鹿の国
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鹿の国 | |
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監督 | 弘理子 |
製作総指揮 | 北村皆雄 |
ナレーター |
能登麻美子 いとうせいこう |
出演者 |
中西レモン 吉松章 諏訪の衆 |
音楽 | 原摩利彦 |
制作会社 | ヴィジュアルフォークロア[1] |
配給 | ヴィジュアルフォークロア |
公開 |
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上映時間 | 98分 |
製作国 |
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言語 | 日本語 |
『鹿の国』(しかのくに)は、2025年(令和7年)1月2日[2]に公開された諏訪信仰を主題とした日本映画、ドキュメンタリー映画[3]。
概要
[編集]長野県諏訪地方の日本最古の神社の一つ諏訪大社の現在も続く祭礼と、生贄としての鹿たち。 600年前に途絶えた謎の中世の「御室神事」の再現で構成されている。
NHK番組「にっぽん百名山」「さわやか自然百景」「日本の名峰」や、ネパールやチベットで生と死の文化を追ってきた弘理子監督の初の劇場公開長編作品。 「倭文 旅するカジの木」「チロンヌプカムイ イオマンテ」等、映像民俗学作品を手がけてきた北村皆雄がプロデューサーを務める[3]。
イメージアートはアーティストの大小島真木。
神事で披露される芸能は現代日本民謡歌手の中西レモン[4]と能楽の喜多流の謡い手の吉松章[5]。
あらすじ
[編集]冬の3ヶ月の「御室神事」の間、御室と呼ばれる穴蔵に籠められた生き神、大祝となった少年に神霊・精霊ミシャグジが降ろされる。
→詳細は「ミシャグジ#ミシャグジと大祝」を参照
その前で数々の芸能が繰り広げられた。そして春の4月御頭祭で大祝に75頭の鹿の首が捧げられる。
関連書籍
[編集]- ヴィジュアルフォークロア『映画「鹿の国」 公式ガイドブック』[6](2025年)
- 古部族研究会(今井野菊他)『日本原初考 古代諏訪とミシャグジ祭政体の研究』 人間社文庫 (2017年) ISBN 978-4908627156
- 古部族研究会(伊藤富雄他)『日本原初考2 古諏訪の祭祀と氏族』人間社文庫(2017年)ISBN 978-4908627163
- 古部族研究会(田中基他)『日本原初考 諏訪信仰の発生と展開』 人間社文庫(2017年)ISBN 978-4908627170
- 山本ひろ子『諏訪学』国書刊行会 (2018年)ISBN 978-4336062543
- 田中基『増補新装版 縄文のメドゥーサ: 土器図像と神話文脈』現代書館 (2023年)ISBN 978-4768459522
- 中沢新一『精霊の王 』講談社学術文庫(2018年)ISBN 978-4 062924788
- 北沢房子『諏訪の神様が気になるの 古文書でひもとく諏訪信仰のはるかな旅』信濃毎日新聞社(2020年)ISBN 978-4784073542
- スワニミズム(石埜三千穂他) 編『スワニミズム 第3号 特集:ミシャグジ再起動』(2017年)[7]
- スワニミズム 編『スワニミズム 第4号 特集:ミシャグジ再起動II』[8](2018年)
- 岩澤知子『諏訪胎蔵会 公開シンポジウム 中世の諏訪を見つめる 講演録』(2024年)
- 『公式ガイドブック 長野県 諏訪 神仏プロジェクト 神様 仏様 社寺』地域商社SUWA(2022年)
脚注
[編集]- ^ ヴィジュアルフォークロア
- ^ 諏訪大社の四季の祭礼、諏訪信仰に迫ったドキュメンタリー映画『鹿の国』(ポレポレ東中野来年1/2~、岡谷スカラ座1/3~公開)が諏訪CINEMAS第8号に認定!! - 諏訪圏フィルムコミッション
- ^ a b 鹿の国公式サイト
- ^ 「初代桜川唯丸江州音頭通信講座・モノガタリ宇宙」の会世話人Remon Nakanishi 中西レモン
- ^ 参加者プロフィール 吉松章 - 音楽詩劇研究所
- ^ 映画「鹿の国」公式ガイドブック - 8katte ハチカッテ
- ^ “国立国会図書館”. 書誌ID 029555774. 2025年2月20日閲覧。
- ^ “国立国会図書館”. 書誌ID 029555775. 2025年2月20日閲覧。
関連項目
[編集]- 2025年の日本公開映画
- 諏訪大社七不思議
- 諏方大明神画詞
- ソソウ神
- モレヤ神
- 神仏習合
- 千鹿頭神
- 洩矢神
- 神長官守矢史料館
- 諏訪市博物館
- 諏訪湖博物館
- 井戸尻考古館・富士見町歴史民俗資料館
- 仏法紹隆寺
- 温泉寺
外部リンク
[編集]- 『鹿の国』公式サイト
- 鹿の国 (@shikanokuni_vf) - X(旧Twitter)
- 鹿の国 (@shikanokuni_film) - Instagram