高陽ワンダーズ
高陽ワンダーズ | |
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創設 | 2011年 |
ロゴデザイン | |
所属リーグ | |
なし (韓国野球委員会・フューチャーズリーグに賞典外参加) | |
歴代チーム名 | |
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本拠地 | |
高陽国家代表グラウンド | |
収容人員 | 390人 |
高陽市 | |
獲得タイトル | |
成績(タイトル以外) | |
球団組織 | |
オーナー | ホ・ミン(ネオプル代表) |
監督 | 金星根(2012 - 2014) |
高陽ワンダーズ(コヤン・ワンダーズ、Goyang Wonders)は、大韓民国の野球チーム。縁故地(ホームタウン)は京畿道高陽市。本拠地は同市一山西区にある高陽国家代表(野球韓国代表)グラウンド。韓国内では初となる「独立球団」であり、[1] 二軍リーグのフューチャーズリーグにエキシビション扱いにて参加していた。
ユニホームサプライヤーは日本のデサント。
概要
[編集]この球団は「プロ野球を戦力外となった者・ドラフト会議で指名されなかった者にチャンスを与える」目的で結成された。オーナーのホ・ミンはオンラインゲーム開発会社「ネオプル」の代表で『アラド戦記』の製作などで知られるが、ネオプルは現在はNEXONの子会社となっている。
監督には前年までSKワイバーンズの監督を務めた金星根が就任し、2013年からは李尚勲(日本での登録名「サムソン・リー」)が投手コーチを務めている。また2012年から河埜敬幸が総合コーチに2014年からは山中潔がバッテリーコーチ、石嶺和彦が打撃兼守備コーチ、安部理が打撃コーチを務める。結成1年目には小林晋哉をキャンプ期間中のみの臨時打撃コーチ、大家友和を臨時インストラクターに迎え、2年目は沖泰司がバッテリコーチ、田中実が打撃コーチに就くなど日本の指導者を多数受け入れた。結成時のトライアウトでは約30人程度の選手を集めるとしていたが、テスト参加者の中には80歳の老人もいたという[2]。
なお2012年2月、初の外国人選手として日本出身の小林亮寛が入団。また2012年7月、高陽から初のKBO球団移籍事例として李熙星がLGツインズ入りを果たした[3]。以降、2012年は合計5名、2013年は合計12名、2014年は合計9名の選手がKBO球団への移籍を実現させている。これらの選手は高陽ワンダーズの「名誉の殿堂」に入れられ表彰されていた。
2012年の球団創設から2014年の解散まで、春季キャンプは日本の高知県・高知市野球場や高知市東部総合運動場野球場で実施されていた。
2014年9月11日、KBOとの運営方針の違いを理由に同年限りでの解散を発表した。本拠地だった高陽国家代表グラウンドは2015年よりKBO傘下のNCダイノスの二軍本拠地となり、「高陽ダイノス」という名称でフューチャーズリーグ(二軍リーグ)に参加している。
高陽ワンダーズの解散後、2015年には京畿道漣川郡を活動拠点とする漣川ミラクル、2017年には京畿道坡州市を活動拠点とする坡州チャレンジャーズ、江原道春川市を活動拠点とするジャーニーマン外人球団など、韓国では後続の独立球団が創設され、2017年からは独立リーグとしてリーグ戦も開始された。2018年より韓国では上述の球団を含む4球団でコリアドリームリーグ、もう1つ京畿道チャレンジリーグという2つの独立リーグが本格的に開始された。
主な選手
[編集]- 尹秉昊 (2011 - 2013)
- 安泰英 (2012)
- センディ・レーアル (2012)
- タイラー・ラムスデン (2012)
- 小林亮寛 (2012 - 2013)
- 荒木治丞 (2012 - 2013)
- 金鐘民 (2012 - 2013)
- 金建局 (2012 - 2013)
- 宋周浩 (2013)
- ルイス・ゴンザレス (2013)
- 金珍坤 (2012 - 2013)
- ディオーニ・ソリアーノ (2013 - 2014)
- オシリス・マトス (2013 - 2014)
- 金守経 (2014)
- 申成鉉 (2014)
- ジョナサン・アルバラデホ (2014)
- マキシモ・ネルソン (2014)
脚注
[編集]- ^ 実際にはフューチャーズリーグのみの参加で、プロ野球選手経験を持ちながら兵役のために一度プロ球団を退団した選手を対象とした尚武(さんむ)と、韓国警察庁野球部の2チームも参加(こちらは公式戦の扱いで参加し、チーム・個人記録も残る)しているが、完全な企業母体の2軍独立チームは初となる。
- ^ [オピニオン]運動で作る老益壮 - 東亜日報、2011年11月25日(日本語)
- ^ イはネクセン・ヒーローズ退団後、高陽入りしている