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温泉寺 (諏訪市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
温泉寺
所在地 長野県諏訪市湯の脇1-21-1
位置 北緯36度3分1秒 東経138度7分9.1秒 / 北緯36.05028度 東経138.119194度 / 36.05028; 138.119194座標: 北緯36度3分1秒 東経138度7分9.1秒 / 北緯36.05028度 東経138.119194度 / 36.05028; 138.119194
山号 臨江山
宗派 臨済宗妙心寺派
本尊 薬師如来
開基 諏訪忠恒
正式名 臨江山温泉寺
札所等 中部四十九薬師霊場7番、諏訪三十三番観音霊場24番
法人番号 9100005007922 ウィキデータを編集
地図
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温泉寺(おんせんじ)は、長野県諏訪市湯の脇にある臨済宗妙心寺派寺院山号は臨江山、本尊薬師如来中部四十九薬師霊場7番札所。

歴史

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高島藩2代藩主諏訪忠恒上諏訪温泉源泉を守るために、下諏訪慈雲寺14世泰嶺玄未開山として寛永17年(1640年)建立された。以来高島藩諏訪家の菩提寺となり、忠恒から8代忠恕までの歴代藩主のがある。

明治3年(1870年)、温泉寺の火災によって同寺の本堂以下の伽藍が焼失したため、高島城より薬医門山門能舞台が移築されている。また高遠石工守屋貞治による願王地蔵などの石仏がある。

永享2年(1430年)作という古鐘は、もともと伊那市の安養寺にあったもの。織田信長武田勝頼を攻めた時に陣鐘[1]としてここまで引いてきて捨てたものを、寺創建の時に同寺の梵鐘としたという。

高台にあるため、寺からは諏訪湖をはじめ諏訪の温泉街が見渡せる。

多宝塔は市指定文化財となっていて、もともとは江戸時代中期に建てられたが、明和4年(1767年)再建されたもの。

墓地の横の木の下にある五輪塔は、和泉式部の墓と伝えられている。下諏訪宿は、和泉式部の出身地という説がある[2]

高島藩主諏訪家墓所(温泉寺墓所と茅野市頼岳寺墓所の一括指定)が国の史跡に指定されている[3]

諏訪市有形文化神仏習合温泉寺鉄塔(石之御座多宝塔)
諏訪市有形文化財 温泉寺鉄塔(石之御座多宝塔)

交通アクセス

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JR中央本線上諏訪駅から徒歩約15分

脚注

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  1. ^ 陣中の種々の合図のために鳴らした鐘。
  2. ^ 『街道を歩く甲州街道』236頁
  3. ^ 国史跡高島藩主諏訪家墓所”. 諏訪市 (2018年12月10日). 2019年7月6日閲覧。

参考文献

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  • 『信州の文化シリーズ 寺と神社』1981年 信濃毎日新聞社
  • 『探訪 信州の古寺 禅宗』1996年 郷土出版社
  • 『街道を歩く甲州街道』大高利一郎著2009年揺籃社ISBN 978-4897082745

関連項目

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外部リンク

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