須佐勝明
個人情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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生誕名 | 須佐 勝明 | |||||||||||||||||||||||||||||
国籍 | 日本 | |||||||||||||||||||||||||||||
生誕 | 1984年9月13日(40歳)[1] 福島県会津若松市[2] | |||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 163 cm (5 ft 4 in)[1] | |||||||||||||||||||||||||||||
体重 | 52 kg (115 lb)[1] | |||||||||||||||||||||||||||||
スポーツ | ||||||||||||||||||||||||||||||
競技 | 男子 ボクシング | |||||||||||||||||||||||||||||
階級 | フライ級[1] | |||||||||||||||||||||||||||||
所属 | 自衛隊体育学校[1] | |||||||||||||||||||||||||||||
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須佐 勝明(すさ かつあき、1984年9月13日 - )は、日本のアマチュアボクシング元選手。福島県会津若松市出身。第31代会津若松市観光大使。東洋大学体育会ボクシング部OB会長[2]。2012年ロンドンオリンピック・フライ級日本代表[1]。株式会社AYUA代表取締役。かつては陸上自衛隊に勤務する自衛官で、階級は1等陸尉。日本ボクシング連盟理事。
来歴
[編集]会津工業高校から東洋大学に進み、2005年の全日本選手権バンタム級で初優勝[3]。2006年のアジア競技大会では1階級下のフライ級で銅メダル獲得。卒業後はプロからの誘いを受けるが、オリンピックを目指すためにアマチュア選手としてボクシングを続けることを決めた。
2007年(平成19年)4月、陸上自衛隊に入隊し、自衛隊体育学校に進んだ。
2007年世界選手権に出場するも16位に終わり、翌年の北京オリンピックもアジア予選で敗退して逃した。
その後一度は引退を決めるが、2009年復帰。全日本選手権復活優勝を遂げた。
2010年、カザフスタンプレジデント杯で優勝[3]。アジア競技大会で2大会連続銅メダル。
2011年もインドネシア大統領杯で優勝。
2012年4月9日、カザフスタンのアスタナで開かれたボクシングのアジア選手権で4強入りし、ロンドンオリンピックの出場権を手に入れた[4]。
2012年8月1日、ロンドンオリンピックに出場。1回戦でキューバのロベイシー・ラミレスと対戦し、判定負けを喫した[5][映像 1]。ラミレスはこの大会で金メダルを獲得し[6]、須佐はその後、引退を表明した[7]。なお、同大会のミドル級では大学の1年後輩である村田諒太が金メダル、バンタム級では自衛隊体育学校の1年後輩である清水聡が銅メダルをそれぞれ獲得した。
引退後は自衛隊体育学校でコーチとして指導。教え子には2020年東京オリンピック銅メダリストの並木月海[8]、2021年世界選手権金メダリストの坪井智也、後のWBO女子世界スーパーフライ級王者の晝田瑞希らがいる。また、プロアマ交流が事実上自由化されてからはプロへの指導も積極的に行い、当時WBO女子世界スーパーフライ級王者だった吉田実代らが須佐の指導を受けたことがあった[9]。
一方、2019年には日本ボクシング連盟男子強化委員[10]、2023年にはアジアボクシング連合(ASBC)コーチ委員長[11]を務める。現在自衛隊は退職しており、井上拓真の特別コーチに就任し[12]、世界王座獲得に導いた。さらに、ロンドン五輪後プロ転向した清水聡の特別コーチに鈴木康弘とともに就任した[13]。
2023年5月20日、墨田区総合体育館で行われた「DANGAN259」にてプロボクシング初解説。
2023年6月8日、埼玉県朝霞市の自衛隊体育学校近くでボクシングジムSUSA GYMを開設[14]。
人物
[編集]活躍の場はアマチュアでありながら、プロからも一目置かれており、亀田興毅も「海外でもいろんな選手とスパーリングをしたけど、あんなに強いのはおらんかったな[15]」「3ラウンドまでやったら(プロの)世界チャンピオンより強いと思う[16]」と認めるほどの実力だった。また、井上尚弥からは「第二の師匠」として慕われている[17]。
高校時代まではボクシングと並んで将棋のプロ棋士を目指していた[18]。
受賞歴
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f “ロンドンオリンピック2012 須佐 勝明(ボクシング)プロフィール”. 日本オリンピック委員会 (2012年). 2012年8月3日閲覧。
- ^ a b “選手プロフィール 須佐 勝明 - ロンドンオリンピック特集”. 東洋大学. 2012年7月30日閲覧。
- ^ a b “自衛隊体育学校web/ストーリー/ボクシング 須佐勝明 カザフスタン共和国大統領杯”. 自衛隊体育学校. 2012年4月10日閲覧。
- ^ “ボクシング須佐が五輪へ アジア予選で4強入り”. スポニチ. (2012年4月9日)
- ^ “ボクシングフライ級初戦 須佐が判定負け ロンドン五輪”. 河北新報. (2012年8月1日)
- ^ “フライ級はラミレスが金メダル=ボクシング〔五輪・ボクシング〕”. 時事通信社 (2012年8月13日). 2012年8月21日閲覧。
- ^ “完全燃焼 五輪ボクシング須佐選手”. 福島放送. (2012年8月1日)
- ^ 木村悠 (2019年12月13日). “アマチュアボクシングのニューヒロイン並木月海「オリンピックは夢から目標に変わった」”. Yahoo!ニュース. 2019年12月17日閲覧。
- ^ “【ボクシング】大晦日はトリプル世界戦! 吉田実代の初防衛戦もセットアップ”. BBM Sports. (2019年11月22日) 2023年2月23日閲覧。
- ^ “委員会”. 日本ボクシング連盟. 2019年9月23日閲覧。
- ^ “【代表選考会】解説・須佐勝明氏はアジア連合コーチ委員長”. 日本ボクシング連盟. 2023年3月29日閲覧。
- ^ “世界戦に向け井上拓真をロンドン五輪代表の須佐勝明コーチが特別指導、大橋秀行会長「心強い援軍です」”. 東京中日スポーツ. (2023年3月16日) 2023年3月29日閲覧。
- ^ “37歳清水聡「金メダルを超える」ロンドン五輪盟友のサポート受け国内最年長世界王座奪取へ決意”. 日刊スポーツ. (2023年4月27日) 2023年4月29日閲覧。
- ^ “2012年ロンドン五輪代表 マルチに活躍の須佐勝明さん 朝霞にジム開く”. BOXING NEWS. (2023年6月10日) 2023年6月11日閲覧。
- ^ 加藤一二三VS須佐勝明 アマトップがひかれた天才棋士 (1/2ページ) SANSPO.COM 2011年12月22日
- ^ 亀田興毅「オリンピック!」 2012年4月30日
- ^ “那須川天心の”ボクシング”の実力は?井上尚弥の「第二の師匠」が高評価「かなり上に行くんじゃないかな」”. CoCoKARA. (2023年2月21日) 2023年2月23日閲覧。
- ^ “加藤一二三VS須佐勝明 アマトップがひかれた天才棋士”. 47NEWS (2011年12月20日). 2019年9月23日閲覧。
- ^ “長谷川初のMVP”. boxing.jp (2005年12月). 2012年8月15日閲覧。
- ^ “2006年度年間優秀選手表彰式開催”. 日本ボクシングコミッション (2007年1月23日). 2012年8月15日閲覧。
- ^ “2007年度年間優秀選手表彰式開催”. 日本ボクシングコミッション (2008年1月23日). 2012年8月15日閲覧。
- ^ “アマMVPは須佐 優秀選手賞は初の女子(新本)”. ボクシングニュース「Box-on!」 (2010年12月28日). 2012年8月15日閲覧。
- ^ “MVP西岡、須佐ら 2010年の表彰選手集合!!”. ボクシングニュース「Box-on!」 (2011年1月16日). 2012年8月15日閲覧。
- ^ “年間優秀選手決定”. 日本ボクシングコミッション (2012年1月6日). 2012年8月15日閲覧。
- ^ “2012年間表彰 アマMVPは村田諒太”. ボクシングニュース「Box-on!」 (2013年1月7日). 2013年3月6日閲覧。
映像資料
[編集]- ^ Boxing Men's Fly (52kg) Round of 32 Full Replay -- London 2012 Olympic Games (試合全容) (英語). IOC(国際オリンピック委員会)の公式YouTubeチャンネル. 30 July 2012. 該当時間: 47:12. 2012年8月21日閲覧。