード・ローズ A History of the Civil War, 1861-1865 南北戦争をテーマとした歴史書。
- 伝記
- ウィリアム・キャベル・ブルース Benjamin Franklin, Self-Revealed ベンジャミン・フランクリンの伝記。
参考文献
[編集]- 佐々木謙一編著、1992年、『92年版、ピュリツァー賞受賞者総覧』教育社、ISBN 4-315-51268-0